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選挙総括6.国民民主。相変わらず賢い!

【国民は賢く闘い健闘した!】

総括としては「党から離脱者・立憲に移籍が出る」劣勢な中で賢く闘い貢献した、と言えます。
 「小野たいすけ@都知事選2020」のように、賢い戦い方、僕は好きです。
要は弱者・チャレンジャーとしてメリハリのついた(戦略的な)活動する、ってことですね。 詳細は別途になりますが、「確実に勝てる場所に丁寧に投資」、そんなイメージですね。

【「希望の党の26%」で説明できちゃう。】

国民民主は「希望の党をベース」してますので、モデルとしては「希望の党(2017)の26%」で93%説明できる結果となりました。(相関 0.93)
 立憲に移った議員・候補者がいたりして減少傾向にはあります。

 党名も違うし、代表も違う、立憲への離脱とかもあるし、、、それでも上記モデルでこれだけの説明ができてしまう、というのは「投票結果は過去からの地続きだな」という証左ですね。
 選挙の結果は「ミクロの積み上げ」の結果ですね。

【地域別の傾向】

注意すべきは東北、南関東、北陸、近畿、中国、四国

特に、モデルとの差分が20%超で大きいのは「南関東、北陸、近畿、四国」の4地域。


【南関東ブロックは旧希望の党4名が生き残って健闘?】

前回は、南関東で30立候補して4名当選(全員比例復活)。
今回は、国民立候補は上記のうち1名のみ。立候補者数としては激減(1/30)に。 でも、その1名は地道な活動があって?小選挙区当選。
残り3名は立憲から立候補し当選、ということに。

 つまりは、前回希望で当選した4名は4名とも再当選できた、それほど地域に根付いていた、と。 そうすると、憶測になるけれども、所属の党は「立憲に変わった」けれども、旧希望(国民)の支持基盤は崩れなかったということでしょうかね。
 小選挙区での当選(比例復活含め)は1名約10万人なので4名基盤あれば40万人というのがシンプルな計算。そこから当然、所属政党変わって脱落もある訳で、、、南関東では384千獲得できたと。

*近畿はエリアデータ出来てないんで、時間あれば追記しまーす

【四国は党首の地元だから伸びた!!】

前回は、8候補者立候補で3人当選(小選挙区2名)、元々強い地盤です。そして、四国は、国民民主党の党首、玉木の地盤です。
 そんなー地域では旧民主党系でも希望・国民系が強いー中で、国民の候補は2つに絞られました。(2/8に減)
 とはいいつつ、党首玉木(香川2区)は盤石の得票(82千から94千に増)すると同時に、もう一つの候補者(愛媛2区)も、「自民ー国民ー共産」構図で新人ながら反自民票42千票獲得ですー希望と立憲の調整が上手に行われていますー。
 さらに、残り6選挙区のうち2つ、仁木(徳島1区)、桜内(愛媛4区)は、希望から立憲に移籍せず無所属で小選挙区を闘っています。 地元に根付き候補者が継続しつつ、玉木の影響力のある四国で立憲に鞍替えせずに無所属で闘った、ということは…比例での国民投票依頼してた可能性もありますよね。 
 仁木候補は無所属ながら当選(自民の後藤田を破る)という快挙です!
 これらのことから、四国ブロックが個別事情でモデル値よりも高い獲得票だったのは理解できます。

【北陸ブロックはなぜ苦戦?】


前回(2017)では立候補者が10名いた希望の党。
10名候補のうち4名が当選していました。
 ・2名が小選挙区で、2名が比例復活した。

それが今回、国民での立候補者は1名のみとなりました。
 ・前回希望の党で当選した4名のうち、1名は自民に鞍替え、3名が立憲から立候補し2名が当選、1名が落選となりました。
 そんな状況なんで、苦戦するでしょう。

~ ~ リンク ~ ~
記事「選挙総括1。自民党と公明党」
記事「選挙総括2。共産党」
記事「選挙総括3。立憲民主党」
記事「選挙総括4.維新」
記事「選挙総括5.社民党」
次の記事「書いてる途中れいわ新選組」

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