『博奕打ち 総長賭博』:1968、日本
昭和10年春、東京江東地区。天竜一家の初代総長・荒川政吉が脳溢血で倒れ、引退することになった。そこで兄弟会親分衆が集まり、二代目を決めることになった。親分衆によって、跡目には中井組組長の中井信次郎が推挙される。
中井は自分が大阪出身の外様の身ということで辞退し、代わりに妹の夫である松田鉄男を推す。だが、兄弟会の仙波多三郎は喧嘩で服役中の松田を跡目にすることに強く反対し、荒川の娘婿である石戸孝平を推挙する。
信次郎以外の者が仙波の意見を受け入れたため、石戸が二代目総長