『用心棒』:1961、日本
一人の浪人者が歩いていた。分かれ道に来たところで、彼は落ちていた枝を投げて行き先を決めた。しばらく歩いていると、百姓の小倅と親父が言い争っていた。小倅が出入りに参加しようとするのを、親父が必死で止めているのだ。
「撃ち殺されるのが関の山だぞ。博奕打ちのどこがいいんだ。百姓は畑を耕したらいいんだ」と言う親父に、小倅は「美味い物食って、いい着物を着て、太く短く生きたいんだ」と激しく反発する。彼は親父の腕を振りほどき、その場から走り去った。
浪人者は親父に、「水を一杯貰おう