タイパーアドカレ2021振り返り

こんにちは。タイパーアドカレ主催のたのん(@tanon_710)です。

みなさまのご協力のもと全24(+1)記事が公開されたタイパーアドカレ2021ですが、現在、最優秀記事の投票を専用のGoogle フォームにて行っています(投票期限は1/7 23:59までとなります)。

ぜひこちらの投票にもご協力いただきたいのですが、とはいえアドカレには様々な記事が投稿されており、なかなかその内容を振り返るのも大変だと思います。
…というわけで、今回もアドカレの全記事を振り返る「振り返り記事」を作成しました!
各記事の簡単な説明とひとことコメントを掲載しています。

それでは、さっそくはじめていきましょう!

-1週目-

・1日目「タイピングイベント開催の経験談を語ります」(たのん)
自分が運営/主催に関わったタイピングイベントについてのコンセプトや戦略などをご紹介した記事です。このアドカレを開催している「adventar」ではほかにも様々なアドカレが開催されているのですが、そのなかのeSports大会関係の方が参加しているアドカレ(https://adventar.org/calendars/6516)を紹介しておきます。

・2日目「タイパーにとっては耳が痛かった話」(白狐さん)
2019年にタイパーとして界隈に復帰し様々な活躍をされている白狐さんによる界隈の批評記事です。白狐さんは昨年もタイパー界隈に対する真摯な批評記事を公開されていましたが、今回もタイパー界隈の"外"にいる人の目線を持ち込み、改めてタイピングの意義について問いかけています。

・3日目「開発者の苦労」(白狐さん)
タイパーと開発者の両面の顔を持つ白狐さんによる、自身のタイピングゲーム「FoxTyping」を例としてタイピングゲームの裏側を語った記事です。近年の創作物は無料、ないしそれに近い形式で公開されることが多く、つい作り手の苦労を忘れてしまいそうになりますが、開発者の立場からこうして苦労話を共有してもらえることはとてもありがたいことだなと思います。

・4日目「初心者の運指について」(TEA_Rさん)
若手タイパーのTEA_Rさんによる、自身の我流運指を取り上げた紹介記事です。日本語ローマ字入力では見えなかった運指の問題点を英語タイピングに挑戦する過程で見つけたという経験は、形は違えどタイパーの多くが共感できるところなのではないかと思います。

・5日目「Warriors of Typing参加者のEloレーティングを算出してみた!」(たのん)
タイトルのとおり、「Warriors of Typing」のリザルトを元に参加者のEloレーティングを算出した記事です。レーティングの算出法など不完全な面もありますが、漠然としがちな相対評価に一定の基準を導入できるのは意味のあることだと思います。

・6日目「タイパーインタビュー14:とるてぃさん」(かり~さん)
今年公開のタイピングゲーム「CUBE」の開発者であるとるてぃさんへのインタビュー記事です。寿司打お手軽コース11000円得、タイプウェル常用ZGなどとるてぃさんのタイピング力が相当高いことは知っていたのですが、まさかとるてぃさんがpizzapotatoさんだったのには本当に驚きました(そして、また上位タイパー高学歴説の材料が増えてびっくりしました)。

・7日目「TOD対戦虎の巻 〜今日から使える基礎知識〜」(たのん)
往年の名作ゲーム「The Typing of the Dead(TOD)」の対戦モードの基本的なポイントを説明した記事です。TODは20年選手ということもあり現存するゲームセンターはもうほとんどないのですが、タイピング界隈の黎明期を代表する作品なので機会があればぜひ触ってみてほしいです。

-2週目-

・8日目「2021年のタイピング、マイ運指の変遷」(donutsさん)
昨年も運指についての記事を公開されたdonutsさんによる、今年の運指の変化を紹介した記事です。アルペジオ打鍵ができる打鍵列を増やすために最適化を増やすのは固定文攻略の王道ですが、左右ともに小指を使わない選択をしているのが面白いなと思いました。

・9日目「タイピング×esports×授業」(おはようさん)
ゲーマー向けのeSportsスペースを運営しているおはようさんによる、タイピング指導のアイデアとタイピングをeSportsとして根付かせるためのアイデアを述べた記事です。タイピング指導とeSportsというのは一見無関係なテーマに見えますが、eSportsの普及には裾野の拡大が重要な役割を占めることを考えると、実は地続きのテーマなのではないかと思います。

