えりまき/田舎考無員(こうむいん)の本当のところ

意識低い系公務員。某田舎県職員の考無員を10数年やっています。これまでに土木、福祉、市…

えりまき/田舎考無員(こうむいん)の本当のところ

意識低い系公務員。某田舎県職員の考無員を10数年やっています。これまでに土木、福祉、市役所派遣、指定管理施設運営、出納機関、県立学校事務室で勤務し、現在は地方公営企業現場事務所勤務。キャリアプランはありません。考えも無いので考無員。座右の銘は「反省はしている。後悔はしていない。」

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改めて自己紹介。

noteを初めて1年が経ちました。 毎日、意識の低さに磨きがかかっている者です。 自分を振り返るためにも、簡単に今までの経歴を紹介。 某田舎県職員です。入庁から十数年経過しました。 この業界は異動が多いです。転居を伴う異動も経験しました。 1官署目 新採で本庁勤務となりました。特に希望したわけでもないです。土木部所管の行政財産などを扱う主管課配属となりました。 直属の上司がメンタル?気味となり、配属から日も浅いうちに本庁独特の予算、議会といった様々な業務に従事できました。

    • 傷病手当金をもらう際の注意点(地方公務員編)

      お久しぶりです。 今年度も半分が終わろうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。 今回は久しぶりにこちらに関連したお話です。 こちらの記事で、公務員は休職して1年経過しても、最大で2年間傷病手当金を貰える制度をご紹介しました。 その際にどうしても注意したいことをお伝えします。 1.前年度受給した給与に対し住民税が課税される ごくごく当たり前のことから。 休職後、傷病手当金が支給され始めても、各種税金はかかります。 傷病手当金を受給しているからいって、免除規定はありませ

      • 学校事務の現場から(損害賠償編)

        久しぶりにこのシリーズを追加しましょう。 忘れたくても忘れられない出来事です。 学校で働くというリスクについて、皆様に知ってほしいです。 1.とある事件の発生 それは昼休みの出来事でした。 学校で勤務する職員は自家用車で通勤している方が大多数です。 その自家用車はだいたい学校の敷地内の駐車スペースに停めています。 児童・生徒(以下、便宜的に「子ども」といいます。)の目に届く範囲に置いてあります。 ある日、昼休みに校庭で遊んでいた子どもが、いたずらで石で、学校内に駐車して

        • 市役所の時間外の窓口勤務について

          私は県の職員ですが、かつて、市役所に派遣されており、基礎自治体で勤務をしておりました。その時に、福祉担当部署で窓口勤務を経験しました。 その市役所での窓口勤務ですが、近年変化が見られます。例えば、 彦根市の場合ですが、窓口勤務の時間(開庁時間)を1時間短縮するとのことです。さらに、毎週木曜日に実施していた窓口延長サービスも廃止にするものです。 これはなかなか画期的です。今回はそんな窓口勤務の話。 1.勤務時間=窓口勤務時間が当たり前 市役所の窓口といえば、この彦根市の

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        • 「学校事務の現場より」シリーズ
          6本

        記事

          最近入庁する地方公務員に起こっていること

          新年度は早くも3ヶ月が経過しようとしています。 いかがでしょうか。 仕事にも慣れてきましたか?今回は、最近入庁する地方公務員に起こっていることをお伝えしたいと思います。 1.新採ポストがどんどん再任用職員に置き換わっている 近年、地方公務員の再任用職員の比率が徐々に高まっているように感じます。再任用制度自体はだいぶ前からありましたが、今年度からは定年延長に伴い、「役職定年」という聞き慣れない言葉も耳に入るようになりました。 簡単に申し上げますと、地方公務員の定年は「60

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          地方公務員の皆様、6月1日は何が何でも在職しましょう!

          お仕事お疲れ様です。 5月もいよいよ終わり、6月です。 6月1日は何がなんでも、仕事は続けてください。職場にいてください。 理由は、何事もなく、在職していれば、ボーナス(期末手当+勤勉手当)が支給されるからです。 まあ、「基準日前1箇月以内に退職等をした職員」も支給対象ではあるのですが、在職期間の計算などがあり、ボーナスは満額もらえません。 ちなみに、6月1日時点で育休中で給与の支給がない方も、6月支給のボーナスならば、12月2日~6月1日の間に実際に勤務していた期間分の

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          地方公務員が出世するには?

