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選挙総括5。社民の健闘

2021年衆院選では、今までと大きく異なる傾向があった。
「弱小政党が生き残る・健闘」した。
次記事予定の、国民民主も「選挙前議席より増え」、れいわも同じです。

前置きは置いておいて端的に結果を紹介。

【社民は前回比117%で順調!】

社民党は比例ブロックでの得票を見る限り、かなり健闘した。

社民地区別グラフ
グラフ:注意すべきは7ブロック、特に東京、北陸、九州!
詳細データ

【東北、北陸、四国ブロックはなぜ低迷?】

モデル値と比較して
低迷したのが、東北、北陸、四国、九州ブロック。

■東北ブロックを見ると
「小選挙区2つで候補者減(東北でゼロ)の影響」で説明できる。

前回(17年)では2つの小選挙区で社民党は立候補者を立てていたが、今回は野党共闘を受け?小選挙区での立候補がゼロとなった。
なお、前回候補者を立てた東北4,5区の有権者数は計579千人で
うち、社民候補の得票数は計15千だった。
その分だけをモデル値123千から純減すると108千となります。
実際は、「前回はこの2候補者の活動で東北4,5区以外からの社民党票が増えたはず」と考えれば、その分も今回は減少した訳で、、、(上記の108千と、今回の獲得101千の差分が7千ある)、かなり説明が出来ると思います。

■北陸ブロックも同様で
「小選挙区2つで候補者減(北陸でゼロ)の影響」で説明できる。

前回(17年)では2つの小選挙区で社民党は立候補者を立てていたが、今回は小選挙区での立候補がゼロとなっている。
なお、前回好悪輔車を立てた長野2、富山2区の有権者数は643千人で
うち、社民候補の得票数は計73千だった。
モデル値(105千)と現実との差分は3万程度なので、東北ブロックに比べ、純減はせずに候補者ゼロになっても既存支持者のキープに成功した地域、と評価できますね。

■四国ブロックでも「小選挙区候補者が1からゼロ」。
香川3区(有権者247千)から得票数は51千だった。

というように、個別の状況を見ればだいたい説明できるんじゃないかな、、、と。

九州ブロックの説明(まだ出来てない)

北関東・南関東・東京での得票増(モデル比)についてはまだ精査できてません。(>>別途精査したら記事にしたい、、、)

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