熊本県畳工業組合 TATAMiS PROJECT

ただいま下記kibidangoさんの方でクラウドファンディングに挑戦中です。 畳職人活…

熊本県畳工業組合 TATAMiS PROJECT

ただいま下記kibidangoさんの方でクラウドファンディングに挑戦中です。 畳職人活性化のために、畳にまつわる様々なことを情報発信していこうと思います。 宜しくお願いします! https://kibidango.com/project/2062/

最近の記事

熊本県畳工業組合キャンペーン動画

年末ですが、世の中の畳屋さんも大掃除をされていることでしょう。 2023年を振り返ってみますと、畳業界の内外ではそれぞれの「動き」のような事柄があったように思います。 それは情報とすれば悪いことではないと思いますので、来年に向けて良い方向に向かうと願っております。 さて、私が所属しています熊本県畳工業組合もキャンペーンに併せてPR動画を作りました。 昔は、新聞広告などもありましたが、新しい試みとしてYouTube広告を行いその統計資料を活用する、今後はエビデンスに基づいた行

    • RIKISHI CHAIR

      RIKISHI CHAIR(力士チェア)と銘打って、作っているシリーズがあります。 それは、見た目が「和」ということだけでなく、使い方による特徴が大きいです。 畳職人という職業をご存知ない方も多いと思います。畳職人は、昔は畳を手で縫い、方々の家に運び入れ、部屋を綺麗にする仕事のことです。 畳職人の職業病として、肩の痛み・首の痛み・腰の痛み、といったことが多く、大抵の方々は60を過ぎると何処かしらに身体の不調が表れてきます。 力士との出会い そういう職業病の危険性を日々感

      • 文化を遊ぶ方法

        私たちが出来ることは限られていますが、何かを作ってみることは直ぐに出来ますので、カタチにすることは得意です。 畳の大きさは昔からおおよそ3尺☓6尺でして、それは日本人のヒューマンスケールになっております。 今ある畳の機械はそれを造るためには特化しておりますので、小さくなればなるほど、その恩恵は小さくなります。 手縫いで行う楽しさ ですので、機械で縫える所は縫いますが縫えない所は「手縫い」で行います。しかし、この手縫いが試作段階だからでしょうけど、とても楽しいです。50年以

        • 公共性と社会性と専門性

          前の投稿で、認知を広げるためにソーシャルマーケティングの取り組みを行っていきたいとお伝えしてましたが、熊本県畳工業組合の取り組みとして「BIZMATT」というプロダクトを作り、社会的認知を広げる活動を行っています。 とりあえず行動してみる 珍しく(?)デザインにも力を入れまして、今の熊本県畳工業組合で出来ることを形にしました。今回は125枚製作しまして、熊本県下にモニターとして配布を行っています。 公共性のあるB to Bに繋がれば…と願ってはいますが、結構個人の方から

          畳の認知を広げる活動

          8月中旬、熊本市内「未来会議室」において畳縁トップシェアの髙田織物株式会社・代表取締役 髙田尚志氏の講演会を行いました。 この日は「畳の高付加価値化」ということで、どうしたら畳が高く売れるかの会議を行った次第です。 畳店だけでなく資材メーカー、い草農家の方々も来て頂きまして盛況でした。 以前から、国産畳表=八代(熊本県産)のイメージはあり、外国人にもTATAMI(畳)という言葉の理解はあるでしょうから、熊本における畳のアドバンテージ(優位性)は大きいと感じていました。 髙田

          とりあえず作って考える

          10年程前に、建築家の清家清さんが好きで、オマージュとして「移動式畳」を作っていました。 せっかくだから、とスツールを作って頂いている家具工場に、今回新たに「移動式畳」を作って頂きました。畳縁はLANと今色・畳表は八代産使用。 友人の建築家も欲しいと言うので、キャスターの高さ違いを2つ、昔はハンマーキャスターでしたけど、今はイロイロありますね。OEMかもしれませんが ウォールナットの感じは高級感が増しますし、畳の無い広いフローリングにあると、移動出来るという点は良いと感じ

          「畳」、動いている

          2023年になり畳業界も研修会が各地で行われました。こんな時代だからこそ、学び、共有し、新しい「何か」を創るため、皆さん行動されているのだと思います。 こうやって研修会に来られる方々は、もちろん意識の高い方々で熊本県のい草の現状を知りたい方や各地から来られる畳店の方々とお知り合いになって、少しでもより良い情報を活用されたい方々と思います。 飛行機代を使い、熊本の生の情報を各地にアップデートしていただけるので、熊本県人としましても有り難いと感じます。 私も3回の研修会に参加

          畳を再定義する

          コロナ化も重なり、様々なことを再定義することになっていっているように思えます。 タモリの24時間戦えますか?というCMにもあったように、今の時代あくせく働くことが本当に必要なことなのか疑問です。また成人したら結婚しなければならない、新築の家を建てなければならない、など誰にとっての「当たり前」なのかが分からない時代になっています。 畳においても和室という「当たり前」から、リビングの1スペースにフラットに敷いたり、壁に埋め込んだり、段上がりスペースを作ったり、その人に取っての「当

