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80年代ハードロック個人的10選Ⅲ

80年代ハードロック個人的10選を前回やったのが去年の10月8日とかで約1年ぶりにこのシリーズ第3弾をやりたいと思います。90年代ハードロックを立て続けにやっていて「そのうち80年代も」と思っているうちにだらだら長く時間が経過していったような気もします。今回もメロディ重視、初心者にもわかりやすい、というか僕自身そこまでハードロックのマニアでもないので、「聞きやすさ」重視の選曲となっておりますがお手柔らかにお願いします。何せマニアの多い世界だというのは昔ハードロック専門誌「BURRN!」を読んでいて嫌というほど思い知っているので。僕自身ジャンルレスにいい音楽聴いていきたい方なのでそこまでハードロックだけに沼った時間は長くなく、でも何だかんだで一番好きなジャンルだったなあといろいろ思ったりするややこしい人間ではあります。まあそんな感じですが早速どうぞ。


Lay It Down / Ratt (1985年)
これは少し前にブックオフに売ってしまった「ハードロック・ヒッツ2」というコンピレーションアルバムに入っていた曲で、昔ボンジョヴィとかからハードロックに入った時にライナーノーツを書いていたメタルゴッド「伊藤正則」氏がその中で触れていたバンドとして認識していてようやく辿り着いたバンドでもあります。正直ラットはこの曲と「ラウンド・アンド・ラウンド」しか知らないですが、この曲は80年代テイスト、僕好みのサウンドをしていて好きになった感じです。18歳とかの感受性が一番求めていたのはこういう80年代の荒々しいけど切ない感じの音だったなあ、と今でも懐かしく思い出したりします。


The Final Countdown / Europpe (1986年)
ある意味一番有名なハードロックの曲かもしれないです。僕はプロレスは全く詳しくないのであれですが、新日本プロレスかもう一つの団体か、どっちかでやたら登場曲としてかかっていた記憶があります。80年代とか子供の時一番聞いていた洋楽の曲だったかも。この曲自身は洋楽コンピレーションアルバム集「MANIAX」という「MEGA HITS 80s」の姉妹版の6枚組のCD全集を通販で購入した時のアルバムの第1集に入っていて「ようやく手に入れた」と喜んだ記憶があります。イントロだけでも今でもどこかでよく使われていたりしますね。そういう意味では凄い発明やなあと思ったりします。


Talk Dirty To Me / Poison (1987年)
ここから洋楽及びハードロックがピークを迎えたであろうと個人的に解釈している1987年の楽曲が続きます。この年の質と量が半端ないと特にハードロックでは思ったりするので、この年代に思春期送っていたらたまらなかっただろうな、とある意味憧れの年でもあります。実際の僕は小学3年生とかで、聖闘士星矢のアニメに夢中になって聖衣のフィギュアを集めたり、ビックリマンシールにハマったりしていて音楽は知る由もなかった子供でしたが。ファミコンもドラクエⅡとかいろいろやってたなあ。そんな年の楽曲としてまずこれもこの前売ってしまったポイズンのデビュー曲で、あの軽いハードロックンロールなサウンドがいかにも80年代の煌びやかで華やかな雰囲気を持った感じがしてお気に入りの一曲でもあります。天国みたいな時代やなあと思ったり。戻りたいし、タイムスリップして行ってみたい時代でもあります。


