平成仮面ライダーの番組ロゴと全力で向き合って架空の番組ロゴを作った話
スーパーゴールデンウィーク特別企画!!!!
平成仮面ライダーのロゴと全力で向き合って、
その知見を自分の作品のロゴに活かしてみよう!!
🍑
よくきたな🍑
平成仮面ライダー、お好きですか? 僕は大好きです。好きが高じてオリジナルの変身ヒーローの創作小説を書き始めたくらいに大好きです。
碧空戦士アマガサという作品で、天気雨と共に現れる怪人を、傘の九十九神の力を借りて倒す。そんな変身ヒーローの物語です。
で、タイトルの通りなんですが、本作まだタイトルロゴがないんです。
仮面ライダーシリーズって変身後のガワは勿論、タイトルロゴもめっちゃ格好いいんですよね。真っ黒い画面にバーンとそれだけ出るともう格好良い。そして毎年毎年モチーフも雰囲気も派手さも違うのに、なぜかどれも統一感というか、謎の「それっぽさ」がある。
例えば現在放送中の仮面ライダージオウ。モチーフは腕時計なので、メタリックなタイトルロゴの背景には時計の針がどーん。仮面の面が時計のバングルみたいな見た目になっているのもポイントですね!
ちなみに主題歌はISSAさんです。
他の例えでいうと、僕が大好きなライダー・仮面ライダーウィザード。魔法使いであり、龍を使役する戦士であるウィザードのロゴは、魔法陣+火を吹く龍のモチーフが採用されています。
第1話無料配信中なのでぜひ見て。超格好いいから。
要するにこういうロゴを作りたいんです。オリジナルで。
そのためには先ほども書いた、毎年毎年モチーフも雰囲気も派手さも違うのに、なぜかどれも統一感というか、謎の「それっぽさ」がある点を解明せねばなりません。だって僕も仮面ライダーになりたい。
というわけで今回は、そのそれっぽさの正体をなんとか解明すべく、ゴールデンウィーク自由研究「平成仮面ライダーシリーズ20作(※)のロゴを色々と分析してみた」を開催しました。
※アマゾンズとかブレンとかは除きました
ちなみに僕はデザイナーでもなんでもなく、お絵描きも苦手なので最終的な出来栄えについては温かい目で見守ってください。
傾向分析する上で立てた仮説
いくつか仮説を立てました。今回はこれらの検証を通して全力で向き合っていきます。
仮説1:タイトルロゴにはある程度法則性があるはず
・特に縦横比はあるだろ、たぶん
・斜体のものが多いように見えるのでそのあたりも?
・クウガとかアギトとか左下に向かって払いが多かった気がする
仮説2:そのライダーの象徴的なモチーフが添えられている
モチーフ=ウィザードの龍とかジオウの時計とかのこと
・ライダーズクレスト(後述)が多い?
・配置の仕方にも法則性があるかも?
