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ゲームという魔法【エッセイ・小説】

 家にテレビゲームがやってきた。もうそれだけで魔法にかかったみたいに夢中になって、大量の時間が過ぎた。初めて買ってもらったゲームのソフトはファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」だった。一年遅れで。でもめちゃくちゃ嬉しくて、あんなに心踊る経験はその後の人生でほとんどなかった。一番純粋で、一番子供心に歓喜を呼び起こすもの、それが「ファミコン」であり、「スーパーマリオブラザーズ」だった。きっと魔法使いが魔法を使ったんだ。世界中の子供たちに一斉に。
 
 ──ここは魔界……悪魔神官たちが会合している……
 
「これで、子供たちの心は遠く離れたところへ幽閉されますね」
「ああ、現実のほとんどすべてを灰色に染めて、そのうちもっと刺激が欲しくなって、ちょっとやそっとのことでは、感動しなくなる」
「一番純粋な時期に、感動する心、他人と協調する心を壊しておけば、大人になって真ん中に穴が開いているのを気持ち悪がって、外の世界に上手くコンタクト出来ないようになっていくのさ。大なり小なり、多くの者がそうなっていく」
「その結果として……いやこれは契約上の守秘義務があるから、これ以上は言えないな」
「まあな。その時が来たら分かることさ」
 
 僕たちはまだ魔法が解けないまま、次から次へと発売される新作ソフトを夢中になって、手を伸ばし続けた。マリオの次はゼルダ、ドラクエ、ストⅡ、FF、ああ、ああ、ああ。退屈なこの世界で僕らは溺れるように夢中になって、本当に進んでいることには見向きもしないで……。
 
 ──ここは天上界……天使たちが会合している…… 
 
「ゲームとは彼らも考えましたね。彼らとはベクトルは違いますが、知的レベルにはそう差がないですからね」
「しかし、このままではこの子供たちは必ずアパシーになっていきますよ。かなりの部分」
「一回そうなると、監獄に入ったみたいになって、提供される世界の中でしかものが見えなくなって、考えられなくなりますからね」
「少し先の様子を見てきましょうか」
「お願いします」
 
 ──ここはそれから数十年後の世界……日本国……
 
「ニュースの時間です……」
「いやねえ、また無差別殺人だって。誰でも良かった?最近多いのよね。動機不明の凶悪犯罪が……」
「私の意見ですと……家庭内での母子密着……」
「いや、共同体の破壊による孤独な若者が増えて……」
「島宇宙的にそれぞれの趣味が分かれて、誰も重なり合うところが少なくなり……」
 
 街の景色は、最初に注入されたままの色だ。最初って何?
 
 ──再び魔界……悪魔神官たちは場所を移していた……
 
「ここから見る景色は最高だな」
「ああ、誰も色を消して何色でもない」
「いや、完全に染まってしまわない子供も一定数いるけどな」
「そうだな、ちょっと気になるが、まだ我々のところまでは来れないだろう」
「それにしても、上手く行ったな。人間の強欲さがここまで支配的になる装置なんて、なかったもんな」
「時代が変わったって言ってるやつもいるけど、ますますわけわからないことになっていくのによ」
「人間の手に負えない装置の起源が、ここにあるなんてやっぱり奴らには見えんか」
「俺らだってそこまで見通せてはいないけどな」
「落ちこぼれがそのうち爆弾でもぶっ放してくよ……まあ見てろって」
「でも気になるな」
「何がだ?」
「染まらない連中さ」
「第一世代以降に生まれた子供たちのことか?」
「ああ、奴らは逆にこっちの仕組みを逆撫でするように、波を乗りこなしているようにも見える」
「進化の秘宝でも天使たちが使ったのか?」
「いや、そこまでは確認出来ていない。でも明らかに行動パターンがこれまでの染まりやすかった世代とは異なっている」
「俺たちの支配力が及ばなくなってきているってことか?」
「画面上の周波数は今いくらだ?」
「○○○○だが」
「奴らはそんな微細なところもすり抜けていくってのか?」
「どうやらそうらしい」
「じゃあ、ここまで来るってのか?」
「人間のままで? 今までは魂売ったやつしか来れなかったのにな」
「人間ではないな。天使がたくさん入っている形になってきている」
「どういうことだ?」
「まだ分析の途中だ、もう少し待ってくれ」
 
 ──灰色に染まった街にもう一回彩りを与えるのもゲームだった。
 
「おい、今度のゼルダの新作、めっちゃ面白いらしいな」
「ああ、最高傑作と言われたあのソフトをさらに越えて来るって話らしいぜ」
「俺まだゼルダやったことないけど、やってみようかな」
「絶対面白いって、間違いない」
 
