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「宇宙時代」がグッと身近に

column vol.74

日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが、今月末に国際宇宙ステーションに向け出発します。しかも、乗り込むのは、あのイーロンマスク率いるスペースXが開発した宇宙船クルードラゴン

野口さんは茅ヶ崎出身で、私が同じ湘南エリア出身なのと、茅ヶ崎市にある商業施設を約10年間担当していたこともあって、とても身近に感じます。

実際、担当していた商業施設でも「野口聡一 宇宙展」をやっていたので、知り合いが宇宙に行くような錯覚に苛まれます(笑)。

宇宙旅行も夢ではない!…かも

NASAが昨年、国際宇宙ステーション(ISS)の民間利用を促進させる商業化計画を発表したことで、民間企業の宇宙進出が熱を帯びてきています。

〈朝日新聞デジタル / 2020年9月24日〉

まずはハリウッドです。トムクルーズ大先生が、宇宙で映画を撮ることを検討しています。NASAのブライデンスタイン長官が「トムとISSで撮影できることに、NASAは興奮しています!」と認めているので、都市伝説ではないようです。

さらには、宇宙ホテルです。米企業「アクシオム・スペース」はすでに、ISSを訪れるツアーを計画しており、2024年には宇宙ホテルとして使われる居住施設を打ち上げ、ISSに取り付ける契約もNASAと結んでいます。

しかも、「一定の健康基準を満たし事前に訓練を受けることを条件に、複数人が年2回最長30日滞在できる」という具体的な条件も記述されていたので、これは楽しみ!と思っていた矢先、宿泊料でいったんクールダウンしました。

一泊約3万5千ドル(約370万円)。当面は難しそうです。

しかし、宇宙に行くことが絵空事だった幼少期の時代から比べると格段の進歩。前澤友作さんや堀江貴文さんなど日本の実業家も宇宙進出を目指しているので、今後の展開が楽しみです。

火星、金星に生命の可能性アリ

イーロンマスクはそもそも火星への移住を計画していました。その火星ですが、地下に塩水の湖がいくつも存在するのではないかと言われており、生命が存在する可能性が出てきました。

〈Gigazine / 2020年9月29日〉

この発見は、火星探査機「マーズ・エクスプレス」からもたらされたもので、この時見つかった単一の氷底湖だけでも、液体の水が100億リットル以上あるとされています。

とはいえ、塩分濃度の問題や、そもそも理論的に氷底湖は存在しないというう意見もあるので分からない部分もありますが、最終的な結論が待ち遠しいですね。

また、金星でも生命の兆候示す気体が検出されたそうです。

〈WIRED / 2020年9月17日〉

ホスフィンと呼ばれる気体を検知したそうなのですが、この気体は生物がいて始めて生成されるとのこと。宇宙の微生物がホスフィンを放出している可能性があるというのです。

2023年にはRocket Labという民間企業が金星へのミッションを計画しており、NASAも2つの金星探査を最終候補に挙げているそうです。

これにより、さらに明らかになることも増えるでしょう。流星のごとく宇宙から次々に入ってくる最新ニュースに目が話せません。これからもワクワクしながら次のトピックスを待ちたいと思います。

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