仮説3:色は赤系とか黄色系が多い
完全に先入観で言っているので裏どりが必要
上記の仮説が「正しいか/正しくないか」の確認と、その定量化を図ります。定量化といってまぁ「だいたいこのくらい」みたいなものが定まると良いかなぁと。最終的にはそれを元に「碧空戦士アマガサ」のロゴを検討して終わります。
データ取得準備 : 領域分け
前提として、タイトルロゴは大きく以下の二つに分かれます。
・テキストロゴ領域
例)"仮面ライダーウィザード"、"仮面ライダージオウ"の文字
・各ライダーを象徴する意匠の領域
例)"火を吹くドラゴン"、"時計の針"
さらに多くの場合、「仮面ライダー」と「ライダーの名前」では後者の方が文字サイズが大きくなります。例えば「仮面ライダーウィザード」の場合、"ウィザード"の方がフォントサイズが大きいんです。なのでそこも領域としては分けて考えます。
・テキストロゴ領域
├"仮面ライダー"の領域
└ライダーの名前("ウィザード""ジオウ"etc)の領域
・各ライダーを象徴する意匠の領域
例)"火を吹くドラゴン"、"時計の針"
さらにさらに、アルファベットやカタカナが添えられている場合もあり、それもデザイン上は別領域として考える必要があります。
・テキストロゴ領域
├"仮面ライダー"の領域
└ライダーの名前("ウィザード""ジオウ"etc)の領域
・各ライダーを象徴する意匠の領域
例)"火を吹くドラゴン"、"時計の針"
・その他の領域
ヨミガナやアルファベット
以上の観点から、「クウガ」から「ジオウ」までの20作品について、図のように領域分けを行うことにします。また領域分けに合わせて、仮説1の斜体の確認のために、斜度を図るための直線も引いておきます。
権利的なアレがアレなので元ロゴは掲載していません。
この各領域に対して、長さ・数値・面積・角度などの数値的な話や、配置パターンや色合いなどの定性的な話、あとはシャドウやエンボスなどのエフェクトや飛び出し方のクセなどを分析していきます。
(補足)ライダーズクレストについて
ライダーズクレストは各仮面ライダーに与えられた固有の紋章です。作中の重要なシンボルであったり、仮面ライダーが必殺技を放つ際に表示されるエネルギーの形状であったりします。ライダー本人を一意に示すので、タイトルロゴに使われることも必然的に多くなります。
詳細は以下の記事をご参照ください。
データ取得準備:領域分け 結果
20ロゴに対して領域分けを行った結果が以下の図です。あとで細かく見ていくのでここではひとまず「ようやったなこいつ」って思ってください。
権利的なアレがアレなので左側はぼやっとさせてます。
さて次に、各領域に対して「テキストロゴ全体の縦横比」「"仮面ライダー"部分の縦横比」「ロゴ全体に対する"仮面ライダー"領域の大きさ」「"仮面ライダー"部分のイタリック具合」「キャラ名称部分のイタリック具合」の5指標について数値をとります。
・縦横比[%]:「高さ/幅」で算出。横長であるほど小さな値になる。
・面積比[%]:ロゴ全体に締める「仮面ライダー」領域の割合。
・角度[°]:縦向きを0°として計算。以下2指標を用意。
①「仮面ライダー」の「イ」の部分の角度(T列「
②メイン名称におけるイ、オ、トなどの縦線の角度(U列)
※ダブルとかキバとか縦線がないものは勘で線引きました。
そうそう、ここでお知らせなんですが、響鬼のロゴって縦書きなんですよね。今回は横書きロゴを作りたいので、検討の中では除外しています。
一応横向き版もあるんだけど、まぁ面倒なので除外ってことで。
さて、準備が整いましたので、上述の仮定に添いつつデータを細かく見ていきましょう。
検証1:タイトルロゴの法則性
【仮定1】
1-1.特に縦横比には法則あるだろたぶん
1-2.斜体のものが多いように見えるのでそのあたりも?
