「語るアイツ」〜中国香港映画との出会い
「おはようございます、それともこんばんはですか?」
不知火涼太です。
棚からはみ出すDVD。氷山の一角。
お笑い2割、舞台2割、音楽1割、中国香港映画5割かな?
DVD以外にも、VHSや、番組を録画したものも結構あるんですが。
今日は自分と中国・香港映画との出会いを話しましょうかね〜。
一番最初に見たのは、チャン・イーモウ監督の「HERO」。
これは確か小学校6年の時に、友人と山形の映画館「ソラリス」で見たんだなあ。
TVCMでみた、ジェット・リー(リー・リンチェイ)に向かって無数の矢が飛んでくるシーンが子供ながらに強烈で。
まあ、小6当時映画館で見た時は、そこまでの感慨はなく。
むしろ、駅前の映画館と言う非日常な空間にいることに意識が行ってて。
山形駅前だって都会に思えたものなあ、子供の頃は。
あと、思春期ゆえにチャン・ツィイーとトニー・レオンのラブシーン以外すっぱり忘れてるという・・・。
これが最初の中国映画体験だったと思う。
(でも、日曜洋画劇場とかでちょこちょこつまんで見てたのかもしれない)
で、8年後。
浪人して東北大学に入って、第二外国語の授業に中国語を選択。
中国語を選んだ理由としては、
「就職に有利だから!」とか「ビジネスマンとして武器になる・・・」とか
そんな賢い理由じゃなくて、ほんと、直感。
浪人して第一志望の大学に届かず、東北大学に通うことになったので
せっかくだから、ここならではの事を学びたいよなあ、とは思ってた。
中国の小説家・魯迅はずっと好きだった。
東北大学は魯迅のゆかりの地。仙台の街中にあるキャンパスには魯迅像がある。
「あ〜、んだら中国語だべな〜」ってなライトな感覚で選んだんです。
心の中、山形なまりで。
まあ、中国語自体は仙台ならでは・・・ではないんですが、
その後、中国文学研究室に入ることに。
研究室見学に行った時に自分が演劇をやっていることを教授に話すと、
「”京劇”って知ってるかな?」と聞かれた。
教科書などで見たことはありますと答えると、
「京劇は観に行くとは言わない。聴きに行くんだ(听戏)」と。
「あ〜、んだら中文だべな〜」ってなライトな感覚で研究室も選んだ。
山形なまりで。だいぶ端折ってるけど、決め手になったやりとり。
確かに、英語では京劇は「Beijing Opera」。この動画の人、「真漂亮」だなあ。
大学時代にデートで京劇聴きに行ったなあ。
それが原因で別れたわけじゃないけど。
研究室に入った後、
演劇部での活動の中で「聴く演劇」を目指して、生演奏のポエトリー公演をやった。
水をモチーフにした作品。2月の真冬にやって寒いのなんのって。
今、TAN TANとは別にやってるテクノミュージックの活動にも通じているが、
それはまた、別のお話。
・・・なんの話だっけな。
そうだそうだ、映画との出会いだった。
その第二外国語で選んだ中国語の初っ端の授業ですよ。
「ピンイン」やらイーアルサンスーを教わる前に、授業で映画を観たんです。
チェン・カイコー監督「北京ヴァイオリン」。
内容には触れないけど、(この先語るかも?)
これまでの中国・香港映画のイメージが打ち壊されるような感覚!
それまでちゃんと観てたわけじゃないけど、
なんとなーくみなさん、中国・香港映画っていうと
頭に浮かぶのはジャッキー・チェンだったり、ブルース・リーだったりでしょう?
自己紹介で中国・香港映画好きだと言うと、
「へえ中国映画好きなんだ〜。ジャッキーとか?」ってほぼ毎回言われます。
自分も、「HERO」みたいな武術・アクションモノのイメージが強かったし。
アクションの凄さとか、華やかさ、ももちろん中国・香港映画の魅力ではあるんだけど
観る側の国籍を問わない、全人類に普遍的なモノが「北京ヴァイオリン」には流れていたんだな。
そこから、当時住んでた家の近所のTSUTAYAで中国映画を借りて観まくる。
毎週土曜日は、映画を借りて、ヨークベニマルでマッコリとおつまみを買い込んで。(紹興酒じゃないのはご愛敬。)
みきとPの「いーあるふぁんくらぶ」で「リア友は少し減ったけど」って歌詞がある。自分はかなり減った。それもしかたない。うん、すがだねえ。山形なまりで。
就職活動の時なんか、東京の中古ビデオ屋とか古本屋に行って、仙台で手に入りそうにないDVDや書籍を買ってたもんです。
これでも全部ではない。映画パンフも東京のBOOKOFFにあって、ありがたかったね〜。
先日、断捨離しようとして大掃除したんですが、これらはやっぱり捨てられないよね〜。
今後も好きなモノをどんどん語っていこうかな〜。
「自分語り」に対して、一種の嘲りもある世の中ですけども、
極力いいものをオススメすることを心がけて書きますので、どうかお付き合いくださいませ。
具体的に映画紹介してみるのもいいかも。
でも詳しく内容に触れると、観る楽しみも無くなるだろうしなあ。
どこまで踏み込んで書こうかな〜。
あ、また宣伝なんですがね、中国・香港映画愛を詰め込んだ曲をリリースしてました。
「恋は無問題」って言います。
商魂たくましいだろ〜?
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