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意識の低い勤務意向調書の書き方

公務員には人事異動がつきものですが、毎年、だいたい秋~冬ぐらいに次の異動どこ行きたい?っていう書類(ここでは「勤務意向調書」と呼びます。)を書かされます。
希望したい部署があれば、スラスラ書けますでしょうが、、、そうでないと書くのは難しいです。

1.まず、願いが叶うことは滅多にない

これが最大の理由ですね。公務員は毎年、全体の人員の3~4割が人事異動で動きます。首長が変わったりして、ドラスティックな組織改編とかすると、半分以上が異動対象というときもあります。
そんな組織で、いちいち個人の言い分なんて聞いてもらえません。
なので、勤務意向調書をど真面目に書く気分になれません。
なんででしょうか。公務員になるときは、志望動機って少しはスラスラかけたはずなのに。。。。

2.現実が見えてきてしまう。

公務員では花形部署である、企画部門や観光部門などはとても激務です。
また、住民や幹部、議員などからの関心が高いので、業務も通常以上に慎重に進めることが多いです。それなので、非常に神経を使います。この辺は以前の記事でチラッと触れていますかね?

また、イベントが多い部署だと、土日はありません。週休日の振替が指定されるので、平日に休めます・・・でも、平日は通常業務が待っているので。。。ゲフンゲフン。
そうなると、ある程度、プライベートを犠牲にしないとなりません。

3.ある程度の年齢になると、異動が硬直化する。

公務員は転職同然の人事異動が日常茶飯事です。
3月31日まで、福祉事務所で生活保護のケースワーカーをしていた職員が4月1日から財政課で予算編成担当とか、県土整備事務所の用地担当から県税事務所の納税担当へ異動とか、全く畑が異なる部署への異動があります。
しかし、職員によっては、年齢が経つに連れて、ある特定の部門内でしか異動しなくなります。

A福祉事務所生活保護ケースワーカーからB福祉事務所生活保護査察指導員とか、財政課内で係長→課長補佐へ昇任とか、C県土整備事務所用地担当から本庁県土整備部用地統括担当とか、県税事務所納税担当から課税担当へ所内異動など・・・・

ある程度の年齢になると「即戦力()」を求められ、ある一定の部門内でぐるぐる定年まで異動・・・というケースがあります。
(もう新しい仕事なんて覚えたくねーしなどという)業務に適性を発揮している!という本人の希望もあります。しかし、この異動も本人の希望に必ず即しているか?というと、、、、難しいところです。

4.意識の低い勤務意向調書の書き方とは?

そんなことなので、意識の低い考無員だと、何を書いたって、無駄。と思います。
もちろん志の高い方は、この貴重な機会に、人事課や財政課や企画課と書いて、役所の主要部門で活躍をしましょう!あ、国派遣とかにも応募するのも断然OKですね!
人事担当が言うには「勤務意向調書はみんなが思っている以上にしっかり読んでいる。(弊自治体人事担当)」とのことです。頑張りましょう。

県庁の場合は、出先機関ばかり書くのがいいでしょう。議会も予算対応もありません。
今まで経験した業務を行っている部署を記入するのもいいですね。
新しく覚えることも少ないだろうし。

市役所の場合は、支所や図書館が穴場と聞いたことがあります。
ただ、図書館は当然土日も空いているので、そのときに勤務するときがあると思います。
そうなると、支所一択でしょうか。困った案件があれば、本庁(市役所)に相談すればよいのですから。

そんな私。今の所属(県立学校)が3年目。
サイクルで考えたら、そろそろ異動できる時期です。
秋の時期になったら、なんて書こうか。
書いても無駄なので、考えることもしないこととします。


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