見出し画像

iCAREの考える健康づくり

こんにちは!株式会社iCAREに所属しています、樽見です。(Twitter→@harukatarumi)
現在、事業開発を担当しています。また、1歳の男の子の母でもあります。

はじめに

この記事は、iCARE Advent Calendar 2021  22日目のエントリーです。
昨日の担当は、iCAREの採用をガシガシ前に進めている採用人事のらびちゃんでした。合わせてぜひ読んでみてください!

今回は、私の所属するBizDevチームのミッションと取り組んでいることについてお話します。

iCAREってどんな会社?

私の働くiCAREという会社は、「働くひとの健康を世界中に創る」をパーパス(存在意義)に掲げるヘルスケア企業です。
主なサービスは、健康管理システム「Carely」の開発と、産業医や保健師などの産業保健の専門家支援サービスです。
2016年にローンチしたCarelyはこれまで累計490社29万人を超える企業・従業員のみなさまにご利用いただいています。
直近では、オンラインビジネスカンファレンスCarely Sustainable Expo 2021 を主催し、約2,500人もの企業の健康づくりを支える方々にご参加いただきました。
(12/27までのお申し込みでアーカイブ配信が無料で視聴できるそうなのでぜひ!)

事業開発室はどんなことをしているの?

そんな企業の健康づくりのプロフェッショナルカンパニーとして、企業やその従業員のみなさんがさらに健康になるためにはどんなことができるのか?
よりスピーディーに効果的に事業を進めるために、iCAREではSaaS事業部とProfessional Service事業部の2事業部体制を取っています。

スクリーンショット 2021-12-20 16.44.50

事業開発室のミッションは、この2つの事業部の架け橋となり、データなどiCAREに蓄積された資産を活用した健康づくりを推進することです。
主には、次の3つに取り組み健康づくりを支援しています。

①新規サービスの開発
②Carelyの新機能の開発
③既存事業の最適化

なんで企業が「健康づくり」をするの?

そもそもこの「健康づくり」って言葉、すごく抽象度が高いですよね。
健康の定義でいうとWHO憲章がスタンダードですが、この定義の主語は「個人」です。
iCAREでは、「企業」が健康を創ることを支援することで、そこで働くひとと組織そのものの健康を創ることを目指しているため、フォーカスポイントやアプローチ方法が異なります。
(健康の概念・定義について語るととんでもなく長くなるのでまた今度の機会に触れますw)

「企業における健康」にフォーカスすると、世の中の潮流として、ESGやSDGsに注目が集まっている中で、「人的資本経営」という言葉も目にする機会が増えました。
かつてのように人材をコストとして捉えるのではなく、企業が価値創造するために欠かせない資本として捉え、それを数値で示していくことが求められている時代になっています。

具体的には、2018年に「ISO30414」という人的資本報告に関する国際標準ガイドライン(企業における人的資本の情報開示に特化した初の国際規格)が策定され、さらにはアメリカの証券取引委員会(SEC)では2020年から上場企業に対して人的資本についての情報の開示を義務化しています。

日本は今まで労働安全衛生法等の法令遵守を通じて働くひとの健康を守ってきました。これからの時代は、企業は人的資本を中心とした戦略と共に持続可能な事業成長するということが必須であり、人的資本経営のひとつの手法として組織の健康づくりが求められています。

そこで、人的資本経営を「健康」という側面から捉え、推進していくために、iCAREの考える健康づくりのフレームワークをBizDevチーム主導で作成しました。

スクリーンショット 2021-12-21 11.06.16


Carely Sustainable Expo 2021での洋太さんよしさんコージさんの講演でも触れた5つのリングから構成される概念図をベースとしています。
このフレームワークにはポイントが3点あります。

1つ目は、事業戦略との紐付け・経営者のコミットメントが不可欠であるということ。
経産省から発表された「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書 ~人材版伊藤レポート~」で、「持続的な企業価値の向上を実現するためには、ビジネスモデル、経営戦略と人材戦略が連動していることが不可欠」であり、特にCHRO(人事最高責任者)のイニシアチブで経営コアメンバーが連携して戦略を実行し、その取組を取締役会でモニタリングしていくことが必要であると書かれています。
また、「CHROは人材戦略を従業員や投資家に積極的に発信・対話する役割も重要である」とあるように、人事がハブとなり企業とステークホルダーがインタラクティブに関わり人事戦略を共創していくことがこれから求められていきます。

2つ目は、健康になることがゴールではなく、持続的な事業成長に資するということ。
ISO30414策定の目的の一つとして、組織や投資家が人的資本の状況を定量的・定性的に把握し、人的資本の事業成長に対する貢献度を明らかにすることがあります。

経産省の健康投資ワーキンググループでも、2019年度以降より健康経営顕彰制度の見直しをかけており、健康施策の実施だけではなく、評価や改善につながるPDCAサイクルの確立を重要視するようになりました。
iCAREでは、企業における健康づくりは福利厚生ではなく、経営戦略の一つであるということを重視しています。

3つ目は、5つのリングは価値観を反映するものであり、優劣はないということ。
私自身、コンサルタントとして様々なお客様である企業の健康づくりに伴走していきましたが、10社あれば10通りの健康に対する価値観があると実感しています。そして、その企業で働くひとのカラーも様々です。
法令遵守はもちろん大切ですが、健康を押し付けるのではなく、企業文化や風土・価値観に合わせた人事戦略のひとつとして、健康づくりに取り組むことが重要であると考えています。

事業開発室では、この5リングスをベースにその企業と従業員とがどのような人事戦略を共創していくのかについて対話するきっかけを作り、企業成長につなげるためのサービスをまさに設計しているところです。(21卒の草薙さんが大活躍しています!)

おわりに

iCAREでは、一緒に働くひとと組織の健康を創る仲間を募集しています。
多様性あふれるメンバーが在籍し、私のような新米ママも挑戦しつづけられる環境です。
下記いずれかのリンクよりエントリーお待ちしております!
(カジュアル面談も大歓迎です😊)

明日のアドベントカレンダーは、同じくBizdevチームの福本さんが投稿します!お楽しみに♡

2021年は4月に育休復職してから育児に事業開発の両立に日々全力投球であっという間の1年でした。2022年はさらに充実した1年を過ごせるよう年末に作戦を練りたいと思います😚
少し早いですが、みなさま良いお年をお迎えください!

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?