「起業前に読んでおくべきやった!」と後悔したぐらい素晴らしい本 Top5

起業に関する投稿もしていきたいと思います😃


僕は2014年に独立起業をしましたが、

実際に起業をしてみると、

起業前に思ってたこと全然違う!

ということに多々遭遇してきました😅


起業前から、多少は本なり読んだりしてましたが、

実際の色々な問題に遭遇して、自分の知識不足を痛感しましたね。


知っていたら、もっとスムーズにスタートアップの経営が出来たのに・・・

と悔やんだことは数知れません。


このように、僕はかなり遠回りをしてしまいったので、

もしこれから起業するという人がいたら、

何か参考になるような情報を提供できればなと思っています😃


僕は典型的なしくじり先生なので、

皆さんがこうなりませんように🙏という願いを込めて、

書かせて頂きますね。


今回は、

「ああ、起業前にこれらの本に出会っていれば、良かったのになぁ」

という本を紹介させて頂きたいなと思います😃


簡単な自己紹介

まずは、簡単に自己紹介をさせて頂きます。

どんな人間から知らん人の話を読む気にもなれへんと思いますので😅

・株式会社ROXという需要予測AI開発を中心とした、

 AI開発やデータ分析のスタートアップを創業し、今も経営してます。
 
 起業する前は、技術者や営業マンをしていたサラリーマンでした。

 なので、会社経営に関する経験はゼロでした。
 
 ちなみに、起業した動機は以下の記事で詳細に書かせて頂いてます。


・起業後、開発した来店客数予測AI -Hawk-というのが少しだけヒットし、
 
 大手チェーンの店舗や、POSレジ会社にも導入が出来て、

 成長をしてきました😃

 TBSのNews23や、日経新聞などでも取り上げて頂きました


・会社自体は、2020年の末に全株を売却しました。

 スタートアップ界隈でいうところの所謂Exitですね。

 僕の場合は、M&Aの会社売却(バイアウト)になります。

 ただ、紆余曲折ありまして、現時点ではまた僕の手元に会社が

 戻ってきました。

 僕ともう一人の取締役の二人で全株を持って今は経営しています。


さて、本題です👍

以下は、起業前の自分に

「これだけは読んどきや」

と薦めたい本です。

「起業前に読んでおくべきやった!」と後悔したぐらい素晴らしい本

1位 : 起業の科学

一番には、田所雅之さんの起業の科学を挙げたいと思います。

この本に出会うまで、厳密には田所さんの講演を聞くまでは、

僕はスタートアップというのは

「情熱に基づいてやっていくもの🔥」

と思っていました。

「ベンチャーは、くじけない心の強さ、根性の勝負や!」

とまで考えていました💦

ただ、このようにガムシャラにやっていると、

様々な事業の判断をする際に、思い込みで進めてしまうんです。


具体的にいうと、例えば僕はビジネスを複数やっていた時期がありました。

どのビジネスに絞れば良いのか、わからなかったんです。

一つのビジネスは自分の思い入れがあるし、

もう一つのビジネスは既にお客さんに評価していただいているし、

他のビジネスは・・・ と言った感じで、

それぞれのビジネスに理由があって複数やっていました。


そんな、「指針の無い」僕に、明確な道しるべをくれたのが、

田所さんの起業の科学です。


この本を読んで勉強し、

PMF(Product Market Fit)という概念を知ってからは、

PMF達成をまずは目標としました。


複数の事業のうち、PMFを達成できるビジネスに絞ろうという判断が出来たんです。

すると、事業が軌道に乗り始め、会社も成長したという経験があります。


僕に道しるべをくれた、恩人(恩本)とも言える素晴らしい本です。



2位 : 嫌われる勇気

この本の素晴らしさは、起業に限らないかもしれません。

しかし、僕にとっては起業のプロセスを歩む上で、

非常に僕を支えてくれた本です。

端的に言えば、

「他人にどう思われるかは、自分ではどうしようも出来ない」

ということを強烈に再認識させてくれた本です。


仕事をしていると、いろいろとありますよね。。。

僕も、会社員時代もほんまに色々とありましたが、

起業をした後は全てにおいて自分が全責任者なので、

より一層責任を重く感じてきました。

(この責任の重さが、やりがいにもなるんですけどね)


