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90年代個人的洋楽10選Ⅲ

90年代第3弾の今回は映画の主題歌やアイドル系をやや多めに選曲しました。僕はそんなに映画は見ないのですが、主題歌は知っているみたいな映画はたまに見たりします。今回紹介したものなかにもちゃんと見たものもあったりするので、素人ながら映画の解説もやれたらやったりしてます。ポップス系が多いですかね。90年代の洋楽は洗練度合いと情緒がまだ残っていたりするから80年代に負けず劣らず洋楽の名曲は多いと思います。ではどうぞ。

Black Or White / Michael Jackson (1991年)
マイケルジャクソン90年代一発目のアルバム「デンジャラス」からのリードシングルで80年代の勢いそのままにアルバム、シングルともに大ヒットしてこの曲はビルボードでマイケル最長タイ記録の7週連続1位に輝いたりしました。ギターのリフが印象的ですがこのパートはガンズのスラッシュが弾いているのではなく、途中のソロをスラッシュが弾いているそうです。どっちにしろマイケルの新たな代表曲として認知され、90年代のマイケルの輝かしい幕開けを飾ったかに見えましたが……。90年代はとにかくスキャンダルまみれでしたね、残念ながら。でもこの曲もビデオクリップもいいんですよね。もったいないなって思ったりします。


(I Can't Help) Falling In Love With You / UB40 (1993年)
シャロンストーン主演の「硝子の塔」の主題歌らしいですが、残念ながら僕はこの映画は見てないので映画についてはコメントは差し控えておきます。でも主演のシャロンストーンが脱いだとか何だとか話題になっていたのは覚えていたりします。曲自体はエルビスプレスリーの名曲をレゲエ調にカバーしてビルボード1位になった90年代を代表する1曲みたいになってますかね。今は亡き「NOW」シリーズの第1弾にも入っていて個人的によく聞いたりカセットテープに入れたりしていた曲です。MVで見てシャロンストーンめっちゃきれいやなって思ったりしました。今さらながら。


Shape Of My Heart / Sting (1994年)
これは「レオン」の主題歌ですね。ジャンレノとナタリーポートマン主演、リュックベッソン監督の。数少ないちゃんと観た映画の一つです。有名だから観た感じで、ここ20年以上観てないのであんまり解説出来ないですが、残っている印象としては、少女マチルダの殺し屋レオンに対する大人びた恋愛感情というか、そんな感情が切なく、美しく残酷に描かれていた、心に響いた映画だった気がします。やっぱり名画と言われるのはちゃんと観ないとなと思わせてくれた映画だったりしますが、4分くらいでトリップ出来る音楽や洋楽などにしかあんまり行かなかったですね。で、このスティングの曲が映画以上に僕は好きでMDとかに入れてお気に入りになってました。やっぱり映画より音楽の方が好きな人間だなって思ったりしました。


Kiss From A Rose / Seal (1995年)
これも有名な映画「バッドマンフォーエバー」の主題歌ですね。でも僕は観てないです。でもこの曲が本当に洋楽でも1,2位を争うくらい美しいバラードで大好きな曲の一つです。グラミー賞最優秀レコードにも輝きましたし。音楽の良さで止まって映画まで観ようとは思わないですね、まあいいか。自分のペースで好きなことに惹かれながら無理せずに生きていたいです。


Wannabe / Spice Girls (1996年)
これはめちゃくちゃ流行りましたね。90年代の勢いを感じさせる大ヒット曲だと思います。90年代は日本でスマップが成功したみたいにアメリカやイギリスとかでもアイドル人気が凄くて、そこまで詳しくはないですが、海外のアイドル、今のK-POPみたいな感じでアメリカやイギリスのアイドルのヒット曲がラジオとかから流れて来たりして「洋楽っていいなあ」といろいろな曲に刺激されて思ったりしていました。このスパイスガールズもそんな華のあるイギリスのガールズグループでもう知っている人も少ないかもですが当時大人気だったサッカーイングランド代表のベッカムの奥さんビクトリアが在籍していたグループとしても有名でした。なんか懐かしいですね、それを思い出すと。


