見出し画像

『必要なものはすでに自分の中にある』〜コロナウイルスが流行っているこんなときにこそ役に立つブリコラージュ思考法〜


Bonjour !

前回のブログで内容につきましては詳しく書かせていただきましたが、フランスでは現在正当な理由と書類がない限り外出ができない状態となっています。

僕が通っている大学院のが閉鎖してからも講義はオンラインで引き続き行われますし、論文や課題の量は普段より増えました。
なのでインプットすることとアウトプットすることの繰り返しをしており実際に暇ということはありません。

でも外出への規制がかかった現在ではヨーロッパを中心に『やることがない』『ひま』『いつもの生活に戻りたい』とこのような書き込みや友達からのメッセージをよく目にします。

でもそんなときこそブリコラージュの『手持ちのものあるものでなんとかする、いますものを使って生きる』このマインドが非常に重要になってくるのではないかと思います。そしてブリコージュの思考はピンチや追い込まれた状況、そして普段とは違う環境に遭遇した時にその効果は特に発揮されます。


『必要なものはすでに自分の中にある』

人間はいまあるのもに目を向けたほうがいいことは重々承知であってもついつい新しいものや無い物ねだりをしてしまいます。「隣の芝生は青い」ということわざがあるように自分にないもので人が持っているものや他人が持っている能力や情報、身につけているものなどにすぐ興味がいってしまう生き物です。


それは僕自身が実際の体験を通して改めてブリコラージュの重要性を再認識しました。というのも今の大学院では毎日面白い講義が多くてインプットすることが毎日たくさんあります。そしていつしかノートもまとめも追いつけないくらい情報量が多くて整理ができていない状態になっていました。実際によくしていただいている日本の先輩に言われましたが『たつきは自分のなかにあるものに気づけていない』『そして落とし込めていない』とご指摘をいただきました。

新しい情報や真新しいものに食いつくあまり自分が今までにまなんだこと、大切にしてきたこと、芯や軸としてブラしてはいけない根っこの部分がぐらついていました。

そして自分にはすでにあるものや持っている知識などを使わないまま、もっと言うならば使い方を習わないまま新しい武器を手に入れようと新しい冒険に出てつねに探索をしていました。

その原因としては自分に足らない部分や、自分にあってひとにある部分についつい目を向けてしまい自己評価や自己分析ができていない。『自分に足りないものはなにか』『ここが周りと比べて足りないのではないか』と相対的に周りと比べて評価をするようになると負のスパイラルに陥る恐れは非常に高くなります。

最初の話題に戻りますがコロナウイルスが発生してからフランスは外出禁止命令が出て、この波状は今後全世界に(イギリスが集団免疫の政策から完全封鎖に移行したように)多くの国で今後は家を出れない人たちが増えていくと思います。


そんなときにこそブリコラージュ的思考をこらして、自分がもっているもの例えば書斎にある本、買ったけど読まずに今まで押入れに封印されていた書籍、かなり前にみたDVD、もっというと家族との時間や一緒に家のなかにいるひととの時間をオフラインでつながってみるのはどうでしょうか。

こんなときだからこそ『なにもできない』『買い物に行きたい』『普段の生活に戻りたい』『あそこに行きたい』など他のものに目を受けるのではなく目の前のものや手持ちのものに目を向けて見るのはどうでしょうか。人間はもともと生きるために必要なものをすでに体の中に備えています。


ポジティブに!コロナウイルスを楽しめとはいいません。
しかしコロナウイルスがもうそこにいるのだから『against (対)』だけではなく『with (と)』というコロナウイルスが広がっている今だからこそそれと向き合ってどう生きるか。
こう考えることは大事になってくると思っています。


まとめ
what:  無い物ねだりをするのではなく既存のものに目を向けるブリコラージュ的思考 

how 手持ちのものや家のなかのものを見渡す。買うのではなく既存のものを探す。


when :室内や指定区域からでれないなどの規制がかかった時


to whom 誰にでもあてはまります

さああとこっちでは1ヶ月の封鎖!
どうこの危機を乗り切るか!


ブリコラージュと農業政策の研究に没頭するぜ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?