Is This Love / Whitesnake (1987年)
ハードロックのバラードでも一番好きな曲の一つで、昔からよく聞いておりました。ホワイトスネイクのデイヴィッドカバーデイルの夜の雰囲気と言いますか、80年代の危うい雰囲気を纏った、尚且つノスタルジックに響く、何とも言えない曲で、個人的にはかなりツボな一曲でもあります。この曲にハマっていた当時、僕個人は通っていた高校を今思えば若気の至りで中退して通信制の高校に入ってそこで馴染めなかったバレーボール部なんかに入って、それまでいた進学校の真面目な雰囲気とは真逆の茶髪な人たち、夜も遊んでいそうな雰囲気の人たち(偏見多め)の中でつっぱって何とか自我をキープしていた時代でして。その人たちが「IS THIS LOVE」と当時ヒットしていた小室哲哉率いるglobeの方の楽曲を歌ったり「この曲いいね」とか言っているのを聴いてひとり心の中で「絶対ホワイトスネイクの方が名曲やろ、知らんのか」と吐き捨てていたのを懐かしく思い出したりします。その後その通信制の高校で隣に座ったちょっと怖めの人に声かけてその人は2つくらい年上の20歳の人でしたがヴァンヘイレンとかメタリカ好きなハードロックパイセンで、いろいろ教えてもらったりしました。まあでもメタリカは行かなかったですね。やっぱり昔から聴きやすい曲の方が好きだったので。そこがハードロックの分水嶺みたいな感じだったかなと個人的に思ったりします。メタリカとかにハマったらより向こうにハマっていくみたいな。これも偏見かな。あくまでどこまでも自分の感受性重視なのは今も昔も変わっていない、そこだけはブレていないとは思います。


Paradise City / Guns N' Roses (1987年)
ガンズは毎回「80年代ハードロック個人的10選」に入れておりやっぱりこの代表曲も入れておこうかなと思った次第です。本当は「Think About You」とか「You're Crazy」とかの方が好きだったりするのですが、MVとかなかったのでそれはまた第4弾とかでやりたいと思います。さすがに第4弾で弾切れにはなりそうですが、80年代ハードロックとかは。90年代ハードロックももう一回やって終わりかなあ、とか思ったりします。やっぱりそこまでマニアではなかったので。イギリスのジューダスプリーストやアイアンメイデンとか通る前に引きこもりとかでパワーダウンして、行く気満々でしたがオアシスやレディオヘッドとかに流れていきましたね。その頃の陰鬱な精神状態のままに。まだ社会とかに繋がっていたらもう少しハードロック探検して有名どころは一通り聞いていたかもです。


Rocket / Def Leppard (1987年)
ここからデフレパードが続きます。この年に発売され1500万枚も売れた「ヒステリア」からの楽曲で80年代ハードロック個人的10選でも2回連続でこのアルバムから選んだりしていますが、今回はさらに3曲追加出来てしまう、やっぱりとんでもないアルバムなんやなあ、いや個人的な好みがこのアルバムドンピシャで。僕がイメージする80年代ハードロックのど真ん中みたいな。でもボンジョヴィとかの入門編でもないし、そこまで大丈夫かなとか、やはりマニアの目は気になっていたり。よくわからない感じでしたね。さっき書いた通信制高校で知り合った人とは別の友人でこのハードロック記事でも何回か紹介した相当なマニアに「まだボンジョヴィかいな、だっさ」とか平気で言われたりして。でもハードロックが何よりも惹かれたジャンルだったから「負けるものか」と意気込んでいた僕が辿り着いた「どうや、デフレパードまで行ったぞ」とか勝手に個人的にそいつに対して思ったり。でも実際には言えなかったですね、言ったらまた「まだそんなとこか」と言われるに決まってるし。思春期的な心情も合わさってややこしい時期でしたがハードロックを開拓していくのは楽しかった青春の思い出ではあります。


Pour Some Sugar On Me / Def Leppard (1987年)
これもデフレパードの1987年のアルバム「ヒステリア」から。このアルバムでは一曲目ではないのですが、90年代に出て僕が初めてデフレパードを知ったベスト盤の一曲目がこの曲だったので僕の中ではデフレパードの一曲目の曲として認知しております。パワーバラードっぽい感じでですが、ちゃんとロックしていて、緩やかながら力強さも感じる、やっぱり一曲目の雰囲気がしますね。ボンジョヴィのアルバムの一曲目とかもこういう曲が多かったので、余計にそう思ったりします。


