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映画無段・裏門

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10000本を超える映画鑑賞記録を付けてきたフルカワ モグラが、その中から名作・傑作・佳作をピックアップ。
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#松竹映画

『父ありき』:1942、日本

 堀川周平は妻を亡くした後、一人息子の良平を男手一つで育てている。周平は中学の数学教師と…

『男はつらいよ 知床慕情』:1987、日本

 寅さんが旅先からとらやへ戻って来ると、「勝手ながら当分の間休業致します」という貼り紙が…

『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』:1976、日本

 平和な海水浴場を一瞬にして地獄に変えた憎い人食いザメを退治するため、車船長は海に出た。…

『男はつらいよ 寅次郎子守唄』:1974、

 昔、ある村に働き者の夫婦がいた。正直者で、人には親切で、村で2人の悪口を言う者は一人も…

『遙かなる山の呼び声』:1980、日本

 北海道の根釧原野、中標津町。風見民子は息子の武志を育てながら、2年前に病死した夫が残し…

『男はつらいよ 寅次郎恋歌』:1971、日本

 雨の降る四国の田舎町。あいにくの雨で商売が出来ないため、寅さんは坂東鶴八郎一座の芝居小…

『男はつらいよ 奮闘篇』:1971、日本

 雪深い越後広瀬駅。田舎を出て集団就職する若者たちが、見送りの家族と共に汽車を待っている。東京のオモチャ工場へ勤めると聞いた寅さんは、柴又のことを思い出す。  列車に乗り込んだ若者たちに、寅さんは「東京で故郷が懐かしくなったら、とらやを訪ねるように」と勧めた。寅さんは若者たちの家族と共に、手を振って汽車を見送る。だが、自分が乗る汽車だと思い出し、慌てて追い掛けた。  寅さんの産みの親・菊が、タクシーでとらやにやって来た。おいちゃんとおばちゃんに挨拶した後、彼女は1年ほど前に

『幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ』:1977、日本

 東京。失恋してヤケになった花田欽也は、勤めていた工場を辞めて真っ赤なファミリアを購入し…

『砂の器』:1974、日本

 秋田県・羽後亀田駅に、警視庁の今西栄太郎刑事と西蒲田署の吉村正刑事が降り立った。2人は…

『祇園の姉妹(きょうだい)』:1936、日本

 木綿問屋で家財道具の競りが行われている。主人・古沢新兵衛は番頭・定吉に「ホンマにすまん…

『二十四の瞳』:1954、日本

 瀬戸内海小豆島。小学校の生徒は四年までが岬の分教場に通い、五年になって初めて片道五キロ…

『お早よう』:1959、日本

 東京の郊外にある小さな住宅地。中学一年の原口幸造、大久保善一、林実、実の弟・勇は、土手…

『東京物語』:1953、日本

 夏、尾道に暮らす老夫婦の平山周吉と妻・とみは、東京へ出掛けることにした。元気な内に子供…

『浮草物語』:1934、日本

 旅芸人・市川喜八の一座が、奈良井の駅に汽車で到着した。喜八の隣には、情婦である座員・おたかがピッタリと寄り添っている。ここへ来るのは4年ぶりだ。幼かった富坊も9歳になった。そら豆みたいだった女性座員・おときも、いい娘に成長した。  床屋の妻が「喜八、若い時、いい男だったよ」と言うので、夫は気になってしまう。客は、カミソリの手元が狂うのを怖がる。  小屋に到着した喜八は、「土地の贔屓筋に挨拶に行く」と言い、おたかに着物を用意させた。喜八が出向いた先は、おつねという女が営む小