 ──ここはまた天上界……天使が地上の見回りに行く準備をしながら話している……
 
「最初はどうなることか、心配しましたが、越えて来るなんてちょっと想像しなかったですね」
「進化の秘宝、先輩どこかで使いましたか?」
「まあね。やられっぱなしじゃ癪だから」
「やっぱり。そこを通り抜けて地上に出ていった子たちが今、奴らの支配を潜り抜けて、もう一度地上に色を加えていますね」
「ええ。ここから見ても、はっきりとそれがわかりますね」
「……地球ってこんなにも美しかったんだ」
「でも残念ながら、進化の秘宝を使う前に彼らにつかまって出られなくなった者達が、今彼らの操り人形としてあちこちでやらかしてますけどね」
「それは仕方ないです。私たちだって彼らがあそこまで支配力を高めて、地上の資本家と手を組むなんて想像もしてなかったですから」
「でもそれに対する免疫を持って、世界が変わっていくきっかけを作った古い世代もいますね」
「シリコンバレーの連中ですか」
「あそこは、誰がいるのかちょっと把握できていないですが。彼ら側の連中も一定数いますかね?」
「そればかりとは限りませんよ。とにかく見ていて楽しいところですから」
「人間が限界状況に置かれたときの英知の結集の仕方のプロセスがよくわかります」
「競争? 狂騒? 協奏?」
「全部」
「やっぱり。すごいわ。退屈しないで済みますね」
「私たち抜きでどこまでやれるか、見てみたい誘惑にも駆られますが……」
「それはまだ早いでしょう。彼らの暴走ぶりは歴史が証明して ますから」
「ファミコンも、もとはあそこで……」
「いや、それ以上は言わないでおきましょう」
「場所なんて関係ないですね。ようはそこから出る周波数の問題ですから」
「そうです」
 
 ……とまあ、こんなからくりも裏ではあったのかもなんて頭の片隅に置いておいても損はないかな……。  
 
 ファミコンが発売されてもうすぐ丁度40年。1983年7月15日。世界を変えるきっかけとなったファミコンが日本国、京都の一玩具メーカー、任天堂によって発売された。それまでのゲームと言えば、ゲームセンターまで行って、わざわざお金を払ってやるものだったのが、何と家であのゲームセンタ―の人気作「ドンキーコング」が出来るなんて、まるで夢のようだ……。
 
 ──おい……今日お前の家に行っていいか?
マリオしようぜ。それから、ゼルダもあるだろう? 
宿題なんて夜やればいいんだよう。
 
 ──いつまでしてんの? ご飯冷めちゃうじゃない?
……今いいところなんだから、セーブできないんだよ。
お母さんに言っても、分かんないだろうけど。
……あの子、最近変わったわね……。
 
 ──お前に教えたるけどな、実は伝説の勇者って、主人公の子供やねん。
……うそ? それ聞きたなかったわーー。
──まだやったん? ごめん、ごめん。ついでに言っとくと、フィールド歩いてたら急に洞窟入ってな、その奥になんとⅣのエスタークがおるねん。 
……それも言うたらアカンやつやん、俺まだやのに……。 
──お前、そんなに怒んなって、冗談やん、冗談やって。
 
 ……おい、オレ今マリオサーキットコース1の新記録出したで、凄いやろ?
──お前、そんなんしてる場合とちゃうやろ?
 
 
 20歳過ぎたらあんまりゲームをしなくなりました。忙しすぎて。でもそれまでの時間のほとんどは、悪魔さんの言った通り古い世代の人間で、彼らの出す周波数を越えることなく、見事に捕まっていましたね。監獄のような世界に。現実を捨てない程度に楽しんで付き合っていくのが一番ですね。たぶん、大丈夫でしょうが、いろいろ仕掛けとかあるのかも、ないのかも。
    でも凄い影響力があるから、もう歴史は変えられないし、このままどこまでも、よきもあしきも飲み込んで流れていくのでしょう。染まり過ぎないように、逆に染めていけるように、何かが今日も世界の何処かで、ゲームの中で外でうまれていっているのかもしれません。もう僕はたいして最近のゲームとか知らないですけど、第一世代として一応、ゲームについて語ってみました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
これにて失礼します。     
 
 
 ──エンドロール──
 
(出演) 私
     悪魔神官A
     悪魔神官B
     天使A
     天使B
     ニュースキャスター
     中年女性
     評論家A
     評論家B
     友人A
     母
        友人B
     友人C
 
