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世界1の総合卸売市場-Rungis マーケット

今週は農業政策の一貫ということでパリのRungis マーケットに行ってきました。マーケットは朝のイベントなので早朝での見学でした。

ランジスマーケットとは?

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世界で最大級の総合卸売場でヨーロッパやアフリカを中心に世界からの輸入品が毎日のように入ってくる市場です。パリから30分ほどはなれた近郊南東部に位置する卸し売り市場で、食料類の魚・肉・野菜・果物の総合卸し売り市場と花を取り扱うフラワーエリアもあります。

それぞれの各セクターにアルファベットと数字が書いてあるのですが、それを覚えていないとどこを通ってきたのかわからなくなります。それくらい大きな大きな市場。魚のマーケットなんかは例えば2時からオークションが開始されてだいたい4時にはそれは終わります。

市場につくとガイドのひとが案内をしてくれて魚マーケット、お肉のマーケット、野菜、果物そして花の順番で説明を交えながら見せてくれました。

世界から船を中心に海を越えて輸入されたものやフランス国内で取れたものがこのランジスの市場にやってくるのでその規模は巨大で甲子園球場の約50倍以上といわれています。

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個人的に興味をもったところは人間関係のところで、バイヤー(買い手)とセラー(売り手)の関係が非常にいいところです。日本の市場と少し違ってその場での交渉もですが予約をしたり、あらかじめコンタクトをとっておいたり時間を設けて交渉する機会をそれぞれに設けたりするのでオークション戦争みたいな感じとは少し違います。

実際にセリもありますがそれぞれが良い関係を持ってその場ではなく長期でのパートナーとの良い関係をつくることがこのランジスにおいては成功へのキーだそうです。見た所値段の交渉をするところでも会話の中にどこかなどやかなムードや『またよろしくな』というすごく人間味の感じる会話を多くききました。

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誰でも入れるわけではなく予約やまたは許可が必要な場合もありますが、行ってみる価値はかなりあります。花や野菜のマーケットは朝の10時ごろまで開いているのでよかったら予約をとって行ってみてください!



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