最近の記事
"The LEPLI" ARCHIVE 117/ 「三伏の候、”モードやファッションを論じるより、社会の変貌と社会的責任を意識する事。”の新しさ。」
文責/ 平川武治: 初稿/2014年8月30日: 写真/ 裏八幡25宿坊跡: プロローグー1/ 『 嘗て、ロランバルトは言った。 神話はかたりの形式であり、内容のものお代ではない。 神話の形式には限界があるが、内容には限界がない。 どんな内容であっても、神話的な語り口を持ってすれば、全て、神話になるのであると。 思えば、神話的な語り口というのは貧慾なのもである。』 又、ミッシェルフーコーは、「何を語るのかではなく、何を語らないのか?」 これがテキストの権力区的構造である
"The LEPLI" ARCHIVE 114/ モードから読む”裏と表”−5。 「”なりすましの世界”のファッションデザイナー?或いは、」
文責/平川武治: 初稿/2014年3月12; イラスト/村上豊「はだかの王さま」より。 デザイナーぶるという名の『表と裏』の根拠には?/ ここでも『世界は騙される事を欲する!』(Sebastian Brant;15世紀「阿呆船」より、)が根幹になっているのがファッションの世界という視点。 『デザイナーぶる』には、/ 思い出す事、 例えば、ある人はウエディングドレスのオーダーを自分の身内から受けて 今でも、40年前にやっていたように外国雑誌の写真からパクったものを それ
"The LEPLI" ARCHIVE 112/『モードから読むトレンドという名の「表と裏」−3/パリ-コレ A/W’14記。』
文責/平川武治:VIA VIGANO,4 MILAN; 初稿/ 2014年3月11日; 写真/ Bel Air in Paris; パリ-コレ A/W’14"トレンド"という名の『表と裏』/ そこは既に、 「もう、僕が見ていたモードへの眼差しから、”モードの世界”はどんどん遠くなってゆく。」 パリ-コレ A/W’14"トレンド"をポエジー風に、/ このところの日常は、決して幸せな事ばかりではない。 知らなくていい事を知ってしまう。 明日も幸せな日だとは信じられない。
"The LEPLI" ARCHIVE 110/今年になって素早く動き始めたファッションにおける新たな『光と影』あるいは、「一粒で二度美味しい」という潮流。
文責/平川武治: 初稿/ 2014年3月10日: 「今年になって素早く動き始めた新たな『光と影』を、 僕の立ち居場所である”ファッションの世界”から覗き見してみよう。ー壱」。 『世界は騙される事を欲する!』 / -Sebastian Brant:15世紀ドイツ文学者「阿呆船」(Das Narrenschiff, 1494)より。 僕は「ファッションの世界」や「アートの世界」にかかわると、 このA.デューラーも彼の肖像画を書いている500年も以前のセバスチャンの言葉の
"The LEPLI" ARCHIVE 109/ファッションビジネスサイト“BOF"でCdG FRANCEの社長、エイドリアン氏のインタビューを深読みしてみよう。
文責/平川武治; 初稿/2014年1月17日; その壱; 昨年の秋、ファッションビジネスサイト“BOF"での"CdG FRANCE社”の社長Adrian-Joffe氏のインタビューを読みました。 色々、この企業の諸事情によって、日本のプレス側からは発信されないこの企業内面が 少し、クリアーに垣間見られたインタヴューです。 インタヴューそのものは、川久保玲が聞き、回答するいう、「川久保玲をインタヴューする」というメディア受けの形式を取っているのだが、その事実は、いつも必
A-a/"Francine,Please rest in peace with your smile." 「 フランシーヌ、やすらかにおねむりください。」 Francine Paironの壱回忌に想うこころ。