Sunny Came Home / Shawn Colvin (1997年)
個人的に一番好きな90年代の洋楽かもしれないです。グラミー賞最優秀レコードにも輝いて、こういう曲をちゃんと選べるアメリカのグラミー賞に対するリスペクトの度合いが高まるきっかけとなった曲です。かなり洋楽好きな人しかしらないかもな曲ですが、90年代屈指の名曲だと個人的に思ったりします。この時代から個人的に世間から離れがちになって、一人の嗜好に音楽も入っていって自分の世界を築いたりで、誰も知らないけど自分がいいと思ったものを集めていく、青年期の孤独をいい意味で楽しんだりしていましたが度が過ぎて「引きこもり」まで突入してしまったのは、視野の狭さからくる副産物だったなと思ったりします。でも人生で一番感受性が豊かな時代に「本当にいい」と思えた音楽に出会えたのは貴重な財産だと思っております。


My Heart Will Go On / Celine Dion (1997年)
あまりにも有名過ぎて解説不要な曲であり、映画ですね。さすがに観てます、この「タイタニック」は。でも一年遅れのテレビで観ました。この時代はすでにもうあんまり外に出ない生活になっていたので、映画なんてとても行ける状態ではなかったですね。彼女とかもいなかったですし。カップルが散々観に行ったりして映画のポーズ取ったりしているのをニュースとかで苦々しく思って見ていた、灰色の青春を思い起こさせる映画でもあります。人によって思い出の種類が異なる映画かもですね。でも当時の興行収入の世界記録を塗り替え、アカデミー賞でも作品賞、グラミー賞でも最優秀レコードとかにも輝き記憶にも記録にも残る唯一無二の作品と今の時代に至るまでなっている稀有な作品なのではないでしょうか。まあ映画としてあんまり見ない僕でも楽しめたし、いい映画だったと思います。


Angels / Robbie Williams (1997年)
これはたまたまCDショップで手にしてハマったアーティストですね。この曲と次に紹介する「ミレニアム」が本当に良くて。90年代最高峰のメロディだと思ったりします。両方とも。こういう名曲に出会うと余計にもう世間的な邦楽とかの当時のヒット曲、モーニング娘。とか戻れないですよね。だから人と合わない自分だけの感性を頼りに生きていく素地がこういう洋楽の有名じゃないけど名曲とかに作られていったのかもしれないです。自分だけの道を歩いて行け、自分の感性を信じろって。しんどい道ですが、流されるよりはマシだったかも。


Millennium / Robbie Willams (1998年)
で、この曲も「エンジェルス」に負けず劣らず華のある名曲で。「007」の昔の曲をサンプリングしたものらしいですが、センスの塊みたいな一曲ですね。二度と邦楽なんか聞くかって力ませてくれた(?)一曲でもあります。本当に当時は洋楽しか聞いてなかったです。毎週ビルボードTOP40とか京都テレビで見ていましたし。それが支えでもありました。ニートでしたから。洋楽を聞く自分が誇らしくて、そんな青年期のよく分からない心情も思い出したりします。まあそれ以上道を外れていかなかったのは、本当に美しい音楽に触れられていたからかな、だから余計に90年代の洋楽には思い入れがあるのかもしれないです。


I Want It That Way / Backstreet Boys (1999年)
洋楽アイドル最高峰のグループの最高峰の一曲です。ラジオから流れてきたこの曲にすり減っていた心に爽やかな風が吹いて来るみたいな、ギリギリの精神状態だからこそ余計にこの曲の持つ深いところからの癒しに救われて、トリップしたりしていました。人生の一番深いところに刺さった名曲ですね。ビデオクリップよりもひたすらラジオからの印象が強いですし、当時のカセットやMDとかに入れまくってヘビーローテーションでかけまくってました。その少し前からバックストリートボーイズはビルボードTOP40とかで1997年から知っていてその当時はそこまでいいとは思わなかったのですが、この曲出してきた時に「あのバックストリートボーイズの新曲なんや、すげえ」と驚いたのを覚えています。懐かしいですね。


こんな感じで、映画やアイドルの曲が多かったですね。どれも本当にハマって何回も聞いていた曲なんで感慨深いです。90年代の方が80年代よりいい曲が多いのかなって思ったりしますね、こう見ていくと。成熟度合いが加算されて多様な表現が可能になって、で、まだアメリカ、イギリスの国力も世界的に影響力持っていて、文化の力というか人間力が今よりあったのかも。音楽とかそう言うところを如実に反映させたりするから、年代ごとにいろいろ聞いていくと見えてくるものがあったりして面白いですね。まあいい時代でした、ってことで今回も締めさせて頂きます。同じことばっかり言っているようで恐縮ですが。ではまた何かの10選で。

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