言われも無い誹謗を受けたり、批判をされたり、嫌がらせをされたり。。

裏切られたり、脅されたりもありました。

いろいろと貴重な経験をしましたが、こういったことを

全責任者として経験するのは、なかなかタフなことでした。


ただ、こういったことを、明確に、良い意味で割り切って

対処させてくれたのが、この本です。

創業当初は、ネガティブな出来事に心が振り回されていたのですが、

この本に出会えてかなり冷静に考えれるようになったと思います。


「あの人にどう思われるかは、自分ではどうしようもない」

つまりは、他者の課題を、明確に自分から分離できる考え方に出会えたのは、

大きな財産となりました。

それからはちょっとした誹謗や批判は気にならなくなりましたね。


心の休まる場所をくれた本とも言えます。



3位 : 一倉定の経営心得

もう購入すらも難しい本かなとは思います🤔

しかし、名著です。

この一倉さんの本は、経営者の背筋を伸ばしてくれるものと感じています。

非常に情熱的な方だったらしく、一倉さんの塾では経営者を怒鳴って怒ることも多々あったとか。。

そういったことが、文面からも非常に伝わってくる内容です。

心得の本なので、経営者の考え方として非常に勉強になります。

僕なりの表現でいうと、この本が言っているのは、

「会社はほぼ経営者の姿を映す鏡なので、

 経営者が誠実に前向きに仕事に取り組まなあかん」

というものです。

つまりは、

「会社が悪ければ、それは100%経営者が悪い」

ということでもあります。

「従業員には一切の罪はない」

と。
本当にその通りやと思います。


また、

「ファブレスメーカーが一番良い経営形態」

と書いているなど、具体的な経営方針についても触れています。



4位 : 引き算する勇気 会社を強くする逆転発想

取引先のある和菓子屋の社長が薦めてくれた本です。

ベテランの女性の社長でした。

その社長から言われたとても印象的な一言があります。

中川さん、あなたがラーメンを食べたい時に、店の看板に
   『ラーメン・うどん・カレー・定食』
と書いてある店と、
   『ラーメン』
とだけ書いてある店、どっちに入る?

僕ならば『ラーメン』と書いてある店ですと答えました。

そういうことだと教えてくれました。


みんな、ついつい何でもかんでもやってしまおうとしがち。

経営者でも部長でも社員でも、商品やサービスを増やしてしまう。

違うんだ、と。


お客様にいかにわかりやく接するか、それが大事なんだ。

看板に「ラーメン」とだけ書いてある方が、

お客様にわかりやすいでしょ、

ラーメンを食べたいお客様ならより安心して入れるんではないですか、

というお話でした。


もちろん、時には「ラーメン・うどん・カレー・定食」と書いている店舗が

必要なこともあるでしょう。

それは立地であったり、顧客のニーズであったり、

様々な理由からそのように増やしたケースかと思います。

そういった方針を否定するものではありません。


ただ、僕のような弱小のスタートアップが、

「あれもやります、これもやります、」では

お客様はあなたを選ばないよ、

小さい会社はそんなに多くのお客様を取り込もうとしなくて良いだよ、

というご指摘でした。


それよりも、「なになに専門」という看板を掲げた方が、

お客様はあなたに頼みやすくなる

そうした方がいいんじゃないの?と言ってくれました。


それから僕は、事業の取捨選択をして、自社のHPも出来るだけ

「需要予測なら当社へ」

などとシンプルなものにしました。

(現在はまた変革期なので、HPのニュアンスが変わっています)

その結果、仕事が増えました。


取引先の社長が薦めてくれたとおり、

この本の方針に従って経営したことが、非常に良い結果に結び付きました。


ある程度年数が経ってから知れただけでも良かったのですが、

出来れば創業の最初から知っておきたかった本です。



5位 : 稲盛和夫の実学

創業当時、経営の素人の僕にとっては、全てが新しいことでした。

そんな中、

・対顧客であれば、上記の「引き算する勇気」が参考になったり、

・事業方針であれば「起業の科学」が参考になったり、

・経営の考え方であれば「一倉定の経営心得」が参考になったり

したのですが、

会社の中身の話、つまり会計や管理の話については、

なかなか本質的なことがわかっていませんでした。


そんな状況の僕が、出会えてバイブルのように参考にしたのが、

この稲盛さんの本です。


「簿外処理は一切許さない」

など、徹底した会計管理について書いてある本です。

いや、会計管理の徹底ぶりというか、

ポリシーとしての誠実な会計という表現の方が適切かもしれません。

信念として、経営者が正しい数字を把握する、

誠実な正しい経営をするために必要な考え方が書いてあります。


なお、本書でも有名なアメーバ経営についても触れられています。

アメーバ経営についても、とても参考にさせて頂きました。




今日の記事は、一旦以上とさせて頂きます。


実はもっとオススメ本があります。😅

しかし、あまり記事が長すぎても読みにくいかなと思い、

Top5までにしました。


機会があれば他のオススメ本のことも書いていきたいと思いますが、

もし「少しでも早く他のオススメ本も読みたい」という方がいらっしゃったら、

お手数おかけしますが、「いいね」やコメントで反応を頂ければ嬉しいです。🙇‍♂️



今日も読んで頂いて有難う御座いました😃


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