見出し画像

灰の中に

眠たいままに
眠らせてくれ

朝起きたら
全部解決するように

真夜中の自由を
欲するままの

昼の常識が
固定ルートを与え

知らずに
流れていく

すべてにおいて
合わせるなんて

無理なのに
いつからそんな

意固地になったのか
教えてくれよ

認められたい
認められない

外側だけが
流れていく世界

内側には
何もない窒息

いつからそうなの?
聞いてみても

たぶん答えられない
真ん中は黒

子どもが
制御不能な理由も

そんなところが
見え隠れするから

強く諭せない
流してやらないと

まあ難しいけどね
社会化していく過程において

考えすぎな
臆病は何を残すか
残さないか

自分が正解だとも
間違っているとも

何とも言えない
何とも言えない

無責任な自由
いつか終わる自由

昼の責任に戻る夢を
見なければ

昼の不自由に戻る夢を
見なければ

真ん中の黒が
僕を喰らい尽くす

タイムリミットは
あと僅か

ふふふ。

思い出せ

俺はこういう場面でこそ
燃える男だった

ふふふ。

人間は不自由を求めて
自由に落ちて

自由を求めて
不自由に生まれる

行ったり来たり

命は時間を
燃焼し尽くして

灰の中に
何を残すだろう?


この記事が参加している募集

スキしてみて

私の作品紹介

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?