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シナリオ作りの極意を学ぶ!「シナリオライティング編」
こんにちは!探究学舎のホッシーです。
現在三鷹校舎で行われている中高生向けのリアル授業の様子をお届けする授業レポート第六弾!
今回は「シナリオライティング編」の様子をお届けします!
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中高生授業は、毎週水曜〜土曜の19時から三鷹校舎で開催中で、2ヶ月で1テーマを扱う形式(1テーマは合計8回で完結)です。
第一弾から第五弾までの授業レポートはこちらのマガジンをご覧ください!
授業のコンセプト
突然ですが、みなさんは好きな作品はありますか?映画やアニメ、マンガ、小説などなど、様々なジャンルの中でお気に入りのものを頭に思い浮かべてみてください。
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ちなみに僕は最近、「あかね噺」という落語の漫画にハマりました。
思い浮かべましたか??ではなぜ、その作品が好きなのでしょうか?ストーリーが面白いから?キャラがイケメンだから?色々理由はあると思います。
多くの人気作品には、人の心を惹きつける様々な工夫がありますが、中でも鍵となるのがシナリオです。この授業では、キャラやストーリー、演出など、あらゆるものをまとめる設計図をシナリオと定義します。
このシナリオを軸として様々な作品は作られています。さらに!シナリオ制作は、探究学舎の授業作りにおける超重要ポイントでもあるのです!
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前置きが長くなりましたが、この授業の目的は、こうした様々な作品づくりの鍵となる「心を動かすシナリオづくり」をマスターすること。
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では一体どのようにシナリオづくりを学ぶのか。その題材となるものが二つあります!一つ目は、アニメやマンガ、映画、小説などの名作。
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二つ目が、探究学舎の授業です!
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シナリオ編では、様々な名作に加え、探究学舎の授業を分析することで、「心を動かすシナリオ」を作るための技を身につけていきます。
探究学舎の授業のシナリオは、映画やアニメのストーリーの作り方、人間心理などを研究して作られているため、題材としてピッタリなのです。
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そして実は!
以前紹介した以下の「プレゼンテーション編」とセットで受講することで、探究学舎の2つの極意(①授業作りの極意/②授業を届ける極意)が中高生に伝授されるという設計になっています。
探究学舎の授業作りと、授業を届ける極意を身につけた生徒たちが、オリジナルの授業を作って届けられるようになること。あるいは、将来自分の夢や目標が見つかった時に、それを形にして届けられるようになることを目指して作成しました。
では続いて、どのような流れでシナリオ作りを学んでいくのか、具体的な内容をご紹介します!
シナリオ編の流れ
探究学舎の授業作りにおいて超重要なシナリオ制作。そのシナリオ制作におけるポイントは以下の三つです。
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どれも見慣れない言葉ですよね。。。。
これだけ見てもよく分からないと思います。そこで今回は特別に、一つ目のポイントである「ドライビングクエスチョン」について、授業内容を少しお見せしたいと思います!
「ドライビングクエスチョン」とは何か。それはズバリ「考えたくて仕方ない問い」のことです!
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例えば、この記事を書いている私、ホッシーの「昨日の晩御飯の献立は?」という質問があったとします。
どうですか!?みなさん考えたくて仕方ないですか??
マジでどうでもいいですよね!!(考えたくて仕方がない!と思ってくださったそこの貴方、ありがとうございます)
これは、考えたくて仕方ない問い「ドライビングクエスチョン」ではありません。考えたくて仕方ない問いの例として挙げられるのは、例えば子どもが親に対して投げかけるような素朴な問いです。
空はなぜ青いの?
なぜ飛行機は飛べるの?
電気ってなに?
なぜ雲は浮かんでいるの?
小さい頃、みなさんも一度は聞いたことがありませんか?小さい子にとって、世界は疑問に満ち溢れています。僕自身も、幼少期はすぐに「これってなんで?なんで?」と聞きまくり、祖母を困らせていました。
つまり、素朴な問い(言われてみると確かになんでだろうと思うような問い)≒考えたくて仕方のない問い=「ドライビングクエスチョン」ということです!
