土偶子

好きな時代=縄文時代。好きな歴史上の人物=小野篁。よく知られた事件や人物より、謎の多い…

土偶子

好きな時代=縄文時代。好きな歴史上の人物=小野篁。よく知られた事件や人物より、謎の多い時代や人物に惹かれます。

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  • 将門を祀る!?

    都内の平将門伝説がある寺社をめぐります。

  • 江戸を守護する四つの寺社

    江戸城守護の神田明神、日枝神社、寛永寺、増上寺、探訪記。

  • 呪術都市江戸

    徳川幕府が江戸に施した呪術とは?

  • お気に入り記事

  • 於岩さんが生きてた頃━━江戸時代始めました

    田宮於岩さんが生きていた頃━それは江戸幕府が始まりと重なる。於岩さんが見た江戸の始まりは…

最近の記事

ドラキュラとゼノフォービア―2

 丹治愛氏によれば、19世紀末ヴィクトリア朝のイギリスは、外国恐怖症にかかっていたという。それはどういうことなのか。  そしてその時期に出版された『ドラキュラ』というホラー小説が、イギリスを覆っていた外国恐怖症を背景に取り入れているのだともいう。  丹治氏が1997年に出版した『ドラキュラの世紀末』から、それをみてみよう。  イントロダクションとして、「ドラキュラの謎」と「ドラキュラの年は西暦何年か」があり、その次に三つの章がある。  各章にはそれぞれ二つの項があり、外国

    • ドラキュラとゼノフォービア―1

       『ドラキュラの世紀末』という本を読み返した。著者は丹治愛氏。1997年に東京大学出版会から出版されて、当時書店に出てすぐに購入したと思う。  なぜ、この本を読み直したのか。それはここ数年の日本や世界━━とりわけ「先進国」といわれた(というか自称している)西側諸国の、何とも言えない周辺国に対する焦りのような不安感が、この本の内容とどこか似かよっていると思ったからである。  この本の副題は「ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究」である。このゼノフォービアがキーワードだ。  

      • 家電はなぜ続けざまに不具合が出る?こないだステレオ壊れた。先日DVDデッキいかれた。来週、エアコン全とっかえ。そして今日、台所の換気扇が故障。付喪神様の祟りでおじゃろうか?😰(画像と本文は関係ないです)

        • 将門を祀る!根元神社(奥多摩町)

           JR青梅線の終点、奥多摩駅で下車。ここは東京の駅の西のはずれにある。駅舎を出ると駅前の空をたくさんの燕が飛び交っていた。駅舎のどこかに巣があるのだろう。  駅の向かいに観光案内所(ビジターセンター)があり、ここでハイキングや登山、キャンプなどの情報を得ることができる。  駅前から道は奥多摩湖(小河内ダムによってできた人口湖)方面に向かう青梅街道と、日原街道に別れている。日原街道は日原鍾乳洞へ向かい、更にその先は東京、山梨、埼玉の境の雲取山につながる。  私は日原街道の

        ドラキュラとゼノフォービア―2

        • ドラキュラとゼノフォービア―1

        • 家電はなぜ続けざまに不具合が出る?こないだステレオ壊れた。先日DVDデッキいかれた。来週、エアコン全とっかえ。そして今日、台所の換気扇が故障。付喪神様の祟りでおじゃろうか?😰(画像と本文は関係ないです)

        • 将門を祀る!根元神社(奥多摩町)

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          将門を祀る!将門神社(奥多摩町)

           JR青梅線は御嶽駅を過ぎると、いよいよ山深い風景に変わっていく。山の間の谷底をくねくねと蛇行しながら流れる多摩川と、斜面を削って通る青梅街道。街道の少し上を通る鉄道。トンネルも多い。  鳩ノ巣駅で下車した。ここは鳩ノ巣渓谷で有名なところ。キャンプ場などがあり、釣りやハイキングなど自然を楽しめる行楽地だ。  上の散策まっぷを拡大して見ていただくと分かるが、駅の右、電車の絵のすぐそばに目的地の将門神社がある。まっぷの茶色い道は舗装していない山道と思うが、こんな単純な道ではな

          将門を祀る!将門神社(奥多摩町)

          将門を祀る?海禅寺(青梅市)

           JR青梅線を奥多摩方面へ行こうとするとき、青梅駅より先へは都心から直通では行けない。必ず青梅駅で乗り換えなくてはならない。(青梅線は立川駅~奥多摩駅だが、中央線から青梅駅行きが乗り入れている)乗り換えがスムースに行くときもあれば、待たされる時もある。  二俣尾という駅で降りた。線路の北は山が迫り、南に青梅街道が平行して通る。その先、谷の底を多摩川が流れている。  因みに川を橋で渡った吉野街道に吉川英治記念館がある。  駅の北側に出て、線路沿いの道を行く。線路わきのフェン