1-3.クウガとかアギトとか左下に向かって払いが多かった気がする
1-1.縦横比の法則性
縦横比のヒストグラムを取ってみます。
ロゴ全体としては45〜50%あたりに集中 → 縦:横=1:2
テキスト領域はこのままだとちょっとわかりづらいのでパケットを小さくしてみました。
ちなみに一個だけ右端に飛び出ているのは鎧武のロゴです。あれはデザインが特殊すぎるんだよね……。
さて最後に、テキスト領域全体と「仮面ライダー」領域の縦横比・面積比に相関があるかを確認してみました。
左のグラフからわかるのは「"仮面ライダー"の文字サイズには関係なくテキストロゴの縦横比は1:3〜1:5をキープしている」こと。そして右のグラフからわかるのは「"仮面ライダー"の縦横比とテキストロゴの縦横比はだいたいおんなじ」ことです。
以上より検証1-1.縦横比の法則性については以下の結果でした。
【結果1-1】縦横比の法則性
・ロゴ全体としては縦:横=1:2が多い
・テキスト領域のみで見るともっと横長で、1:3〜5くらいになる
・文字サイズに関わらず、テキスト領域の縦横比はある程度一定
1-2.斜体のものが多いように見える件
こちらもヒストグラム作ってみました。面倒なので「仮面ライダー」とキャラ名称の両方について傾きの頻度を出します。
やっぱ傾いてますね。今回は0が直立になるようにデータを取っているので、30度というと時計の針で1時くらいか。結構傾いてるな。やっぱり傾いている方が勢いみたいなものがあるんだろうなぁ。
ちなみに全く傾いていないものもあって、例えば仮面ライダージオウのロゴなんかは「オ」がまっすぐです。が、現物のロゴを見てください。「ジ」と「ウ」って、めっちゃ斜め成分が多いですよね。それこそ垂直から30〜40度傾いている。なのでバランスを取るためにそのままになっているんだろうなぁと思います。
だって「仮面ライダー」の文字はめっちゃ傾いてるもん。
要するに仮面ライダーのロゴって基本的に30〜40度傾けたいんだな。斜めがデフォルト。おそらくですが、初代仮面ライダーのロゴがスピード感のある斜体だったし、その辺りを受け継いでいるものと推測しています。決して主人公がご機嫌斜めなのが多いせいではないです。きっと。
【結果1-2】斜体について
・大きい文字は30度〜35度ほど傾いている
・「仮面ライダー」のほうは33〜45度傾いている
・基本的に斜めにする方針の模様。おそらく初代のロゴからの継承。
1-3.左下に向かって払ってるものが多かった気がする
実際クウガとかアギトのロゴは、「仮面ライダー」の次の文字を左下にシュバッて払っていまして、この印象がとにかく強かったんですよね。
じゃあ実際のところどうなんだろうと思って比較してみました。
サンプル出演:仮面ライダータナカ
エスパー人間・田中田吾作が変身するエスパーライダー。今考えた。
興味深いことに、ハライのあるものが平成前期に固まっている。つまり僕のイメージは平成前期のロゴのイメージ+仮面ライダーウィザードが好きすぎるからだったようです。
平成後期になるとフォーゼや鎧武、ドライブのような変形ロゴが増えたことや、「ゴースト」「エグゼイド」などそもそもハライを使いづらい名称が多かったせいもあろうと思います。この辺りは仮説2のモチーフや配置の法則性と密接に絡みがありそうですね。
なお、「左下に向かって大きく伸びる」か「左端に向かってまっすぐ伸びる」かについては法則性らしい法則性が見出せずにいます。「メカニカルな印象(ライダーシステムで変身する)かどうか?」とか思ったんですけど、そうするとカブトもキバも外れるしなぁ。横線を目立たせやすいかどうかだったりするんだろうか。わからん。
【結論1-3】ハライについて
・平成前期には多く見られたが最近は「なし」がトレンド
・変形ロゴやモチーフとの兼ね合いもある。バランス見合い。
・ハライか伸びるかは法則性不明。好みで選ぶで良いのでは(投)
以上がロゴの文字の法則性に関する考察でした。
続いて、モチーフやその配置に関する考察です。
仮説2:そのライダーの象徴的なモチーフが添えられている
【仮説】
モチーフ=ウィザードの龍とかジオウの時計とか。
2-1.ライダーズクレスト(後述)が便利そう
2-2.配置の仕方にも法則性があるかも?
2-1.ライダーズクレストありき?
