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選挙総括3。立憲は順調。じゃない!?

データを用いた衆議院選の総括。「自民公明」、「共産党」に続き
今回は立憲民主党。

■全国11ブロックの比例獲得票数(2021衆議院選)
・モデル値を算出したら、今回の相関係数0.964で「確実に正の相関」です。
とにかく「マクロなトレンド」、「戦略策定の前提」ですね。
*この標準結果をベースに「個別の要因」をミクロで確認してゆく、という使い方ができると思います。
因果関係、質的分析、ミクロな分析は別途必要

【前回比107%あたりで順調!?】

自民党とほぼ同じ
本当にあっぱれ。(に見える)

恐れ入ります...。
この結果からして「枝野さんは辞める必要なかった」とも思える...。

*******
「責任をとって辞めるべき」と発信したことありました。
その主張は取り消すべき?間違ったかも!?
検証を続けます。
*******

■全国11ブロックの比例代表各ブロックの獲得票数
について
「前回比107%」と
「前々回の116%」の平均値。
*これが、下記グラフのモデル値(真ん中の斜線)

これ自民と同様に「間違いなく優秀な企業です??」。

立憲各地域グラフ

【強いがバラツキがある。】

■興味深いのが、自民党が「誤差がほぼ±3%程度」だったのに
■立憲は変動幅が大きい。

つまり、「党の名前」、「党の実績」による得票でなく、「個々の現場の結果」という要素が大きいのでは?

今回、北海道と東海、近畿、四国ではモデル値より低い。
逆に、東北と九州では、モデル値より高くなっています。

これらの個別要素の分析は別途必要ですね。
あくまで今回は「単なるマクロ」「個別要素なくした大きな傾向」ですので。
とりあえず続けます。

立憲各地域数表

【モデルについて。】

自民公明、共産党はシンプルに
”前回比例獲得票”に+107%、あるいは92%で説明ができた。

それは「前回と今回」、過去と現在が一直線でつながっているから。

でも
立憲民主党は
■2017年に結党/希望の党と分裂
■2020年に国民民主党などと合流 という背景がある。

なので
立憲民主党のモデルは
■2017年段階の選挙結果だけでは、合流前の立憲となってしまう。
■2020年に合流した、現在の立憲民主党のモデルとしては「国民民主党分のデータを補足する必要」があるということ。
そのため
■2014年(=前々回、国民民主も一緒だった民主党時代)の選挙結果もモデルに用いることにした、という訳です。

モデル:
((2017年結果*107%)+(2014年民主党時代の結果*116%))/2

*当然2014年データは古いし誤差はそれなりに出るでしょうね。

【立憲の票は伸びたのか?減ったのか?】

ということで
立憲民主党の今回の結果は
■前回の立憲獲得票数との差でなく
■今回、立憲から現職候補で立候補した数をベースに判断しないといけない
 訳ですね。

元来88人の立憲が、選挙前に合流新党として150人になっていたら、その150という数を基準に、「増えた?減った?」を評価する必要があるということ。

「前回選挙比でだいたい107%」だから
自民と同様に「間違いなく優秀な企業です(笑)」。
というのは間違いっているということ。

北海道ブロック、東北ブロックのミクロな検証・精査をやっていて
やっぱり「順調とは言えない」ですね。

立憲については追加分析をしまーす。

~ ~ ~

今後更新
追加記事できたらリンク(予定:北海道ブロック)
リンっク(予定:東北ブロック)。。。。。

~ ~ リンク記事 ~ ~
「選挙総括1。自民党と公明党」
選挙総括2。共産党」
「選挙総括4.維新」
「選挙総括5.社民党」
「選挙総括6.国民民主」
リンク 次の記事「書いてる途中れいわ新選組」


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