Armageddon It / Def Leppard (1987年)
これも「ヒステリア」から。本当に聴きやすい曲が多くて。90年代のベスト盤にも「ヒステリア」から最多の7曲も収録されていて。それまではボンジョヴィの3枚目「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」とかが80年代で最も売れたハードロックのアルバムかなとか思っていたのですが、この「ヒステリア」とかホワイトスネイクの「サーペンス・アルバス」とかガンズの「アペタイト・フォー・デストラクション」とかも1000万枚以上売れてそれもほとんどこの1987年とかに発売とかで、ボンジョヴィだけ1986年で、それがこのハードロックの世界が大衆に受け入れられるきっかけにもなったとかで、この年がやはりハードロックの頂点みたいな一年とかやったんかなと思ったりします。時代のエネルギーが憧れレベルの感じで。やっぱりタイムスリップしてみたい時代ですね。


Once Bitten Twice Shy / Great White (1989年)
これは件のコンピレーションアルバム集「MANIAX」の中に入っていて知った曲でして。掘り出し物を見つけた感じで嬉しかったですね。伊藤正則さんのライナーノーツにも度々出てきていた「これ知っていたらマニアかも」なバンドだったような勝手なイメージでしたがそういう感じでしたので。で、聞いてみたら初心者にも聴きやすい曲で一発で気に入りました。伊藤正則さんのラジオも関西のFM802とかで火曜日やったかな夜10時からハードロック専門番組やっていて1997年とかから熱心に「勉強させてもらいます」精神で聴いてました。でも半年か1年後には深夜に移ってそこからちょっと聞きにくくなり丁度僕がハードロックから離れていくタイミングとも重なりましたね。でも今でもお元気に番組、あれからずっと変わらず深夜枠でFM802でやっておられるようで、たまには聞いてみようかな。たぶん、何一つかかっている曲とかバンドわからないとは思いますが、相当マニアな番組だったので。でも知らない曲とか知ることが出来て楽しかったなあ、と懐かしく思い出します。


Kick Start My Heart / Motley Crue (1989年)
モトリークルーの1989年の大ヒットアルバム「ドクター・フィールグッド」から。タイトル曲も好きですが最近はこの曲も好きです。スラッシュメタル的な速さもありながらキャッチ―でもいて、好みの物件みたいな。でも丁度80年代最後の時代の大ヒットアルバムで、ここからハードロック冬の時代に入って行くからなんか、黄昏感もある、切ない一曲かな、と個人的に思ったりします。80年代が大好きだったから、その終わりの年の1989年はちょっとあんまり好きじゃないかな。いい曲はありますが、何か楽園の終わりみたいな感じもして、やっぱり切ない年かなと思ったりします。個人的にも小学5年とかでいつまでも子どもでいられない思春期の入り口みたいな感受性で、余計にこの年とか「うわこれ以上行きたくない」というのがいろいろ重なって思えたりしたのかな、と今振り返ると思ったりします。MVは映像付きのものが音飛びしていたので静止画で失礼します。映像バージョンカッコよかったので使いたかったのですが。


やっぱり80年代のハードロックは胸が熱くなりますね。一番好きな時代の一番好きなサウンドみたいな感じがして、未だにたまらない気持ちになります。引きこもりにならずに元気で青春過ごしていたらもっといろいろいい曲を一番感受性の強い時代にもっと広げて聞けていたのかもしれないですね。今はもうそこまで若くないないので音楽の趣味もハードロックだけとかあの頃みたいは難しくなって、貪欲に開拓していく気力はなさそうですが、やっぱりそろそろ有名な残りのバンド、メタリカ、ジューダスプリースト、アイアンメイデンとかは死ぬまでにちゃんと一回は聞いておこうかな。何か悔いが残りそうなので。そこからまさかのマニアになっていくかも。でも案外一番好きだったジャンルだから、元気取り戻すようにしてハマっていくかも、です。まあそのうち、とか言っている間にまたやらない可能性もあるから何とも言えませんが笑。でもいろいろ勉強してハードロック知っていったら第5弾以降も80年代、90年代ハードロックのこのシリーズ出来るかもなので、やってみる価値はあるかな。まあ無理せず広げていきたいです。基本無理しないのがスタンスなので、人生の。ではまた何かの10選とかで。

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