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通ってきた道が
誰かが見ていた道と
重ならない夜に
ほとんどの
自己は作られ
相変わらず
見られる道との
解離に
疲弊する
勝手だと思うか
そうじゃないと思うか
倫理的に
正しいことが
自己に繋がる道だと
とりあえず
情報を手にしても
埋まらない溝の
正体の起源は
どこにあるのだろう?
入ってくる
物語の浮遊感
違和感ではない
それに
身を委ねた
若者の暴走の記憶
だけど
それさえも
情報として
処理しながら
また
重ならない
道を歩いていく
それしかない
出会いはまだ
訪れてはいない
そう
嘯いて
今日も
地平線の向こうに
日が沈んでいく

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