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世の中どうよ

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世の中、社会、不満もありましょう。憤りもありましょう。ほっとするニュースがあればいいですね。自分もその中に確かに存在する、その世の中。少しでも別の視点があれば、シェアしたいなと思…
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2024年5月の記事一覧

伊集院光さんに学ぶ

伊集院光さんに学ぶ

「伊集院光の100年ラヂオ」をお聴きの方も多いだろう。
 
ラジオ放送が1925年に開始したことは、歴史を学んだ中学生なら皆知っている。それが大きく世界を変えたことの意義までは学ばないが、この年は三つの出来事によってかたどられ、記憶されることになっている。そして来年がそこから百年の節目である。
 
それで2023年4月から、NHKに残る音源を発掘して紹介し、ラジオ放送について振り返るという企画が始

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免罪符

免罪符

「免罪符」という言葉は、特にカトリックの方面からは、適切な語ではない、と言われるかもしれない。プロテスタント側からの悪いイメージで広まった言葉だ、と見るべきだろうか。しかしそう言うと、そもそも「プロテスタント」という呼称も、いわば悪口である。だからそちらに走っていくのを一度止め、「免罪符」または「贖宥状」の、本来でないかもしれないが、一般にもたれがちな理解に戻ろうと思う(宗教的な意味から離れること

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どうしてそんなことができるのか

どうしてそんなことができるのか

凶悪事件に、若者が群がっていたということで、ワイドショー関係は盛んに話題にした。世間を驚かす殺人事件だと、時に容疑者の「心の闇」を暴こうとする世間。それは浅薄でよくないことだ、と私は常々考えており、幾度も見解を述べた。だが今回は、容疑者たち自身が浅薄であることが目を惹いている。闇バイトとでも言うのか、残酷なことでも、淡々とやってのけているという風景が、報道から見えてきたというのだ。
 
これをワイ

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