秋の夜長に。


こんばんわ。お久しぶりです。
略して、tです。笑
父の名前も、略すとtkなのですが、私もそれは継いでおります。
秋も深まっていて、少し金木犀の香りが香ると。。。
なんて書こうとしていたら、もうこんな季節になってしまいました。
変わらずみなさまもご自愛ください。

さて、過日、10月の前半に、無事父親の四十九日を
済ませることができました。
祖父の三回忌の、四日前という、なんという奇遇。笑
10月が、なんだか嫌いになりそうな勢いです。

昨年の10月は、というと、手術後の疼痛に悩んでいた頃でしょうか。
でも、全然動けていて、流石に仕事はいけなかったけれども、
元気に過ごしている最中でした。とは言っても、この病は本当に
術後の経過が悪く、手術すれば肺全摘でQOLは非常に悪し。
取らなければ、浸潤によって肺に広がる、だなんてしまいには
免疫療法の副作用が肺炎だなんて、元も子もないことをいわれる始末。


そんな昨年は、前職の職場を休んでいた最中で、
父にも心配をかけていたような気がします。
本人的には、なんというか、ケロっとしていたのですが、
そうではあっても、父もそれでも、私のことはいつでも
信じてくれていて、何があっても、何も言わずに静かに私を
見守ってくれていました。
何かあると、仕事に戻りたい、という彼の姿勢は本当に尊敬します。
自分も、どちらかというと仕事人間だけれども、少し甘い蜜を吸って
職場環境の悪い、頑張れない環境にいたせいか、少し腐ってしまっていた
点は否めません。もう終わったことだし、そこで学べたこともたくさん
あるけれども、今の職場環境が一般的な会社、というものそのものだから
前の会社が異常であった点が、今ではよくわかります。


でも、父親はいわゆる内装業で、それこそ気性の荒い方々がたくさんいた中で
いつも気を遣っていた優しい人でした。
時に元ヤンキーの血が騒いでいたけど・・・
そしてそれは私にも・・・笑

 なんて、思い出話をしていると、彼が50代前半まで吸っていたタバコの
匂いを思い出したり、何気ない時間の大切さを思い出したりして、
ふと寂しくなります。
 今では、和室から、こちらを見守っている彼の写真と位牌が、優しくいつでも
見守ってくれているのはわかっているから、それでもなんとかやっていけるけれど
できることなら、話がしたいな、と思うことは多々あります。なぜなら、彼と同じような職種に転職したからです。
と言っても、私の場合はホワイトカラーと言われる事務方なのですが、知識に関しては本当になくて、というかむしろこの職種につくもんか、なんて思っていたくらいですから、父も最期らへんに、そんな話を聞いていて、びっくりしたかもしれないし、嬉しかったかもしれません。

 どちらにしろ、話や教えを請うところで、本当にタイミング悪かったな、とは思います。でも、この地元で、親の近くで暮らせたことは不幸中の幸い、というか、よかったのかな、と思っております。

 首都圏は、本当にいろいろな環境が整っていて、羨ましいな、と思うことも多々ありますし、今でもその人生を歩んでいたら、今頃どうなっていたのかな、なんてことも考えます。でも、全ては結果であって、今が将来であるから、この運命や自分の決断を、いかに幸せにできるか、というところに、勝負はかかっているのだと、いつも引き戻されます。そこに、父がいないことは、本当に寂しいけれど、普段から口数多くなかった彼の、でもそこにある大きな優しさを、今では懐かしみながら、毎朝、帰り、寝る前に語りかけています。
 そして、彼から受け継いだDNAは、私の人生のいわゆる宿命でもある、全てを見送るという大きな命題に溶けて、これからもずっと生き続けることだと思います。

 さて、少しスピリチュアルにしたところで笑、
今回はこのくらいにしておこうと思います。
紅葉やイルミネーションの写真を、次回は取り入れながら、また。
毎日を大切に。

For peace For smile 



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