          将門を祀る?海禅寺(青梅市)

          ちょこっと断捨離 其十三

          ちょこっと断捨離 其十三

          将門を祀る?乗願寺(青梅市)

           天寧寺に行った帰り、ついでに三田氏ゆかりの乗願寺にも立ち寄ることにした。  東青梅駅に向かって戻り、線路が見えたら西に曲がって線路のわきの細い道を進む。時折、青梅線が通り過ぎる。単線なので、電車は東から西から交互に来る。  すると、レトロな洋風の木造の建物が現れた。  勝沼公会堂だそうだ。昭和十四年[1939]に建てられた。公会堂の名があるが、どちらかといえば地元の集会場的な存在らしい。  戦前の木造建築なのに、状態がいいというか可愛らしい。  その公会堂の背後の

          将門を祀る?乗願寺(青梅市)

          NHKスペシャル・未解決事件「下山事件」

           NHKスペシャルで下山事件を取り上げていた。二部構成で前半はドラマ仕立て、後半はドキュメンタリー。  下山事件は昭和24年[1949]7月5日から6日にかけておきた、初代国鉄総裁下山定則氏の怪死事件である。  5日の朝、総裁専用車で自宅から東京駅前の国鉄本社に向かう途中、千代田銀行の貸金庫にたち寄った後、三越百貨店へ向かう。三越の駐車場で、運転手に5分で用は済むといい残して、店内へ。そして下山氏は忽然と消息を絶ってしまう。  翌6日深夜、常磐線が東武電車と交差する五反

          NHKスペシャル・未解決事件「下山事件」

          将門を祀る?天寧寺(青梅市)

           JR青梅線の東青梅駅の北口を出て、成木街道を北に向かって歩く。途中、青梅第四小学校の角から城山通という道が伸びていた。道沿いのコンビニや住宅の向こうに、二つの小山が見える。あれが城山なのだろうか。  確信を持てなかったので、写真を撮らなかったのだが、帰宅してから調べてみると、やはり勝沼城という城跡があるらしい。(ろくに下調べをせずに、とりあえず現地に行ってしまう、私の悪い癖。お陰で、あとでしまったと思うこと度々・・・)  勝沼城は三田氏の城だったという。このシリーズでもた

          将門を祀る?天寧寺(青梅市)

          来たー!特殊詐欺電話。普段留守電にしているのに、うっかり出てしまったら女の声で「こちら警視庁特殊詐欺対策課ですが、○○さんでしょうか…」ここまでで何も言わずに切った。夕方のNHKローカルニュースの特殊詐欺コーナーで私の街が出ていた。名前を知っていたのが気持ち悪い。皆様も気を付けて

          来たー!特殊詐欺電話。普段留守電にしているのに、うっかり出てしまったら女の声で「こちら警視庁特殊詐欺対策課ですが、○○さんでしょうか…」ここまでで何も言わずに切った。夕方のNHKローカルニュースの特殊詐欺コーナーで私の街が出ていた。名前を知っていたのが気持ち悪い。皆様も気を付けて

          ちょこっと断捨離 其十二

          ちょこっと断捨離 其十二

          将門を祀る?阿伎留神社(あきる野市)

           JR五日市線の終点、武蔵五日市駅で下車。ここから先は鉄道はない。  また、五日市街道も駅前で終わり、その先は檜原街道につながる。  秋川渓谷は行楽地で、武蔵五日市駅はその入り口でもあるので、平日でも自然を求めて訪れる人は少なくない。外国人のトレッカーもちらほら見かけた。  檜原街道を進むと途中に広場があり、注連縄をかけた自然石があった。石の根元には御幣がさしてある。市神様だそうだ。  かつて五日市の市の中心に祀られていたという。五のつく日に市が開かれるので五日市。その始

          将門を祀る?阿伎留神社(あきる野市)

          ちょこっと断捨離 其十一

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          冨田勲の源氏物語

           今年のNHK大河ドラマは紫式部が主人公だそうで・・・。実は私は見ていないので、ドラマの話はできません。すみません。  紫式部といえば『源氏物語』ですね。それでふと思い出しました。冨田勲氏が源氏物語をテーマに作曲した『源氏物語幻想交響絵巻』です。  1999年に録音され、2000年にCDが発売されてすぐに購入ました。私のお気に入りのアルバムになり、仕事のBGMとして何十回(何百回?)となく聴いたものです。  大河ドラマのお陰で、久しぶりにCDを聞いてみようと思いました。仕

          冨田勲の源氏物語

          ちょこっと断捨離 其十

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