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教育のはしくれ

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塾産業の中で教育などと偉そうには言いませんが、父親として息子たちと向き合ってきた一人としての体験と意見。時代的に早すぎた「イクメン」としての背景から、言葉を零してみます。
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2021年2月の記事一覧

ミスの体験

ミスの体験

小中学生のテスト監督をしていると、テストに対する姿勢というものを教えられる。自分がテストを受ける側だったあのころは、ほかの人がどうかなど知る由もなく、自分はこうする、しか知らなかったからだ。
 
早く解答欄を埋め終わって裏返し、余裕を見せるかのように文具をいじり続ける子。頭の回転は速いのだろうが、見直しをまともにはやらない。面倒くさいのかもしれない。それは分かる。こうして私が綴る文章でも、読み返し

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何をしたらよい?

何をしたらよい?

期末考査や実力テスト、その他講習会などでやることが多すぎて煮詰まっていた息子。それが一区切りついてほっとしていた。しかしちょっと追い詰められたような気がして苦しかったと漏らし、それから解放されてぼうっとしている、とも言っていた。
 
それはそれでいい。だが、いま何をしたらよいだろうか、と問われたとき、ちょっと思いついたことを私は喋った。いつも自分がすることを淡々と続けるのがいいのではないか、と。

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