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父;覚書

積乱雲を見ると

わたしは、父思い父に畏怖し父に焦がれた

既に巨大な体躯は見る影もなく

半分ほどの痩躯となりし父の

そのぎょろりとした眼を見出すとき

あぁ、まだ父は父なのだ、と思うのだ。




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