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プレゼンは"好き"を貫くことで上手くいく

僕は戦略コンサルティングを生業にしているので、考えて、資料等で見える化し、プレゼンテーションして、相手に動いていただくことを動作として行っています。

相手が動くことで相手を取り巻く利害関係が変わり、強いては社会が変わる。少なくとも相手とその周辺にとって良い方向に。それが動き始めたことを見て自分の考えや想いが伝わったことを実感して僕自身も嬉しい。これがコンサルタントという職業の魅力の大きな部分であることは間違いないでしょう。

ところで、コンサルタントに限らず誰しもが同じようなシーン、自分と対象が存在する時に、三方良しにすればよい良い、より楽しい、という状況に出会うと思います。

僕がプレゼンをしてその内容についてディスカッションすると、相手の方々は皆「とても楽しかった」、「すごいエネルギーを感じました」と高揚して言います。僕もそれを聞いて身体が熱くなります。

習熟できます。
コツを書いてみます。

好きな冒険を描く

コンサルティングは相手の状況をより良くするために行います。日常でも同じような状況があるでしょうから置き換えてみて下さい。

相手の状況は、相手の状況と外部環境の現状、これからの変化によって良くも悪くもなります。外部環境の変化の可能性を考え、相手にとって最良でかつ外部環境にとっても無理のない選択肢を提示します。

選択肢を提示された相手は迷います。ですからこちらとしては一番お勧めとなる選択を相手に突きつけます。これはコンサルタントの”意見”であり、僕の考えです。そして一番重要なのが僕の”好き”であるということです。

ここで頭の良い人や真面目な人が陥りがちなのが、外部環境との衝突が最も少ない無難な選択を僕の”考え”として提示する失敗です。

衝突は何かと何かがぶつかることですから、巨大なエネルギー(熱)を発生させて対象や外部環境は大きく変化します。言い換えれば無難な選択は変化が少なく熱くない、ワクワクしないのです

無難な生き方を好む人もいるでしょう。しかし人は一般的に人は危険な冒険を好みます。日本のビジネスで支配的である男性がそうであることに異論はないでしょう。一方の女性も”主人公が変わっていく物語”が好きなのです。

僕はと言えば冒険は大好きですから、対象に成り代わり外部環境の中に身をおいて、その後起こる冒険を楽しみながらプレゼン資料に落とします。ですから資料は相手が主人公となる冒険の物語になりますし、それは僕の物語でもあるのです。

プレゼンテーションは「さあ、一緒に冒険の旅に出ていきましょう!」となります。楽しいし高揚するに決まってます。

自分が描いた物を好きになる

僕は自分が書いたり描いたものが大好きです。まるで有名な作家の著作であるかのように何度も読み返しては感心したり、感動したりします。本当です。

自意識過剰、ナルシストで良いのです。自分の最高のファンが自分であることで、書いたり描いたりしたものは力を持ちますし、最後の最後で自分を守って踏ん張り、立ち上がることができます

どうすればできるのか?
最初に戻ります。自分の描きたい物語を描くのです。
自分に嘘をつかず、無難に流れず、対象に成り代わった時に本当に高揚してワクワクする冒険を妥協せずに描くのです。

こうしたら叱られるかな?
ここは丸めておこうかな…

という声が聞こえると思います。
抗って描き続ける情熱に従うのです。
最後に相手と一緒に旅に出る風景を抱きしめるのです。

繰り返してみて下さい。
僕は若い頃から冒険への熱量はありましたがそれを描くことについては年月をかけて習熟していきました。

あなたの物語は相手の物語となって心が響き合う時が必ず来ます。
僕はあなたと冒険に出る日を楽しみに山で待ってます。

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