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『言葉の変化』の話。

自分さえ良ければ良い。
自分さえ幸せなら良い。
何よりも自分が1番大事。
ここまでの自分大好き人間は少ない。
しかし誰しも自分の幸せを願う心はあるはずだ。

超ストレス社会。
日々の激務に追われて幸せを感じづらい。
自分を褒めることもない。
自分を労ることもない。
むしろ現代人は自分を追い詰める傾向にある。
他人と比べて追い詰めて。
頑張る自分にムチを打って。
逃げることも出来なくて。
パンクして。
鬱になって。
自らの幸せを壊していく。

書店には様々なメンタル本が並んでいる。
そこには辛い現実を耐え忍んでいる人に向けたメッセージが綴られている。
他人は関係ない。
自分を幸せに出来るのは自分。
嫌いな人とは関わらない。
上手く他人に任せる。
逃げても良い。
諦めても良い。
自分の人生自分が主役。

心が軽くなる優しい言葉達だ。
優しい言葉だが最近違和感を憶えた。

一昔前はこんなに優しい言葉に溢れてたっけ?

何クソ根性で頑張る。
弱音は吐くな。
残業こそ評価対象。
いじめられたらやり返せ。
逃げるな。
諦めるな。
他人の為に生きることこそ美学。

このような言葉が横行していた気がする。

当時は正直めちゃくちゃだと思っていた。
酷い言葉だと思っていた。
だけど普通に使われていた言葉達。
いつしか誰も言わなくなった。
SNSの普及やハラスメント行為の法的措置が影を潜めた要因だろう。

そして何より耐えられない人が増えたのだろう。

一昔前とは比べ物にならないストレス。
このストレスに真っ向から挑んでは心が保たない。
そもそも人は誰しも幸せになるために生きている。
自分を甘やかして何が悪い。
自分第一。
まぁだからと言って他人に迷惑をかけて良い理由にはならないが。

自分の幸せを軸に他人と付き合っていければ、この超ストレス社会も少しは生きやすくなるのかもしれない。

自分を甘やかす第一歩として久しぶりにアイスを食べようと思います。


『言葉の変化』の話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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