ロゴにライダーズクレストが含まれているかどうかをみると以下のようになりました。6割くらい。まぁ必須ではないけど多い感じですね。
ちなみにウィザードとかジオウのロゴは「ライダーズクレスト」と「そうじゃないけど象徴的な意匠」の両方が含まれています。ウィザードはその他の意匠がクレストを取り込んでいる、ジオウは仮面ライダーのフリガナとしてクレストが使われている形ですね。そういうパターンもあります。
【結論2-1】タイトルロゴのライダーズクレスト含有率
・だいたい6割。別に必須ではないが他の意匠が思いつかなければそのままそれ使うが良いと思う。楽だし。
自作することを思うと、ライダースクレストをデザインしてそれをモチーフに組み込む方向性の方が単純に工数が下がると思われます。
じゃあそのライダーズクレストってどういう風にデザインされているんだろうか。そのあたりを円グラフにしたのがこちらです。
まぁ、当たり前ですけどモチーフから派生したものが多いですね。特殊なのはクウガのリント文字と響鬼の三つ巴くらいです。とはいえモチーフ派生ってかなり大変なところでもあるんですが、そこはまぁ後ほど悩むことになります。僕が。
【結論2-1】タイトルロゴのライダーズクレスト含有率
・だいたい6割。別に必須ではないが他の意匠が思いつかなければそのままそれ使うが良いと思う。楽だし。
・ライダーズクレストは6割以上が元々のモチーフの派生。3割は顔やら名前からの派生。
2-2.配置の仕方の法則性
法則性っていうかまぁカテゴライズできそうだなって話で、ざっと5つに分けてみました。
①背景にライダーズクレスト
背景中央にクレストがばーん、前景にテキストロゴがばーん、の王道パターン。何気に使われているのは平成前期ばかりで驚きました。
②背景にモチーフ
①と似ていますが、こっちはライダーズクレストではなく象徴的なモチーフが背景中央にばーんときているパターンです。こちらも王道ですね。
ライダーズクレストと違って形状を複雑にしたり文字に合わせて変形できるので、文字全体を包み込むように配置されることが多いようです。
③モチーフ片寄せ
モチーフを背景中央に配置するのではなく端に配置するパターン。なんかライダーズクレストが全て右寄せになっていますがまぁ偶然だよねたぶん。
④読み方が特殊系
モチーフは正式表記(555、剣、OOO)で記載して、フリガナをドーンと配置することで可読性とデザイン性を両立させたもの。
⑤その他
見れば見るほど特殊なやつら。ゴーストみたいに内包できるとスマートで良いかもしれない。
【結論2-2】配置の仕方
「背景中央にライダーズクレスト」「背景全面にモチーフ」「モチーフ片寄せ」「読み方が特殊な場合」「その他」の5種類に分類することに成功した。
なお、これらの分類をしてみたところで【仮定1-3】で話題だった「ハライかまっすぐ伸ばすか」問題と相関があるかを見てみたんですが、
ハライのロゴ
背景にモチーフ 2件、背景にライダーズクレスト 4
まっすぐ伸びるロゴ
背景にライダーズクレスト 1件、読み方が特殊 2件
サンプル数少なすぎて判断つかねぇ。
割とマジで最終的に似合う方を使っている説ある気がしてきました。これはワカラン。好みで使おう。
仮説3:ロゴに使われている色について
【仮説】
3-1.赤系とか黄色系が多い気がする
ロゴの色を集計した結果がこちらです。
赤が圧倒的。黄色、オレンジ、銀と続きます。
基本的には「仮面ライダー」とそれ以外の部分は色が同じものばかりなんですが、3件(555、ブレイド、鎧武)のみ色が違いました。ここではじめて青が入ってきますね。
ちなみに厳密に言えばOOOも変わっていると言えなくもないけどあれは意匠のひとつとカウントしました。色指定が複雑なので