          畳を使った取り組み「長椅子」

          【公共性の高いモノの難しさ】 夏に私たちの街では「山鹿燈籠」という祭が開催されます。 街々で作った「燈籠」を地域の神社である大宮神社に奉納を行う神事です。 大宮神社が大規模な修復工事を終える本年、拝殿の中で使っているコショウが古くなったのもあり、また、私たちの取組にも合致し、修復工事完成に併せて参拝者が座る椅子を新しく出来ないかと提議されたのが今年の春でした。 神社の神主さんにヒアリングするといろいろな諸問題が浮上してきました。 ベンチタイプにしてほしい(親子参拝のた

          畳を使った取り組み「長椅子」

          TATAMiS PROJECT プレスリリースについて思う

          クラウドファンディングしているときに、プレスリリースをした方が情報は広まるので、もちろんした方が良いと思います。 ただ、プレスリリースの規模によっては、高額になりますので、プレスリリースした方が良いかどうかは、各々の判断になります。 Makuakeなどでは広告が上手く広まるようにしてあるので、その点はあまり不安になる必要がないかと思いますが、日にちが1日1日と切迫している中、販売実績が芳しくない時は、経験者ですが本当に焦ります。 そういう時は、最初の目的を噛みしめるか、お

          TATAMiS PROJECT プレスリリースについて思う

          やって分かることがありました。

          さて、残すところ5日くらいになったクラウドファンディングですが、思うことも多々ありましたが、本当に様々なことを学べた事業だったと感じています。 実践に勝る経験はなく、只今、残り5日ですが100万円オーバーになっている金額は、私達にしたら「大成功」と捉えております。 私達も少なからずモノづくりをする人間でありまして、今まではお客様や建設業の方からの要望を形にすることを目的としていました。もちろん、それは素晴らしい仕事でありますし、そのお客様の喜びが誇りとなっています。 今

          やって分かることがありました。

          ☆HP完成☆

          TATAMiS PROJECTのHPが完成しました。 我ながらキレキレな感じに(制作の方に感謝感謝)なりまして、とても嬉しいです。 キックオフイベントでクラウドファンディングは開催中ですが、その間に間に合わせたかったので、安心しました! 言うまでもなく、行動は媒体を通して周知するものですので、このHPを通して、熊本県畳工業組合の活動力の一助になればと思います。 熊本県産の畳表を生活の一部に是非!使われてみませんか?宜しくお願いします。

          欲しいモノは創ろう

          畳スツールということで、いろんな方向性も考えました。例えば誰かが作っているものを販売させていただくとか、著名なデザイナーに依頼するとか。 ですが、そのどれも実現が難しく、また私達(熊本県畳工業組合)が、行動(実践)し情報を拡散した場合の効果を考えた場合、自分達が先ずは使いたいモノを創ろうということになりました。 デザインという世界においては無知に等しいのですが、木の素材を全面に使いたいという思いを家具工場に伝え、あとは出来るだけシンプルな構造と造形を心掛けました。 流線

          行動し、広める。

          一昔前の広告の手法として、巨額を投じて、テレビCMを行うというモデルがありました(今もあってますが)。しかし、近年になり動画(youtubeなど)を無料で携帯電話で視聴し広めるというモデルに移行しました。 そんな未来になるとは、想像も出来なかったことです。それが、ここ20年の間に爆速のように変わっていってます。 「広告=広く情報を配信することを目的」とした場合、どのように考えましても「行動」をしないことには、情報配信を行えません。何気ない日常をyoutubeなりで配信するこ

          畳の可能性

          畳の構造は簡単に説明すると、畳の中身である「床」そして表面の「畳表」畳表と床を覆う「縁」で構成されています。 床は、昔は藁床であり重さが40キロくらいありました。もちろん今でも作られていまして、藁床じゃなきゃ畳ではないと言われる方もいらっしゃいます。 他には藁床の中に断熱材を入れたものや、建材を使ったものがあります。 次に畳表なのですが、い草のものから七島藺という丈夫な品種、ビーグ表、和紙、樹脂、と様々な種類があります。畳という「侘び寂び」を味わうものだったのが、色の変わ

          TATAMiS PROJECT 当日

          いよいよ前夜ではなく「当日」になってしまいました。 当日とはクラウドファンディングの開始日ということです! このプロジェクトを起草して、あらゆる人のアイデアや価値観を詰め込みまして、ここまで来ました。 そうしましたら、12日の今朝のことですが、伊礼智さんに師事されている建築家の方に褒められました。 「良いことしてるね、楽しそうで」 価値観とは、人にどう思われるかということの集合体です。ですので、全く何も伝えてなかった人に、そう言ってもらえたことがとても嬉しかったです。私たち熊