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企業がもつ「他人資本」とは

こんにちは、waseです!

以前書いた記事で、「貸借対照表」というものは、3つのパートに分かれているというお話をしてきました。

ここでは簡単におさらいしますが、資産・負債・純資産の3つです。詳しいことはリンクの記事をご覧ください!

そしてその中でも「資産の部」は「負債や純資産などの調達してきたお金をどのように運用したか」という「運用結果」が記載されています。

企業が手に入れた資金を、何に使っているのか「使い道」を表すものが、貸借対照表の資産の部でした。

さらに資産の部を分けた「流動資産」と「固定資産」というものについて、それぞれ解説も別の記事でまとめていますので、そちらもご覧ください!

※厳密にいうと、「資産の部」は流動資産・固定資産・繰延資産の3つに細かく分けられるのですが、解説は特に重要なものにのみ、焦点を当てています。

そして、本日ですが、貸借対照表の「負債の部」について見ていきましょう!

1、貸借対照表の「負債の部」

貸借対照表は「資産」「負債」「純資産」という3つのパートから成り立っています。

ちなみにこの3つの関係性は、「資産ー純資産=負債」です。

「負債」と「純資産」は「資金調達源泉」を表します。

債権者から調達したお金(返さなくてはいけない借金)は「負債」とされ、株主から調達したお金を「純資産」と言います。それぞれデッドファイナンス、エクイティファイナンスと言います。

この説明からもわかるよう、企業の資金調達のうち、銀行や取引先などの債権者から調達した資金(他人資本)を負債と言います。

資産の部が「流動資産」と「固定資産」に分かれたように、

負債の部も「流動負債」と「固定負債」に分かれます。

今回の記事では「流動負債」について見ていきましょう!

2、流動負債とは

流動負債とは、企業が比較的短期間に現金で支払うと想定される所負債のことです。

ここから先で、主な流動負債の中身について意味を理解していきましょう!

3、支払手形

負債の部の支払手形には、主たる営業取引(商品仕入)を行なったが、まだ代金が未払いである場合に、その未払い分のうち「手形」で振り出した額が表示されています。

流動資産には「受取手形」がありましたね。なんだっけと思った時には、ぜひ復習にリンクの記事も読んでください!

また、ここから先「流動資産」でもなんか聞いたことあるなというワードが出てきます。その都度しっかり確認して、頭に入れていきましょう!


4、買掛金

買掛金は意味としては支払手形と同様です。

しかし、支払手形は「手形法に基づく手形が発行される」のに対し、買掛金は「売買契約に基づく債権」であると言う点に違いがあります。

また、未払金というものもありますが、これもその性質においては買掛金と全く同質なものとなります。

しかし、主要取引における未払いを「買掛金」というのに対し、

それ以外の未払いを「未払金」として使い分けています。

つまり、仕入れの未払いを買掛金とし、仕入れ以外の未払いは未払金とすると理解しておきましょう!


5、短期有利子負債

有利子負債は、本来の資金調達であり、金利を負担しながら外部資金の導入(借りてくるということ)を行います。

金融機関から調達する間接金融(借入金等)と、金融市場から調達する直接金融(社債等)があります。

そして、それらの中でも1年以内に返済期日が到来するものを流動負債に記載します。

短期有利子負債には、主に3つ種類があって、

1つが「短期借入金」です。金融機関から借りたお金のうち、決算日の翌日から1年以内に返済義務のあるものがこれに当たります

2つ目が「1年以内償還予定の社債」です。一般の投資家に対して社債を発行し、集めたお金のうち、償還の近いものが流動負債に記載されます。

3つ目が少し難し目ですが「コマーシャルペーパー」です。コマーシャルペーパーとは「CP」と呼ばれるものですが、企業が資金調達を行うために発行される短期の「約束手形」のことを言います。ただこの特徴としては、どの企業でも出せるわけではなく、発光体は優良企業に限られるということです。


6、まとめ

今回は「貸借対照表」の中の「負債の部」の中の「流動負債」について取り扱いました!

企業の資金調達のうち、銀行や取引先などの債権者から調達した資金(他人資本)を「負債」と言いましたね。

次は「固定負債」について見ていきます。

細々したことは覚える必要はないかもしれませんが、私が記事で紹介している言葉は「頭の片隅」にでも入れておくと良いと思います!

読んでいただき、ありがとうございました!




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