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映画無段・裏門

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10000本を超える映画鑑賞記録を付けてきたフルカワ モグラが、その中から名作・傑作・佳作をピックアップ。
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#白黒映画

『アルファヴィル』:1965、フランス&イタリア

 諜報員のレミー・コーションは星雲都市のアルファヴィルに到着し、新人記者のイワン・ジョソ…

『何がジェーンに起ったか?』:1962、アメリカ

 1917年、幼いジェーン・ハドソンは「ベイビー・ジェーン」の芸名で子役スターとして活動し、…

『父ありき』:1942、日本

 堀川周平は妻を亡くした後、一人息子の良平を男手一つで育てている。周平は中学の数学教師と…

『ミニヴァー夫人』:1942、アメリカ

 これは1939年夏から始まる、イギリスの中流一家の物語である。街へ出て買い物を終えたケイ・…

『青い山脈』:1949、日本

 日曜日、金谷六助が実家の金物店で留守番をしていると、海光女学校五年生の寺沢新子がやって…

『素晴らしき哉、人生!』:1946、アメリカ

 クリスマスの夜、ベッドフォード・フォールズの町民たちは、「ジョージ・ベイリーを助けて下…

『ゴジラ』:1954、日本

 貨物船の栄光丸が太平洋上で原因不明の沈没事故を起こし、南海サルベージの所長である尾形秀人は連絡を受けて海上保安庁へ出向くことになった。尾形は一緒にコンサートに行く予定だった恋人の山根恵美子に詫びを入れた。  貨物船の備後丸が救助に向かうが、これも沈没してしまった。3名を救助した大戸島の漁船も、原因不明の沈没事故を起こした。漁師の政治(まさじ)は筏にしがみ付いて大戸島に流れ着き、島民たちに救助された。  大戸島では不漁が続き、長老は「呉爾羅(ゴジラ)かもしんねえ」と漏らす。

『丹下左膳余話 百万両の壺』:1935、日本

 柳生藩藩主・柳生対馬守と家老・高大之進は、伊賀の長老である一風宗匠から、先祖が軍用金と…

『警察日記』:1955、日本

 会津磐梯山の麓。花嫁衣装に身を包んだ花江が、親族と共にバスへと乗り込んだ。花江が金持ち…

『くちづけ』:1957、日本

 大学生の宮本欽一は選挙法違反で収監されている父・大吉に面会するため、小菅拘置所を訪れた…

『天国と地獄』:1963、日本

 浅間台から港町を見下ろす丘の上に、製靴会社「ナショナル・シューズ」の工場担当常務・権藤…

『野良犬』:1949、日本

 ある暑い夏の日、警視庁捜査第一課の新人刑事・村上は射撃練習を終え、バスに乗り込んだ。停…

『用心棒』:1961、日本

 一人の浪人者が歩いていた。分かれ道に来たところで、彼は落ちていた枝を投げて行き先を決め…

『隠し砦の三悪人』:1958、日本

 戦乱の時代。百姓の太平と又七が、秋月領の荒野を当てもなく歩いていた。戦に出れば立身出世のはずが、戦に間に合わず、負けた方の雑兵と間違われて死人の後片付けをやらされ、何とか逃げ出したのだった。  2人は空腹と苛立ちから、些細なことで罵り合いを始めた。そこへ、衰弱した侍がフラフラと現れた。その男を追って、騎馬侍たちが入って来た。彼らは男を斬り、馬で走り去った。  太平と又七は再び言い争いになり、そこで別れることにした。太平は、関所に見つからないよう逃げてきた男たちと一緒になっ