 (制作・企画) 私
 
 (サンクス・トゥー)
   これまでのたくさんのゲーム。
   そして壮大な実験場だったこの40年の
      世界とそこで暮らす人々
                       
     ──ジ・エンド──

   おまけ~好きなゲームベスト22

  1位 ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…    (FC)
  2位 クロノトリガー     (SFC)
  3位  迷宮組曲       (FC)
  4位 SDガンダム2 カプセル戦記      (FC)
  5位 キャプテン翼Ⅱ スーパーストライカー  (FC)         
  6位 スーパーマリオブラザーズ (FC)
  7位 スーパーマリオカート  (SFC)
  8位 ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁    (SFC)
  9位 スーパーマリオワールド (SFC)
10位 シムシティ       (SFC)
11位 ストリートファイターⅡ   (SFC)
12位 すーぱーぷよぷよ    (SFC)
13位 ファイナルファンタジーⅤ  (SFC)
14位 ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち  (PS)
15位 熱血高校ドッジボール部  (FC)
16位 ファイナルファンタジーⅢ  (FC)
17位 スーパードンキーコング (SFC)
18位 ロックマン2 Drワイリーの謎     (FC)
19位 スーパーマリオブラザーズ3(FC)
20位 ファミスタ‘89 開幕版    (FC)
21位 テトリス         (GB)
22位 遥かなるオーガスタ2 マスターズ   (SFC)
  