ちなみに、こうした素朴な問いを扱っている人気番組が「チコちゃんに叱られる!」だったりします。
展開の気になるシナリオ、人を惹きつけるシナリオには、この考えたくて仕方のない問いが提示されることが多く、探究学舎の授業にも、至る所に考えたくなる問いが散りばめられています。
そして、その問い=謎を解きたい!と思ってもらえるかどうかが、シナリオ作りの重要なポイントなのです。
そうした良い問いを取り入れるためには、身の回りの様々な事象に常にアンテナを貼り、良い問いを見つける習慣を養う必要があります。つまり、チコちゃんの言うように「ボーッと生きてちゃダメ!」ということ。
他にもミステリーやサスペンスの作品にも、考えたくて仕方のない問い=謎が提示されることが多く、これらの作品を分析すると、シナリオ作りに役立つ沢山の学びを得られます。
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ミステリーやサスペンスは、謎が簡単すぎるとすぐ結末が見破られて飽きられてしまうし、難しすぎると離れてしまうし。おそらく、この謎の設定には非常に神経を尖らせていることと思います。
みなさんも何かの作品を見る時、考えたくなる問い、謎、展開はどこにあるのか、問いのアンテナを貼りながら作品を見てみてください!
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授業では他にも、良い問いを作るための様々なコツを学んでいきます。考えたくなる問いを探すだけではなく、考えたくなる問いを生み出す、練り上げる方法なども存在します。
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このnoteでは重要なエッセンスの一部しか解説できませんが、みなさんもぜひ、「考えたくなる問いとはどのようなものか」「続きが知りたくなるような展開はどのようなものか」などについて自分なりに言葉にしてみてください!きっとシナリオ作りに役立つはずです。
第2章以降の内容
第2章以降では、「ドライビングクエスチョン」以外のシナリオ作りのポイントも学んでいきます。
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例えば「帰納的学習」と呼ばれるポイントは、以下の人物の考え方、方法論を参考にして学びます。その人物というのがこの人!
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フランシス・ベーコンさん!世界史の授業などで見かけたことはありますか??この方が提唱した考え方、思考方法が「帰納法」です。どんなものか簡単に図解したのがこちら。
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ちなみに「帰納法」を誰が最初に提唱したのか。それには諸説あります。
帰納法を最初に明確に説明したのは古代ギリシャの哲学者アリストテレスとされているが、この方法論を一般に広めたのは、13世紀のロジャー・ベーコンや16世紀のフランシス・ベーコンなどのイギリスの思想家たちであった。帰納法では、実世界における個々の事象の観察結果からパターンを見出し、一般的な結論を導く。
でも、なんだか小難しいこの理論が、良いシナリオ作りとどう関係してくるのでしょうか。
実は!探究学舎の授業のシナリオには、この「帰納法」がたくさん取り入れられています。
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簡単に言うと、探究学舎の授業で大事にしている「驚き・感動」といった感情を生み出すために、「帰納法」がとても有効に使えるのです!
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ここでは解説しきれませんが、詳細が気になった方は、ぜひ一度探究学舎の授業を受けてみてください!
「シナリオライティング編」では、探究学舎の授業に加え、童話や小説、アニメや漫画など、様々な題材を使って、他にも様々なシナリオ作りの極意を学んでいきます!
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作品発表会
中高生クラスの特徴は、小学生クラス以上に、生徒自身がアウトプットする機会を設けていることです。「シナリオライティング編」もアウトプット重視の授業構成となっており、授業の後半は以下のような流れで進みます。
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シナリオ作りの極意を前半の授業で学んだ後は、実際にその極意を活かしてオリジナルのシナリオを作り、作品という形で発表します。
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そして、最終回の授業で行うのが、生徒たちの作品発表会です!
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この取り組みでは、生徒たちが作った様々な作品を発表し合い、お互いにフィードバックし合います。作品の形式は十人十色で、小説、動画、プレゼン形式などなど、それぞれが好むものを作ってもらいました。
それぞれの作品をシナリオの観点から分析し合い、より良いシナリオを書けるように切磋琢磨する。そんな取り組みです。
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当日は生徒たちに緊張の面持ちが見えつつも、それぞれの個性が花開き、多様な作品が披露される素敵な場となりました。
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そして最後に!生徒たち自身の投票により、通塾生全員の中から優秀作品が選ばれます。同世代の仲間の作品に刺激を受け合っていた様子がとても印象的でした。
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授業の目的である「心を動かすシナリオづくり」をマスターするには、座学だけではなく、自分で実際にやってみることが欠かせません。
この授業を通して、将来生徒たちが「何かを表現したい!」「何かを生み出したい!」と思った時、「それをシナリオに起こし、形にして届けられるようになること」「それを通して人の心を動かすこと」ができるようになれば嬉しいです。
今回のレポートで紹介した内容は授業のほんの一部ですが、他にも様々な工夫を散りばめた授業となっております!今後もこうした記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください!
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