          令和6年(2024年)4月の最終開庁日となりましたね。 新年度はいかがお過ごしでしょうか? 本日は、地方公務員の出世についてお話したいと思います。 まあ、そんなの興味ないけど。という方もぜひ。 1.ぶっちゃけ学歴は関係なし。 びっくりするかもしれませんが、本当に学歴は関係ありません。 どこまで関係ないのかというと、高卒だろうが大卒だろうが関係ありません!!(本当ですが。、要件は後述。) 某田舎県庁では部長級(都庁や政令市でいう局長級です。)職員には、大卒職員も高卒職員もい

          4月1日にこれだけはやっておこう(地方公務員編)

          令和5年度がいよいよ終わります。 地方公務員にとっては、ある意味、明日4月1日が「新年」です。 私のメモ書きも兼ねて、「4月1日」のこれだけをやっておきたい。を最低限あげようと思います。古臭いかもしれませんが。なお過去記事も参考に。 1.元気よく挨拶をしよう 異動しても、異動していなくても、上司が変わっても、上司が変わっていなくとも、いつもよりも少し元気に挨拶しましょう。 人事異動で多少は人員構成が変わっているはずです。大きい声で挨拶してみませんか? 人が変われば、雰囲気

          4月1日にこれだけはやっておこう(地方公務員編)

          これから地方公務員(行政職)になる人へ

          この春から、地方公務員になる!っという方。ご入庁おめでとうございます。 そんな人に捧げたいと思います。ただし、行政職に限りますが。 私みたいな考無員にならないためにも・・・僭越ながら。 上から目線かもしれませんが、私自身への自戒も込めています。 新卒で地方公務員になる方へ 4月1日の入庁式が終わったら、研修も特になくいきなり4月2日から仕事です。引き継ぎもあまりないかもしれませんが、頑張ってください。ちゃんとした座学の研修はしばらくしてからやります。ここでは同期となかよく

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          学校事務の現場より その5(児童・生徒との関係編)

          今年もよろしくお願いします。 早速ですが、マガジン作ってみました。 今回はその5。児童・生徒との関係です。 学校事務になりたい!って思う方。いらっしゃると思います。 大いに歓迎すべきことです。ただ、もしも志望動機とかが、 「子どもの笑顔が見てみたい!」「学校現場で子どもと関わってみたい!」 とかい言う方は要注意。 そんな高尚な動機なら、教師になった方がいいです。本当に。 1.学校事務になれば、「特定の」児童・生徒と関われる。 学校には多くの生徒(小学校ならば、児童といい

          学校事務の現場より その5(児童・生徒との関係編)

          2023年はありがとうございました。

          ネタはないことないのですが、12月は仕事が思ったよりも忙しく(仕事納めも29日でした。)、こちらまで気が回りませんでした。 まだまだ隠れたネタ?はあるつもりなので、ぼちぼち書き連ねたいと思います。 良いお年を。

          学校事務の現場より その4(昼休み編)

          今年3月まで県立学校で事務をしていました。 4月から異動しました。異動して本当によかったなぁ。と思うことが1つあります。 昼休み(60分)が、ほぼ毎日確実に取れることです。 「当たり前だろ。」と思った人。多いと思います。だけど学校は違うんだよなぁ。(例外はあると思います。) 異動はしましたが、久しぶりに学校事務シリーズです。 1.昼休みは「45分間」ありますが、「取れません」。 要約すると、この一言に尽きます。昼休みなんてあってないようなもんです。とれません。なぜか。

          学校事務の現場より その4(昼休み編)

          生活保護ケースワーカーになってよかったこと

          私はかつて、県職員として「郡部福祉事務所」に勤務し、そこで生活保護ケースワーカーをしていました。 生活保護と行ったら、身近な市役所がやっているイメージですが、福祉事務所が必置性ではない町や村では、県が生活保護を実施できる福祉事務所を設置しています。 (※福祉事務所を設置している町や村もあります。これらの場合は、市役所同様に役場が生活保護を実施しています。) 生活保護のケースワーカーをしていて、気が滅入った!?ことが多いのですが、その反対に、やってよかった!みたいなことを挙げ

          生活保護ケースワーカーになってよかったこと

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          続・県議会議員は偉いんだ。

          県議会議員は偉いんだ。

          何回目のお久しぶりです。でしょうか。 今回は、愚痴全開です。 以前、こんなお話をしました。 この記事で、県議会議員は市町村議会議員よりも、偉いのか?といいながら、結論も出さずにゴニョゴニョしていました。 ただ、最近のニュース見て確信しましたね。 偉い。県議会議員の先生方は絶対偉い。偉いんです。 こんなニュース出ても辞職しないんです。 逮捕されてもやめない。法令違反して、特別職の公務員のため、私傷病による特別休暇なんて制度が(おそらく)ないはずなのに、診断書でお休みできる。

          指定管理施設の「光」

          以前、このようなお話をさせていただきました。 今回は、その指定管理施設の「光」と「闇」についてお話します。 1.そもそも「指定管理施設」って何? 「指定管理施設」とは「指定管理者制度」というものに含まれるものです。「指定管理者制度 総務省」で検索すると、こんな感じです。 わかりにくいですね。正確性が欠けますが、ぶっちゃけいうと、「お役所に高いサービス性を求められる公共施設の柔軟な運営は難しいから、ノウハウがあり、やる気のある民間企業にお願いすれば、良いサービスを提供で