文責/平川武治; 初稿/ 2024年2月13日; 写真/ Francine Paironの墓石 By Taque. on Jun. 2023; Taque.から、Franc' へ ; いつもの年であれば、 届くはずのメールが届かなくなってしまった今年の2月始め。 その残されたものしか感じぬ寂しさを 彼女との関係性で初めて感じた 悔しさと惨めさを涙で薄めたような寂しさだ。 きっと、向う側へ先に行ってしまったFrancineも この寂しさを飲み込でくれているのだろう。 そ
"The LEPLI" ARCHIVE 108/「瀬尾英樹くんのアート作品がオークションで落札される。」 +Adolph Alfred Taubmanのこと。
文責/ 平川武治: 初稿/ 2013年10月20日: 写真/A.Alaina & Hideki at Paris 2006: 1)はじめに; 今回の倫敦での古い友人とのひさしぶりの再会とお世話になった友人の死。 時間の経過は残酷な場合の方がこころ在ります。 それは自分が怠っていた何かが積もった時でしょう。 僕自身が悔しくて惨めにさえなりましたが、 これが自分だったんだと後悔と 今後の可能性へ残された時間をありがたく頂ければと。 そして、倫敦での最後の日。 瀬尾君からた
"The LEPLI" ARCHIVE 107/ひらかわ流-2-最近のコムデギャルソンのコレクションの見方、感じ方そして、読み方-クリエーション編+「”文化功労賞”を受賞した川久保玲という実像−2。」(+追記)
文責/平川武治: 初稿/2013年10月19日: 追記/2023年11月: 画像/村上豊「はだかの王さま」より。 時折、東京へ出掛け出会う人たちの世代によるのだが交わされる会話が、 年金の話、がん保険の話そして、病気の話と異常気象の話若しくは、ガーデニングか旅の話。 多分、これらが僕たち世代が交わす会話の今様の当たり前な話題なのであろう。 しかし、それなりの世代の会話にも然程、変化は無く加えて自らの自慢話。 最近は殆ど、新鮮な個人の世界観を感じさせるまでのボキャブラリィ
"The LEPLI" ARCHIVE 106/ アズジン アライアと大和 松尾寺の”千手観音像”のボディコンシャス、そして、瀬尾英樹君の活動。
文責/平川武治: 初稿/2013年10月15日: 写真/展覧会「アズジン アライア展」2013年ガリエラにて。: 『哲学者がモードに熱烈な関心をそそられるのは、 モードがとてつもなく未来を予感させてくれるからである。 確かに、芸術が例えば絵画の場合がそうであるように、 現実を我々が実際に知覚するよりも何年も前に先とりして捉まえていることは 良く知られている。』/W.ベンジャミン著『パサージュ論』(B1a、1) 1)プロローグ; また自然にやってくる”東コレシーズン
"The LEPLI" ARCHIVE 105/ひらかわ流コムデギャルソン-’14年S/S パリ・コレクションの見方,感じ方そして、読み方+「”文化功労賞”を受賞した川久保玲という実像−1。」(+追記)
文責/平川武治: 初稿/2013年10月13日:追記/11月: イラスト/村上豊「はだかの王さま」より。 1)はじめに、; ショー終了後、会場から聴こえて来たざわめきの中からの会話にならない言葉たち、 ”It was a really something!" "What's a amazing,stunning & terrific!!" "It was a little heavy but,she has a courageous,always." "She neve
E-a)極私的書棚ARCHIVE-1/ 「中川幸夫先生と岡倉天心の五浦六角堂を訪ねる。その時お話くださった「大河」を持つ事とは?そのための「根幹」とは?」
文責/平川武治: 初稿/2016年07月02日: 1)「大河」を持つとは? 1997年を想い出して。/ 先日あることで、若い知人からメールをもらって返送したのが、 「君の惨めさは、自らのうちに大河を持っていないことだ。」 と言う、僕の好きな詩人、吉増耕造さんの詩の一文だった。 この「大河」を持つ。 と言う意識がそれぞれの生き方でもあると思うのですが、 「大河」とは⁉️ 「根幹を学び知り、神話」を取り返す大切な”ルーチーン”だと 僕は認識しています。 究極の「根