前回までは、大学2年から3年にかけての2年間、コーチをしていた時のお話をしました。今回はその後ぐずついた大学生時代の後半についてお伝えします。よろしければお付き合いください。

夜勤のアルバイト

麹町学園のコーチをしていた時期は、同時にコンビニで夜勤のアルバイトをしていました。
ピーク時は1時間に700人くらい来店する戦場のようなお店だったので、夜中の納品量も半端じゃなくて、すごく忙しくて大変でした。
コンビニのバイトをナメてました。。

僕がいたお店の夜勤は2人体制だったのですが、コンビニのアルバイトスタッフって本当に色々なタイプの人がやってくるんですね。
フリーターはもちろん、当時の僕のような学生、バンドマン、オタク系、やんちゃな感じの人とか。。
夜勤のシフトは夜の10時から朝の9時までと、11時間もあって長いうえに、仕事量も多くて大変なお店だったので、2人で協力しないととても終えられません。
少しでもやりやすくするために、僕は積極的にコミュニケ-ションをとりました。
最初は、態度が悪い人もいたし、話しかけても会話にならない人もいました。
でも、相手により興味を持つことで距離を縮められたり、ナメてる後輩には、圧倒的な仕事力を見せつけることで見る目が変わってきたり、
やんちゃ系のイキッてる奴には、相手(僕)の方が圧倒的に強いということを知る機会を少しだけ与えたり。。(←詳しい内容はここでは話せない笑)

否応なしに色々なタイプの人と協力しなれけばならない環境だったので、実践しながらコミュニケーション基本を学んだ気がします。

怪我をきっかけにダメ人間化

大学の授業に出て(←さぼり気味でしたが)、中高生のコーチをして、自身も選手としてプレーをして、夜勤のアルバイト。
そんな生活だったので当然寝不足が続きました。(50時間以上連続で起きている時もけっこうあった)
体力だけは自信があった僕でも、こんな状態が続けば良いコンディションが保てるはずもなく。。。

ついに練習中に怪我をしてしまいました。
足首の前距腓靭帯の部分断裂です。
相手の足に乗ってしまって捻挫するというのは「バスケットあるある」なんですけど、ジャンプの着地の時だったので相応の負荷がかかってしまい、コートをのたうち回るほどの尋常じゃない痛さでした。
骨折は免れましたが、驚くほど腫れあがり、暫く松葉づえの生活となりました。
タラレバの話をしても仕方ありませんが、もし体調が整った状態だったら、避けられた怪我だったかもしれません。
この怪我をきっかけに気持ちも萎え、色々なことにうんざりしてしまったんですね。。
ただでさえサボり気味だった授業も殆ど行かなくなり、単位を落としまくって、結局卒業できずに留年します。

4年在籍以降は、学費や家賃をはじめとした生活費も全て自分で賄っていたので、そのお金を稼ぐために、夜勤のアルバイト以外にも色々仕事を掛け持ちして、で家に帰ると寝てしまって学校に行けないという悪循環。。
本末転倒もいいところです。
5年目はそんな風に過ぎていってしまい、また卒業できずに留年します。
教師になりたいから、教職課程は履修しているけど疲弊して行けない。
そんな自分に苛立ちを感じながらも、どこか投げやりな気持ちにもなっていました。
心が乱れているので、身なりもそれを象徴するように、金髪、ピアス、肌は真っ黒でした。(肌は今も黒いけど。笑)

そんな時に、実家の母が体調を崩したんですね。
大事には至らなかったんですけど、僕は一人暮らしで、実家には母一人。
学費や生活費は自分で賄っていましたが、もしまた母や自分の身に何かが起きた時のことを考えると、経済的にもこのままじゃマズイなと思いました。
何年ものんびりと学生している場合じゃないと。
それと、堕落した自分にけじめをつけたかったこともあって、卒業単位は取得しましたが、教員になるを諦めて6年で大学を出ました。

その後、「とりあえずはもっと収入を上げないと!」と思い、色々と仕事を掛け持つフリーターとして1年近く経ちましたが、教員を諦めてから目標を失ったままでいたので「この先どうしようか」という気持ちをずっと抱えたままモヤモヤしていました。

それで、やっぱり自分は身体を動かすことが得意だし、それを活かしてできる仕事をしたいと思ったのです。
「スポーツクラブでマシンの使い方を教えるインストラクターくらいなら、オレでもできるかもしれないなー」と思い、コナミスポーツクラブのアルバイトスタッフとして働き始めたのが、フィットネス業界に入ったキッカケでした。
ポップでライトな動機です。笑
最初からフィットネス業界に対しての熱量があったわけではありませんでした。

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次回予告

コナミスポーツに入社して、ついに「BODYCOMBAT」に出会います。
次回はそこからインストラクターライセンスの研修に行くまでの過程をお話したいと思います。
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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