選挙総括4。維新は躍進。だけれど!?
データを用いた衆議院選の総括。「自民公明」、「共産党」、「立憲」に続き、今回は日本維新の会。(相関係数0.962、最後に記載)
引き続き、先日の衆院選での
■全国11ブロックの比例代表獲得票数について。
【前回比238%でバッチリ!?】
「間違いなく今回の躍進は維新」なのです。
前回比で238%。
まさに「急成長のベンチャー」かよっ...
前回(2017)比で238%、前々回(2014)比で96%。
大きく違いますね。
で、立憲の記事では注意する点として書いた
「前回と今回」、過去と現在が一直線でつながっているのか?
つまり、立憲の選挙評価をする際に「国民民主と合流後の今の立憲と、2017年結党の立憲を比べちゃダメだよね」と。
で
維新について。
実は
■2017年の衆院選は「希望の党と維新が住み分け・選挙協力」してた。
つまり
現在の議席数は「希望の党との住み分け」という特殊な状況の結果。
前回選挙の結果は「今と違う状況」で生み出された結果なんですね。
「前回と今回」、過去と現在が違う前提はないか?? あるよ、と。
■全国11ブロックの比例代表各ブロックの獲得票数
ほぼ「前々回比80%」で説明できる。
*下記グラフのモデル値(真ん中の斜線)
【前々回の80%ってどうなの?】
「前回比238%も!」
だけども、同時に
「前々回の80%しかない」とも言える。
どう評価すべきか?
もちろん、多くの学ぶべき点があるはずだ。
「吉村ブーム」「関西でのテレビ偏向が酷い」という指摘も当然あるものの、どぶ板もしっかりしていて具体的な政治・選挙運動の力もしっかりしてる。
統計的、歴史的にも「政党が生まれて持続的に成長し続ける」のはとても難しい。
そういう中で、これはなかなか凄いことだと思う。
僕らは何を学ぶことができるのか?
とりあえず、各論は今後書いていこうと思います。
~ ~ リンク記事 ~ ~
「選挙総括1。自民党と公明党」
「選挙総括2。共産党」
「選挙総括3。立憲民主党」
「選挙総括5.社民党」
「選挙総括6.国民民主」
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