見出し画像

目指すは、従来とは違った形の観光、飲食業のプロのビジネスマン

帝国ホテル 中央玄関

ホテル業界、航空業界が出身者がプロとされる観光、飲食業界

※画像は明治村の帝国ホテル玄関(フランク ロイド ライト作)

個人的な経歴になり、人によっては学歴差別という意見を頂戴する可能性も有りますが、敢えて私自身のこの業界の常識を完全に無視した学歴と経歴を敢えて前面に出した上で、この話をしたいと思います。

八剣伝

何故か業界で冷遇される飲食の大手企業出身者

※画像は八剣伝玄関(マルシェHPより引用)

私自身の学歴に関しては、高校卒業後、熱海の国際観光専門学校のホテル学科を卒業後、大阪のビジネスホテルの中規模チェーンで就職し、1年半で辞めて、近大の通信制の法学部で学び、大阪の東証一部上場飲食チェーンの食材やお酒を提供する部署のアンテナショップであるリカーハウスで約10年働き、その後、日本一有名な約100年続く大阪のふぐ屋で主に接客の仕事をしましたが、業界内では西の観光業や飲食業に関しては、東側に比べて一段低くみられているように感じる事が多々あります。一方で大阪に置いては、東京の観光業や飲食業をある部分に置いて色眼鏡で見る傾向があるように思います。

ふぐ提灯

大阪の超有名店で働いて感じた事

※写真は道頓堀づぼらやのふぐ提灯

では何故名門のホテル学校の学歴を捨ててまで近大の法学部に行きたかったのかと言えば、一つは純粋に大学で法律を勉強したかったことと、もう一つはこの業界の有名ホテル、航空会社出身者で無ければ業界人とは言えないという風潮に対し若い頃から疑問を持っていた事で、実際に、大阪資本の一部上場飲食チェーンや、大阪の食文化の象徴である超有名店で働いて感じた事は、大阪の食文化=飲食 観光業界内では一般の方が考えている以上に、東京はアンチ大阪で、大阪はアンチ東京って文化が有る事を中に居て肌で感じました。

この業界に居て、非常に疑問に感じる事

まあ確かに私自身は、根っからの関西人であり東京の方には申し訳ないですが、日本の食文化に関しては現代においても上方から、東京に下る傾向が有る事に関しては否定できないと思いますし、ある部分に置いて日本の飲食・観光業に関しては、日本だけ見れば西高東低の傾向があるように思います。また、日本でいう所の接客業のサービスの基本とも言える、ホテルや航空会社の接客を大阪の下町で通用するかどうかを言えば、ハッキリ言って全く使えませんし、通用しません。逆に西側の関西弁ありきの接客スタイルは東側では全く使えないし通用しないのも事実だと思います。そうであれば、日本の観光業や飲食業に関してもっと地域色を出すべきだと思いますけど、何故か業界全般の考え方として、日本の中心は東京で、接客用語は標準語以外邪道って傾向が昔からあって、非常に疑問を持っています。最も大阪に置いては標準語の接客=邪道で、標準語=キモイって安定の方程式が有ります。

大阪城 じゃらんネットより

こうして考えると、観光業の本来あるべき姿とは

※大阪城 じゃらんネットより引用

日本に関しては、優等生に成る事を辞めてもっと地域色を前面に出すべきでは無いでしょうか?って現場にいてつくづく思いますし、飲食や観光業の現場に置いて優等生キャラは不要だと思います。これはインバウンドに限った話では無くて、日本人相手でも一緒だと思いますし、日本人が外資のホテルをありがたがる理由は個人的に全く理解できませんし、日本に来ている外形のホテルのサービスの基本は、日本の地方の温泉旅館のマニュアルの無い気遣い、心配り第一のサービスの在り方がモデルになっています。ここまで書けば、業界の人間からはなんやねんって言われますけど、私自身の考え方として日本に置ける観光業・飲食業のプロのビジネスマンとは、地域色を前面に出した気遣い、心配りの出来るサービスですし、西側のサービスこそが日本の観光・飲食業の本当のサービスの在り方だと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?