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Kei
2024年5月6日 07:51
真夜中の電話はいつだってドキっとします。日付変わり二時過ぎー鳴り響いたその電話の内容は、父の入所施設からのものであり「お父さん、ま~た一人でベッドから車椅子に乗ろうとしたんでしょうね!転んでいましたよ!今度はどうも骨折しているようなので、総合病院に搬送されたところです!ご家族の方、至急、付き添いを!!」でした。いや・・叱責されてもねぇ。。と思う心は置いといて。明日、手術
2024年4月15日 05:57
「何をどう言ってもつまらんのぅ。」と、父がふっと笑う。その顔があまりに寂しくて帰宅後も脳裏から離れない。豪胆でまさに九州男児そのものだった父、やんちゃを重ねた十代そして、企業を興した二十代転身して、経済より誇りを望んだ三十代父の人生は(父が手記をとうの昔、現役の頃、わたしに預けたのだ)まさに波乱万丈、そして、輝かしい業績を残した人生であった。8年前、突然倒れ
2024年3月26日 07:36
拉致問題、首相が本気出しゃ、解決するにきまっとる。望むだけの金出してやらんか。気の毒に・・親御さんが生きとるうちに、娘返してやらんかい!しかし・・お前、海辺に住んどらんで良かったのぅ。ぼやっとしとるから、簡単に拉致されたのぅ。がはは。やれやれ。ぼやっとしてると思うのは、昔も今も、おとうさん、貴方だけですってば!私を一番知らないのが、貴方と母だとは・・あぁ、情けないやら笑える
2024年3月2日 21:05
車椅子に乗り、半身麻痺の父は、大声でそう喚く。脳内出血時の損傷箇所が大きくて、リハビリを頑張るも、結局、歩くこと叶わず。ただ・・好きこそものの上手なれ。違うかw生来、口の達者な、いや、饒舌、多弁、父が口を開けば誰もが時に感動で、時に唇かみ締めて・・去ったという、その性格が幸いしてかはたまた、言語療法士さんが、とびっきりの(父好みの)スレンダーな若い美女だった為か、言葉だ
2024年2月22日 15:47
積乱雲を見るとわたしは、父思い父に畏怖し父に焦がれた既に巨大な体躯は見る影もなく半分ほどの痩躯となりし父のそのぎょろりとした眼を見出すときあぁ、まだ父は父なのだ、と思うのだ。