19歳
天国への階段を聴きながら
あの頃の退廃が
少しだけ戻ってくる
気だるい
プラントの声
優しく導くペイジのアルペジオ
何もかもが
行き詰まりの部屋で
天国への階段が
見えた季節に
何を置いてきたのか
忘れてきたのか
もう戻れない
思い出せない
ただ
あの頃
旋律に揺られ
あてもなく
手を伸ばした
クライマックスの
ギターソロ
ペイジになりたかった
そのまま
終わってもいいと
思えた
燃え尽きたかった
真っ白に
ジョーがいなくなった
19歳の季節に──
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