    さらにおまけ──ランキングゲーム解説──
 
 ドラクエⅢは人生で一番やり込んだゲームで、その世界観とかにシビレまくりでしたね。大昔のゲームで伝わるか不安ですが、ラスボスのバラモス倒して「ああ、やっとエンディング見ることが出来る」と思ってアリアハンの城に戻ってから「わはははは。我が名はゾーマ」と城の兵士がひとりずつ消されていくあの衝撃たるや、さらに主人公が勇者ロト伝説の始まりとなっているあの神シナリオ……子供の心を鷲掴みにされて、20歳まで何回もレベル九九にしてしまうくらい、劇薬的にハマった人生最高の一本です。恐らくswitchの後継機くらいでリメイク版が出て来るんじゃないかと、睨んでいて、案の定買わされてしまうんでしょうね、僕らハマった世代は、その後継機ごと。
 クロノトリガーはファミ通のアンケートで平成最高のゲームの第一位に輝いて名作RPGです。音楽も最高にいいです。今スマホでダウンロードして20年ぶりくらいにやっています。やっぱり、面白いですね。ゲームシナリオとかドラクエの堀井雄二、FFの坂口博信が書いたりしているから、二人ともドラクエ、FFを越えるゲームを作らないと、世間が納得しないというプレッシャーに見事打ち勝って歴史に残るRPGを作り出しました。是非一度やってみてください。
 迷宮組曲はファミコン初期の中では最高傑作だと思っているアクションゲームで、その世界観と遊び心地とか、僕個人にとって一番純粋ですごく懐かしくて楽しかった子ども時代を思い出させるゲームです。
 SDガンダム2カプセル戦記はシミュレーションゲームでありながら、敵のマスと重なったら、一対一のガンダムのキャラ同士の対戦型アクションゲームになるという、凄く面白いゲームで、これもかなりハマりました。友達としょっちゅう遊んでいたいい思い出が多いゲームですね。
 キャプテン翼Ⅱはサッカーシミュレーションゲームで、スポーツの腕前というか、その時々のパス、シュート、ドリブルなどを場面場面で切り替えて、コマンドしていくそれまでの単純なサッカーゲームとは一線を画すゲームで、面白かったです。レトロゲームの中でも今やっても面白いゲームのひとつだと思うので、キャプテン翼を知っていてもいなくても楽しめると思います。
 スーパーマリオブラザーズは説明不要の歴史を変えたゲームですね。これがゲーム時代の幕開けを告げたと言っても過言じゃない、スマホの登場に匹敵する革命的発明だと思っています。多くの子供が虜になって、世界を変えていきましたね。
 スーパーマリオカートはスーパーファミコンで初めて発売されて、それまでのレースゲームの敷居を低くして、スーパーファミコンでの売り上げナンバーワンのソフトです。よくまあ、こんなに面白いゲームを考え付いたな、やっぱり任天堂には裏に何か、僕の今回の作品中の悪魔か何か、別の目的を持った連中がついているんじゃないか、って勘繰りたくなるくらい、多くの子供を虜にさせるゲームを次から次へと発売していっていましたね。まあ、僕も相当にハマった口ですが。
 ドラクエⅤはドラクエでは一番人気があるみたいですね。ゲーム総選挙とかいうテレビ番組でもゼルダの伝説ブレスオブワイルドに次いで、2番目にランクされていたくらいですから。たしかに、結婚とか子供が勇者とか(ネタばれゴメン)シナリオはいいし、戦闘後のモンスターが起き上がって仲間になるシステムとかハマりまくり。少し自慢を。僕はこのゲームの最後の方に出てくるめったに仲間にならないキラーマシンをなんと3匹も仲間にしていました。日本でもそういないんじゃないでしょうか。でも僕の中ではⅢが一番ですね。
 スーパーマリオワールドはスーパーファミコンと同時に発売されて、発売日に予約していた30数年前の小学六年の僕は近所の今は亡きおもちゃ屋さんに買いに行って、その帰り道、「ここでこのスーパーファミコンを奪おうとする不届き者が来ても、僕は死んでもこのスーパーファミコンを家に持って帰るまでは誰にも渡さないぞ」と人生で一番「戦闘モード」が入っていて、その時は誰に、たとえ怖いヤンキー相手でも喧嘩してスーパーファミコンを守り抜く覚悟でした。何とか無事に家に帰ってやったスーパーファミコンの画面、スーパーマリオワールドの面白さに深く感動して、ハマりまくったのは言うまでもないです。ファミコンとは比べ物にならないくらい画面や音楽とか進化していたから、またも任天堂に心や魂を奪われまくっていましたね。敵もやりおるわ。
 悪魔がまたとんでもないゲームを出してきたぞ。シムシティとかかなり地味な都市開発シミュレーションゲームで、それまでの小学生の脳みそのままだったら、全く見向きもしなかったですが、丁度中学生になって、少し大人の階段上り始めた頃で、少し難しめのゲームでもファミマガとかのレビューで評価高いからやってみるか、とやったら最後これまたドハマりしてしまって、人口50万人のメガロポリス作りにいそしんでしまう、勉強そっちのけ中学生を生んでしまいました。あの時もう少し勉強をしていたら……なんて後の祭り……。ちなみに今工学部都市学科で都市デザインとか都市計画とか学んでいるので、何か不思議な縁も少し感じたりします。シムシティハマっていたこと思い出せばもう少し、いい点取れるかも。
 ストⅡも歴史を変えたゲームですね。今のeスポーツとかこのゲームがなかったら出来てなかったかもしれないですから。最初はゲーセンでめちゃくちゃ流行って、不良のたまり場だったゲーセンを一躍放課後の遊び場にしてしまったくらい、誰も彼もゲーセン行って、一回50円出して、腕を磨いていましたね。僕はゲーセンのあの十字キーとか六個あるボタン操作が苦手で、波動拳すらまともに出せず、初戦で敗北率90%とかでした。でもスーパーファミコンで出てから、家ではレベル七とかでもクリアするくらい腕を上げて、ゲーセンのヒーローだった友人のガイル少佐にもリュウやチュンリーで勝ったりしていました。でもゲーセンのは最後まで苦手で下手なままでしたが……。1回はオーディエンス従えて勝ちまくりたかったですね。ゲーセンのヒーローには憧れていました。