鎧武や剣のロゴに青色が入っているのは、ライダー自身の色が青いからと推測されます。このように、仮面ライダー●●●の「●●●」の部分の色がライダー自身の色と同様のカラーリングになっていることは多い……というかそれが基本のようで、そもそも主人公ライダーに赤色が多いが故にロゴも赤が多くなっているんじゃないかという気すらします。
ロゴの色味とライダーの色味が一致してない作品は以下。
・ディケイド:赤色
・ダブル:赤色(ただし背景のクレストがWカラー)
・オーズ:赤色
・フォーゼ:赤色
・ビルド:赤のみ
ディケイドとフォーゼを除くと複合色のライダーがとりあえず赤色になっている感がありますね。
一方でその辺すごいのがゴーストとエグゼイドで、グラデーションの色がボディと一緒なんですよね。よく作ったなこれ。
【結果3-1】ロゴの色味について
・赤、オレンジ、黄色、銀あたりを使っておけば間違いない
・メインの文字は8割が赤色。他には黄、オレンジ、銀
・ライダー自身の色味がロゴの色味になることが多い
拙作「碧空戦士アマガサ」は白と金がベースカラーなのでロゴの色味は要検討ですね。ジオウみたく銀色にするか、フォーゼみたく諦めて赤にするか。その辺は後ほど悩みます。
仮説3-1の補足検討
各ロゴには縁取りやエフェクトなども施されています。グラフにしても地味だったのでテキストベースでお伝えすると、全ロゴのうち85%で縁取りがなされていました。特に多い組み合わせは「赤地に黒縁」と「赤地に白縁」です。まぁ順当というかなんというか。
さらに、例えばジオウのロゴのように「黒背景の上に、赤い縁取りがされた銀の文字がある」パターンも存在しています。このように背景が配置されたロゴは全体の7割にのぼり、特に多かった背景の色はやはり黒色でした。他には白や銀など。まぁ、縁取りや背景の色についてはモチーフの色味や文字自体の色とのバランスなどもあるので、黒や白が多いのは当然な気もします。
これ以外にも、メインカラーにグラデーションがかかっているもの(エグゼイド、ゴーストなど)だとか、ロゴ中心に明るい色の横線が入っているもの(クウガ、アギト、龍騎、ウィザード)など、ちょっとした効果がかかっているロゴも多かったです。特に多かったのは影で、全体の4割以上のロゴに影がついています。しかも仮面ライダークウガのロゴなどをみてもらえるとわかりやすいと思いますが、ぼかしの掛かっていないパキッとした影です。
【結論3-1】ロゴ自体の色味について
・赤、オレンジ、黄色、銀あたりを使っておけば間違いない
・メインの文字は8割が赤色。他には黄、オレンジ、銀
・ライダー自身の色味がロゴの色味になることが多い
・縁取りは黒とか白が多い。赤や黄や銀もあった。
・ロゴの背景色が設定されていることもある。黒・銀・白。
・黒い縁取りや黒い影などをつけるとそれっぽくなる
一通りデータの確認が終わりましたね。ここまでに出揃った結論ズを列挙してみましょう。
1.テキストロゴの分析結果
【結果1-1】縦横比の法則性
・ロゴ全体としては縦:横=1:2が多い
・テキスト領域のみで見るともっと横長で、1:3〜5くらいになる
・文字サイズに関わらず、テキスト領域の縦横比はある程度一定
【結果1-2】斜体について
・大きい文字は30度〜35度ほど傾いている
・「仮面ライダー」のほうは33〜45度傾いている
・基本的に斜めにする方針の模様。おそらく初代のロゴからの継承。
【結論1-3】ハライについて
・平成前期には多く見られたが最近は「なし」がトレンド
・変形ロゴやモチーフとの兼ね合いもある。バランス見合い。
・ハライか伸びるかは法則性不明。好みで選ぶで良いのでは(投)
2.ライダーズクレスト活用やその配置などについて
【結論2-1】タイトルロゴのライダーズクレスト含有率
・だいたい6割。
・ライダーズクレストは6割以上が元々のモチーフの派生。3割は顔やら名前からの派生。
【結論2-2】配置の仕方
・大きく5つに分類できる。詳細は上述。
3.ロゴの色味
【結論3-1】ロゴ自体の色味について
・赤、オレンジ、黄色、銀あたりを使っておけば間違いない
