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#パーソナルDXとは。

みなさん、如何過ごしていますか?

個人的に重要なアナウンスです。
本日2020年10月23日(金)、edukado(エスペラント語で''教育''を意味)という法人を設立しました。

エスペラント語とは、中国語では「世界語」と訳される。世界中のあらゆる人が簡単に学ぶことができ、世界中ですでに使われている母語に成り代わるというよりは、むしろすべての人の第2言語としての国際補助語を目指して造られた言語である。
エスペラントは人工言語であるため、公式にはどの自然言語とも類縁関係にないとされている。どの国の言語でもないため言語による民族感情に左右されず、特定の民族に有利になったり不利になったりしないため、だれでも使用の恩恵を受けられると言われている。(Wikipedia)

要するに''edukado''という言葉には、「教育を通じ、平等で平和な世界創造を目指す。」というメッセージが込められています。

法人名は、

edukado OÜ

OÜ = Private limited company(エストニア語)
となります。

エストニアでの法人設立にはこだわりが有りました。
エストニアはEU加盟国で、北欧(国連が規定する北ヨーロッパ)のバルト三国の最北に位置する小国ですが、電子国家とも呼ばれ''e-Residency''というシステムを採用し外国人の誘致に力を入れています。(日本のマイナンバー制度もe-Residencyを参考にしたと言われています。)
日本にいながらEU圏の法人を運営でき、確定申告なども全てデジタル上で行う事が出来ます。
昨今、日本でもデジタル庁の発足とともに、改めてエストニアの電子国家システムが注目されています。世界中どこにいても法人を運営できる。それが私がエストニアに拘った理由です。
コンサルを通さず、一人で0から手続きをしたので大分時間が掛かってしまいましたが、その分EU圏での法人設立コンサルが出来る位の知識は得たと思います。

#教育に対する情熱

私の教育に対する情熱は日に日に増しています。
コロナ渦に丁度良く40歳になった私は、自分の後半生を見つめ考えました。「世界で一番本質的で重要、且つ次の世代に明るい未来を残せる活動をしよう。」それが教育という世界です。

#学生として

今、University of the People の大学院修士課程で教育学を0から学び直しています。この大学は特殊で、完全オンライン(通学不要)で教材は全てインターネット上で手に入る学術論文を使用します。毎週出題されるテーマに必要なソースを自ら収集し、自習研究をしながら課題(論文、ディスカッション、ポートフォリオ、グループワーク など)をこなすスタイルです。学生の国籍も多様で、同級生はアメリカ、アフリカ諸国、アジア、中東、ヨーロッパ、南米など地球上から先生が集まります。皆が自国の教育に対する持論を語り合う「ディスカッション」は非常に面白く、世界を知る勉強になります。

ユニバーシティ・オブ・ザ・ピープル(University of the People、略称 UoPeople、本部: アメリカ合衆国カリフォルニア州 パサデナ)は、地球上のあらゆる貧困地域、遠隔地域と高等教育機会をつなぎ、高等教育の普及による世界のよりよいコミュニティ生成を目指すことを理念とした、米国の非営利の高等教育機関である。学長は、ユダヤ系イスラエル人の起業家であるシャイ・レシェフ(Shai Reshef)。アメリカ合衆国教育省(U.S.DoED), 大学単位認定審議会(CHEA), 遠距離教育単位認定委員会(DEAC)及びカリフォルニア私立高等教育局(BPPE)に認定されている。(Wikipedia)

#研究者として

同時に、研究者になる為メンターとなる教授を探し、自らアプローチしました。幸いにも素晴らしい教授との出会いに恵まれました。
慶應義塾大学SFC研究所の所員となり、「アフリカ諸国・インド・日本国内における教育を基盤としたソーシャルトランスフォーメーション」という研究プロジェクトへ参加させて頂いています。こちらでは主に、コンゴ民主共和国の教育プロジェクトへ参加させて頂いています。貧困国における教育格差問題への興味からです。ちょうど昨年のこの時期にアフリカ(ケニア・エチオピア)を旅した事も理由の一つです。

慶應義塾大学SFC研究所(えすえふしいけんきゅうじょ、英称:Keio Research Institute at SFC、略称:KRIS)は、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科、総合政策学部、環境情報学部の附属研究所であり、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)にある。
諸科学協調の立場にたって国内外のさまざまな関連活動と双方向の連携をとりながら先端的研究をおこない、社会の発展に寄与することをその目的としており、産官学による研究を推進している。(Wikipedia)

#ビジネスパーソンとして

そして本日、edukado OÜのヨーロッパでの設立により、今後正式にビジネスパーソンとしても教育に関わる事が出来ます。
日本にいながら教育を通じ世界と繋がる事が出来る、パーソナルDXが完成しました。私がコロナ渦で妄想した、学生として、研究者として、ビジネスパーソンとして、そして親としてあらゆる角度から教育に関わる
「教育のトランスフォーメーション」の構想が完成したのです。
これはやっとスタートラインに立てたというだけで、後は地道に走るだけです。

教育という世界は知れば知るほど課題が多く、私の後半生をかけて取り組む価値の有る活動だと思っています。edukado OÜ は私にとって、学び、研究した成果を社会へ実装する機能です。
今正に、コロナによる外国人入国規制で日本語教師の仕事が減り、それだけで生活が出来ない教師も現れています。先ずは、日本語教師達を巻き込み、先生が持続可能に成長し活躍が出来る社会を創りたいと思います。
そして7人に1人と言われる日本の子供たちの貧困問題から生じる教育機会の格差問題。アフリカ諸国をはじめとする貧困国の子供たちの教育機会の損失。特に貧困国には学校が無い地域も多く、教育学だけではその問題は解決出来ません。今後は開発学や経営学なども学び、複雑な国際社会問題と向き合っていきたいと思います。

「教育はボランティア(非営利)でするものだ。」というコンベンション(固定観念)が教育の進化を阻んでいるいう仮説を私は持っていますが、
素晴らしい先生を世界に平等に確保するためには、ビジネスやマーケティングの概念を教育の世界に取り入れ、進化させる必要が有ると考えています。ここにディスラプション(創造的破壊)の可能性が有ると思っています。

長くなりましたが、私にとって明るいニュースでした。

日本にいながら、アメリカの大学院で学び、ヨーロッパの法人を運営し、アフリカ諸国、インド、日本各地と教育を通じ、デジタルで繋がる。これが私にとっての新しい旅の形、パーソナルDXだと思っています。

この教育という世界に成功という概念は存在しないと思っています。ひたすら活動し続ける事が大切。という信念で頑張ります。

40歳の次のステージが楽しみです。

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