 すーぱーぷよぷよも今もeスポーツとかの大会でかなり懸賞金出たりしているけど、凄い時代になったな、と古い世代は感慨深いです。今に生まれていたらプロゲーマー目指してぷよぷよとかストⅡに励んでいたのかも。僕これはスーパーファミコンでは友人の中では一番上手かったんです。嫉妬されるくらいに。かなり家でやり込んだので、受験生でしたが。でもゲーセンになると、外のストレスが僕の腕前を下げまくって、またもやゲーセンのヒーローにはなれずじまいでしたね。昔のゲーセンにはヤンキーとか多かったですから。絡まれないように大人しくするのが、真面目な気の弱い人間の処世術で(笑)。
 FFⅤは一番FFでは好きかな。自由度が高かったし、やり込み要素満載。何も考えていない中学生はハマるしかないでしょ。その二か月前にはドラクエⅤ出てるし。中2の成績が今いち伸びなかったのはこの2つの国民的RPGのせいだ、きっと。
 ドラクエⅦは思い出深いですね。実質的に人生で今のところ最後にどっぷりハマったゲームです。今から23年前かな。いろいろあって絶賛ひきこもり中に友人からプレイステーションごと借りて、その友人の「返してくれ」の電話にも一切出ないで、十日間毎日十時間以上やってその友人よりも先にクリアしたっていう、未だにその友人にいろいろ言われたりします。現実を忘れて、ドラクエⅦの暗いエピソード多めの世界観に逃避行していましたね。これも青春の思い出か。
 くにおくんシリーズとか言っても今の人には伝わらないかもですが、当時はかなり人気のあるゲームで。不良がケンカしてベルトコンベヤー式の格闘ゲームの走りなんですが、これはそのくにおくん達がなぜかドッジボールで世界各国を渡り歩いて、最後はアメリカに勝って優勝するというゲームです。でもこのドッジボールが楽しくて、ハマりましたね。走る回数や、飛ぶタイミングで必殺シュートとか打てるのが面白くて。よかったらswitchとかでも出来るので是非。
 FFⅢはファミコンでしたね。でも好きでした。音楽とかすごく感性が豊かなあの頃に響く名曲が多くて。システムもジョブチェンジとか導入されて、一番弱いたまねぎ剣士が実はレベルを上げていくと一番強くなって。「オニオンソード」「オニオンアーマー」「オニオンシールド」「オニオメット」とかのオニオンシリーズの攻撃力や守備力がゲーム中最高とかいうのも良かったですね。
 スーパードンキーコングは出てきたときは未来のゲームかなって思うくらいに、ビジュアルとかが3Dとか使っていて美しいなって驚きましたね。ゲーム内容も面白かったですし。音楽も良くて、特に2とかゲームの手を止めてBGMとして聴いたりしたくらいですもん。
 ロックマン2もかなりやり込みましたね。相当に難しくて、大抵のゲームはクリアするまで諦めないのですが、これはあと少しのところまでで無理、ってなって諦めた数少ないゲームのうちの一つです。でもドクターワイリーステージの音楽とか、僕の中ではゲーム音楽の中で一番いいと思っていたり、ゲーム中に流れる音楽は名曲揃いでしたね。動画とかで聴けるのでよかったら聞いてみて下さい。
 スーパーマリオブラザーズ3はファミコンなんですが、本当によく出来たゲームで、マリオの中では一番好きかも。ワールドはスーパーファミコンの思い出補正も入ってますが、ハマった度合いではこっちの方が上ですね。昔デパートでこの「3」のプレイ動画、あの頃はビデオとかですか、おもちゃ売り場で流していて、一回もミスしないで、ワープもしないでクリアする四時間くらいあるのを、小学4年の僕はずっと、じっと、母親が怒っているのも無視して見入っていたのを思い出します。めっちゃ難易度高いはずなのに、なんでこんなに上手いねんって、心を鷲掴みにされていました。
 ファミスタもハマりましたね。この89は自分でデータを作って、ホームラン打者や消える魔球を投げれる投手とかでチーム作れたりして、それがめっちゃ楽しかったです。阪神がクソ弱い時期のゲームなので、その最強チームで勝ちまくっていましたね。
 テトリスはファミコンはなぜか、十字キーとABボタンの操作性が多くのゲームと逆でやりにくくてあんまり好きじゃなくて、ゲームボーイとか言っても伝わらないかもですが、初の携帯ゲームです。それで、出た方は操作性が普通でやりやすくてハマっていました。80年代後期に出てきてみんなゲーセンとかでやりまくっていましたね。ソビエト連邦の科学者が開発したそうです。歴史を感じさせますね。今の戦争ばっかりやっているロシアも入っていた連邦です。いつ戦争終わるんでしょうね。
 最後はゴルフゲームで。マスターズというゴルフ界最高の大会を再現させたコースでプレイ出来て、自分がマスターズで戦っているみたいな疑似体験できるソフトです。世界観が大人で高校生くらいによくやっていて、思い出深いですね。ゴルフとか全く興味なかったのですが、これでゴルフにも興味持てたりしました。
 
 
 長々とすいません。作品のページ数増やしてしまって。好きなことを語ると止まらないですね。ここで言うことかって思ったりしますが、せっかくの機会なので。レトロゲームの良さを少しでもやったことのない人に伝われば、と思ったりします。
 本編の最後でも書きましたが、今はほとんどやってないです。でもこれだけ書けるなんて、どれだけDNAにゲーム刻まれてんねんって話ですね。やっぱり凄い魔力を秘めてますね。悪魔かどうかは知らんけど。まあ、仕事とかちゃんとできて、ストレス解消でまたリメイクされたドラクエⅢとか、小学生の時みたいにその世界観にどっぷりハマれたら、これからの生きる楽しみが出来るってもんなので、しんどい勉強とかこの年齢からの就活とか頑張って行けそうです。ではまた、次回にお会いしましょう。猫の恩返しでした。


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