・メインの文字は8割が赤色。他には黄、オレンジ、銀
・ライダー自身の色味がロゴの色味になることが多い
・縁取りは黒とか白が多い。赤や黄や銀もあった。
・ロゴの背景色が設定されていることもある。黒・銀・白。
・黒い縁取りや黒い影などをつけるとそれっぽくなる
実際にロゴを作ってみた
さて、ここまでの結果を元に、実際に拙作『碧空戦士アマガサ』のテキストロゴとライダーズクレストを作ってみました。
振り返り
最終的に縦横比は50%よりも大きく(縦長に)なってしまいました。
アマガサのテーマが「傘で戦う仮面ライダー」であり、敵も「天気雨」「狐の嫁入り」という日本古来のものがカギとなっているので、「アマガサ」の部分は明朝体というか、書道っぽくしました。この辺りはアギトやクウガがかなり参考になりましたね。
一方で「碧空戦士」のほうは密度をあげすぎると「碧」が見えなくなるのでこれが限界だった感。権利的なアレがアレなんでここには貼れないんですけど、試しに他のロゴと並べてみたらやっぱり細い。改善の余地アリ。
本記事執筆時点でGW最終日の20時だし、まだご飯食べてないので今日はもうやりません。今後修正する際、碧空戦士を太くしつつ縦横比の調整をします。
配置
5パターンのうち、今回は③モチーフ片寄せで行きました。ウィザード推しとしては②にしたかったんですが本職デザイナーでもイラストレーターでもない僕には「クレストじゃないけど象徴的な意匠」を考えるのは無理だと判断。
ちなみにライダーズクレストは番傘です。開いてるのとか変わった形のとか、からかさお化けのとかも考えたんですが一番シンプルな形にしました。畳まれてる番傘可愛いよね(???)
墨で書いたみたいな質感がお気に入り
作成ポリシー
全体の縦横は1:2にする
タイトル領域の縦横比は、①③パターンの際の平均値22.5%
イタリック:「碧空戦士」は35度、「アマガサ」領域は30度
こうして見るとカッターの刃みたいですね
最終的にこっからああなるわけなんですが、そのあたりの紆余曲折はTwitterにあります。興味のある方はどうぞ。ちなみに、とりあえず最初に入れてみたのがこちら。
機 動 戦 士 ガ ン ダ ム
▼Togetterにまとめました▼
配色
拙作『碧空戦士アマガサ』の主人公の変身後の姿は、白と金に加えて赤色が差し色として使われています。【結果3】より、ライダー本人の色がロゴの色として使おうとすると、ロゴ全体が白ベースになってしまうので、ここはフォーゼを真似して赤色ベースにしました。ほら、フォーゼもアマガサも瞳は赤いから。
まとめ
最初に考えていた工数の3倍くらい使ってやったんですが最終的には作成者のセンスが物を言うなぁという悲しい気持ちになっていますが、それはさておき。
本記事では、以下の観点から平成仮面ライダーのロゴと全力で向き合ってみました。
1.テキストロゴの分析
・縦横比の法則性
・斜体について
・ハライについて
2.ライダーズクレスト活用やその配置などについて
・タイトルロゴのライダーズクレスト含有率
・配置の仕方のカテゴライズ
3.ロゴの色味について
・ロゴ自体の色味について
実際に「ぽい」ロゴを作る上では、上記の結論のデータがあれば割と十分だったように思います。あとは単純にロゴデザイナーとしての才覚が問われる。テキストロゴってやっぱり難しいよね(´・ω・`)下手の横好きじゃ太刀打ち行かなかった。
とはいえ、自分で作ると感慨もひとしおと言うか、ちゃんとやってくぞーという気持ちになるので人間単純なもんですね。
色々あったし、見方によってはガバガバだけど最後に一言だけ。
あー楽しかった!!!!!!
- 宣伝 -
今回ロゴ作成をした、ニチアサライダー風オリジナル変身ヒーロー小説『碧空戦士アマガサ』はnoteにて絶賛連載中です。まだ第3話なので読むなら今のうち!
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