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『雑談と業務連絡では難易度が違う』の話。

情報共有が出来ないチーム。
報連相が出来ないチーム。
仕事現場においてかなり脆弱な集団と化す。

何を隠そう僕の会社(部署)もそうである。

わざと言わないわけではない。
忘れているわけでもない。
「言っても良いのかな?」「言いづらいな」という私的な思いから伝えるべき情報が滞ることがある。

伝えた方がいいかも。
でも私じゃなくてもいいかも。
誰かが伝えてくれるかもしれない。
きっと誰かが伝えてくれる。
結果皆が同じ考えのもと誰も伝えない。
そして皆口を揃えて言う。
「OOさんが言ってると思ってました」
「OOさんがやってくれると思ってました」

お前ら何歳だ?

自分の仕事なんだからちゃんと責任持ってやれよ。
すぐにバレる嘘をつくなよ。
やりたくないならやらなくても良いように考えろよ。
やると決まったのなら誰かの力を借りても良いからお前主導で行動しろよ。

そんな僕の部署に会社からテコ入れが入った。
声を掛けづらいのは相手のことをよく知らないから。
声を掛けづらいのは仲良くないから。
普段から会話があればスムーズに情報伝達が出来る。

「まずは仲良くなるためにコミュニケーションの時間を作ろう!」

ガキか。
小学生か。
1年生〜になった〜ら〜…か。
そんなことしなくても業務連絡くらい当たり前にこなせよ。
給料もらってんだぞ。
給料もらって皆で仲良くなる時間を作るってなんだよ。
まぁそれでもそこまでレベルを下げないと意識の向上が測れないのならば仕方がない。
毎日10〜15分雑談の時間が設けられる事になった。

最初は何を話せば良いのかわからず硬さもあったが、次第に会話が弾むようになってきた。
良いことだ。
そこそこ相手のプライベートや好みも聞けて仲良くなれた気がする。

だが報連相に関しては何も進歩していない。

何で?
結構楽しそうに会話してたじゃん?
あの笑顔は何だったん?
あの会話自体も仕事の内ってか。
なら報連相も仕事の内だろうが。

なぜ以前と同じく報連相が出来ないのか聞いてみた。

「雑談と業務連絡は難易度が違うんですよ」

それ最初に言えよ。
じゃあ毎日の10〜15分無駄じゃねぇか。
仲良くなれるのは無駄なことではないが。
報連相の質を上げるという目的からすると無駄である。

ここまで書いたがじゃあ僕は出来ているのかという疑問がある。
自分で言うのも何だが報連相は出来ている方だと思う。
少なくとも上司からそのことで注意を受けたことはない。
報連相には問題がない。
しかし皆と仲が良いかと聞かれれば微妙だ。
そんなに会話をしないし僕からプライベートな事を聞くことはあまりない。
つまり僕は。

仲良くはないけど報連相はちゃんとする。

という今回のテコ入れとは真逆の人間である。
だから皆の「言いづらい」という気持ちがまるで理解できない。
あれ?
もしかしたら僕のような人間が和を乱しているのか?
誰かに聞くのは怖いので心のなかに留めておく事にしよう。


『雑談と業務連絡では難易度が違う』の話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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