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私と中欧・アルバニアとの出会い②-英語を通じてアルバニア人から教わったこと

こんにちは。Mirëdita!(ミアディータ) 
今回も前回に引き続き、英語学習を通じた、私とアルバニアという国についての出会いについて語っていきたいと思います。

前回の記事はこちらから

ちなみに、見出し画像で使用したこの銅像ですが、アルバニアの英雄、スカンデルベグの雄姿が再現されています。

どんな点で民族的な英雄と言われているかといえば、15世紀オスマン帝国に抵抗し、アルバニアの独立を守ったという君主なんですよね。なるほど、彼の名前はオンライン英会話のアルバニア人講師からよく聞いていたので、その英雄的存在感に納得します。

私が知ったアルバニア

例えば、Googleで日本語検索で"アルバニア"と入力するとそれなりの検索結果はあるように見えます。しかし、生きた情報はかなり少ないように感じます。それは、アルバニアという小国に行く日本人の数の相対的な少なさ、訪れたとしてもヨーロッパ巡りの一環として立ち寄る程度のことが多いからかもしれません。

一番の情報は実際に自分が行動して見聞きしたものなのかなと思います。そこで、オンライン英会話上で、私は自分の英語力をなんとか駆使して40人を超えるアルバニア人講師たちから、実際のアルバニアの情報について聞き出すことにしました。文化、言語、性格、気候、余暇の過ごし方等、アルバニア人の視点からのリアルな情報を得られました。

余談ですが、アルバニアの方は本当に綺麗な方が多いです。理由はわかりませんが。。。

アルバニア人の余暇の過ごし方

前回も紹介した通り、アルバニアはヨーロッパに位置する国で、国土の西側にはアドリア海があります。

ヨーロッパの地図

さて、こちらの地図の中でアルバニアがどこにあるか見つけられますでしょうか?

正解は、ヨーロッパの南側、ギリシャの北にあります。

気候は温暖で、日本と同じく四季があります。今年の夏は、世界各地が猛暑に見舞われましたが、アルバニアの方々も非常に暑い夏を過ごしたようです。地域差もありますが、連日40℃付近まで気温が上がっていたようです。連日、暑い暑いと汗をかきながら授業をしていた彼女たちを思い出します。

うだるような暑さを過ごす彼ら彼女らですが、アルバニアには、水が透き通るほど綺麗なアドリア海があります。学生も社会人(若い世代)もこぞって夏場は夕方に友人たちとビーチへ行きます。それが当たり前の日常だそうです。

One Planet Nations Online から引用

特に、アルバニアの南側に位置するSarandeという都市は、夏場は観光客に大人気です。夏といえば、Sarande。アルバニア人講師たちは口をそろえて言います。

ビーチだけでなく、夕方には友人とカフェに行ったり、散歩に出かけるのが毎日の日課だと皆言います。彼女らの中では、友人というものは近くに住んでいる同士であれば頻繁に会う存在なようです。この感覚は、少し日本と違うのかもしれないなと感じました。

アルバニア人の英語と性格

まずは、私の視点で感じたアルバニア人の性格を語りたいと思います。私は、オンライン英会話だけでなく言語交換もしているので、今まで直接は会ったことはないけれども、電話やメールでやり取りした方はたくさんいます。およそ50か国ほどの方とは、なんらかの形でコミュニケーションをとったことがあります。数で言うと、数百人でしょうか。

そんな中、アルバニア人の性格は、気さくで話好きな方が多いと感じます。そのため、他の国の講師を比較すると私としては授業の満足度が高いです。

それから、皆さん損得勘定を抜きにして他人を助けたいという思いがあるようで、私がアルバニアに旅行することを話すと皆さんこぞって喜んでくださり、私の旅路を少しでもサポートしたいとオファーしてくれます。彼女たちの温かさを感じました。

あと、皆さん英語の発音が非常の良いんですよね。非ネイティブ講師の授業を受講する一つの問題点として、発音の正しさがあると思うんですが、彼女たちは非常にクリアで流暢な英語を話します。

日本語の単語を何度か教えたことがあるのですが、すぐに音として再現できるんですよね。彼女たちは非常に耳が良いです。正確に音を捉えられる能力があるのでしょうか。母国語はアルバニアですが、英語のほか、スペイン語、フランス語、ドイツ語等もある程度わかる方が多いです。特に若い世代は、英語を使える方がかなり多いようです。

さて、次に実際に私が彼女たちと話す中で知ったことですが、彼女たちの中には嘘が嫌いな方が多いようです。日本でしたら、人間関係を円滑にするために、大なり小なり嘘を言いますが、彼女たちにとっては私たちがお世辞というようなものまで”嘘をついている”、ということに分類されるようです。非常に純粋な心を持っていると思います。

特に、嫉妬深さというのがある種のアルバニアの文化なようで、恋人のみならず、友人、家族にまでよく嫉妬してしまうようです。なんか、可愛らしいなあと思いますが、実際のところはよくそれで揉めたりすることもあるとか。そして、嫉妬深さは女性よりも男性のほうが強いようです。

思いはまっすぐ言葉にして伝えるという考え方なようなので、ハイコンテクスト文化を持つ日本人とは、時としてすれ違いが起きるかもしれません。現に私はとあるアルバニア人の方とのやり取りで誤解されてしまった場面がありました。

彼女たちは、感情が表に出やすいです。表情豊かなので、こちらからすれば彼女たちがどのようなことを思っているのか想像しやすいです。もちろん、人による面はありますが、日本人以上に感情表現が豊かなのかなと感じます。

そして、私はあることに興味を持ちました。アルバニアという国は日本でいうと四国と同じくらいの大きさしかないけれども、地域によってそれぞれの性格は異なるのか。そんなことを思った私は、彼女たちに聞き込みをすることにしました。

私の想定通り地域によって、ある程度性格の傾向があるようです。もちろん、全員がそうであるわけではないので誤解しないでくださいね。

例えば、北側の地域に住む方は気が強いようです。北側の地域として有名なのは、Shkoderです。そして、西側に住む方は穏やかな方が多いとか。西側の地域はDurresという小さな都市が有名です。東側の情報はあまり得られませんでした。というのも、こちらの地域に住んでいる方の数がかなり少ないように感じられます。南の方の方は、楽観的な方が多いようです。先ほど紹介しました、Sarandeという地域以外に、VloreKorceBeratFierといった有名な街が多いです。

それぞれの街についてのお話については次回紹介したいと思います。
今日はここまで。では!


続く





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