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エストニア大統領が自動車税導入法案への署名を拒否

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのニュースから。

こちらは

エストニア大統領が自動車税導入法案への署名を拒否

というニュースです。

簡単に説明すると、エストニアでは昨年から「自動車登録税」と「自動車税」の導入が検討されており、それが先日議会で可決されたのですが

大統領が憲法違反を理由に法案への署名を拒否した

という内容です。

自動車の購入、保有、走行とあらゆる段階でこれだけの税金が掛けられてる日本人からすると

エストニアにこれまでそうした税金が無かったことにも驚きですが、増税に毅然と反対する大統領の存在にも驚かされますね。

国民を詭弁と嘘で騙して増税を押し進める日本政府との落差には本当にため息しか出てきません。

1000万歩譲って仮に増税や税収が必要であったとしても、何をしてもいい訳ではないというのはわざわざ説明する必要もない常識です。

なので当然「実質負担ゼロ」という詭弁で国民を欺くことや、課税根拠のない自動車諸税を取り続けることが許されるはずがなく、こうしたことが放置されているこの国は本当に狂ってると言わざる得ません。

増税や税収の必要性を語るのなら、まずは課税根拠のない税や二重課税を全て廃止してからであるのは当たり前の話です。

これが無い限り政府の説明や言い分を聞く必要は一切なく、「全ての増税に反対」「ごちゃごちゃうるせぇ!減税しろ!」で構わないというこちらの主張に何の問題があるというのでしょう。

よく「減税一辺倒のやつらはおかしい!」という人がいますが、過激で原理主義でカルトでおかしいのは理由もなく課税する政府であり、それを支持する人達です。

税制議論は正確に負担額を明示して、それを争点に選挙で有権者に問う。

課税根拠のない税金を課してはいけない。

二重課税をしてはいけない。

これに異論があるならどうぞ論理的に反論してください。

と、日本政府の滅茶苦茶さへの怒りを書き出すと止まらないですが、話を戻して冒頭のニュースを翻訳していきましょう。


エストニア大統領、自動車税法への署名を拒否

エストニアのアラル・カリス大統領は、6月12日に議会で可決された自動車税導入法案が憲法で保障する「平等な取扱いの原則(差別禁止の原則)」に違反しているとして、署名を拒否した。

カリス大統領は

「この法律では、障害者用に改造された自動車は課税免除となっている」
「これは逆に言えば車両の改造までは必要としない障害者は課税されるということだ」
「この法律での障害者への課税、免税の違いは、障害の度合いではなく車の改造があるかどうかだ」
「平等な取扱いの原則(差別禁止の原則)は、障害のある人を平等に扱うことを保障しているはずだ」

とコメントし、なぜ免税条件が車両の改造の有無に基づいているのか理解できないとした。

この点においては、エストニア障害者会議所も意見書の中で「運動障害を持つ人全員が自動車を改造しているわけではない」と述べている。

またカリス大統領は、免税が障害者用車両のみに適用される変わりに、障害者への補助金の増額を提案している議会の言い分にも同意できないとし

「補助金が増額されたとしても平等な取扱いの原則への侵害がなくなるわけではない」
「障害を持つ一部の人だけを免除し、一方で同様に障害のある人に課税することに合理的な正当性はない」
「平等な取扱いの原則は経済状況に関係なく、憲法がすべての人を保障する独立した価値である」

と述べている。

この大統領の判断により、議会はこの法案を再検討し、憲法に適合させる必要があるだろう。

エストニア商工会議所は、

「新税はエストニア企業の国際競争力を低下させ、国を不況から救うのに何の役にも立たず、むしろ逆効果となる」

として

「自動車税を含むあらゆる新税に反対する」

と表明している。

なお2月の世論調査によると76%が自動車税導入に反対し、賛成はわずか19%だった。


以上です。

最後にある世論調査結果が大統領を動かしている大きな要因だとは思いますが

なんにせよ「その法律は憲法違反だ」として成立を阻止する政治家がいることは羨ましい限りですね。

恐ろしいことに、日本にはそれをいう国会議員は皆無です。

多くの人が勘違いしていますが、憲法において重要なのは「何が書かれているか」ではなく

書かれたことが守られているか

です。

守られない憲法の改正議論に意味はありません。

と、日本の政治の滅茶苦茶さへの怒りを書き出すと止まらないのでこの辺にしておきますが、この国の政治は詭弁と欺瞞にまみれて腐敗しているということだけは皆さんに認識していただき、一緒に

全ての増税に反対

して頂ければと思います。

ということで、今日はここまで。

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