・10日目「タイパーインタビュー15:sanaさん」(かり~さん)
強豪古参タイパーsanaさんへのインタビュー記事です。タイピング界隈が発展しはじめた当時のお話や、十数年のブランクを超えて自己記録を更新するまでのお話が語られており、とても参考になるなと思いました。

・11日目「この1年で変わったタイピングとの向き合い方」(テトラさん)
復帰勢のテトラさんによる、この1年でのタイピング界隈との関わり方について述べた記事です。自分も申し訳程度に「e-typing」や「CUBE」のリザルトを投稿していますが、テトラさんの記事を読んで、改めてTLにタイピングツイートを流すことの重要性を感じました。

・12日目「多言語部門におけるロシア語タイピングの強化」(dqmaniacさん)
日本人多言語タイパーとして毎年進化を重ねるdqmaniacさんによる、ロシア語タイピングの攻略記事です。多言語タイピングにおいて、ロシア語は最も対策が手薄になる言語の1つですが、そこから逃げずに貪欲にハイスコアを狙う姿勢に強く刺激を受けました。

・13日目「異種競技の「スゴさ」を比べる難しさ 〜日本語・英語タイピングの違いから〜」(テルさん)
説明不要のトップタイパーであるテルさんによる、タイピング競技の相対評価の難しさを述べた記事です。テルさんはこれまでにも「タイピング」そのものについての考察記事をいくつか投稿されていますが、今回の記事も普段なかなか意識しないポイントに着目していてとても面白いなと思いました。

・14日目「タイピング温故知新 ~故きタイピングゲームを温め新しきタイピングゲームを知る~」(たのん)
今年登場した新しいタイピングゲームと、それに似た古いタイピングゲームを比較する形で取り上げたタイピングゲーム紹介の記事です。今年は特異的にタイピングゲームが多く登場した年でしたが、どのゲームも非常に魅力的なのでぜひ触れてみてほしいです。

-3週目-

・15日目「2001年タイピングゲームの旅」(pogiさん)
レトロタイピングゲーム収集家のpogiさんによる、タイピングゲーム全盛期の商用タイピングゲーム紹介の記事です。玉石混交の商用タイピングゲームを収集するのは宝探しのようで楽しそうだなと感じました。この記事に登場する「いちご打」は25日目のたのんの記事で詳しく取り上げています。

・16日目「四国オフ(かり~/pogi/たのん)フォトレポート」(かり~さん)
タイパー向けDiscordサーバーの運営であるかり~・pogi・たのんの3名による四国オフのレポート記事です。かり~さんの教養ある文章と美しい景色や芸術作品の写真のおかげで意識の高い旅行をしたように見えますが、実際には本当にくだらないことで盛り上がっていた旅行でした(詳しくはDiscordなどで聞いてみてください)。

・17日目「Alpha0099よ、1年間何してたんだ」(Alpha0099さん)
タイパーとして、またYouTuberやクリエイターとして様々な活動に取り組むAlpha0099さんによる、自身の1年の活動を振り返った記事です。自分もタイパーラジオのゲストとして参加していたこともあり、Alpha0099さんの活動を応援していたのですが、今回こうして裏話を知ることができとても嬉しかったです。

・18日目「タイピングに復帰して約2年経ったけどどう変わりました?」(白狐さん)
元毎パソ勢であり復帰勢でもある白狐さんによる、この2年でのタイパーとしての活動を振り返る記事です。絶対に正確性を落とさないというタイピングのスタイルを決め、その実現のために練習を重ねていく姿勢はとてもかっこいいなと思いましたし、実際にそのスタイルを実現しているところもすごいと思います。

・20日目「「あなたは私の何が好きなの? 私に何を期待する?」問われて言葉に窮した僕が、君(タイピング)のあるがままの姿を見つめ、「好き」を見つける物語。」(テルさん)
テルさんによる、タイピングをモチーフとして有益な議論のための心構えを説いた記事です。自分と他人の考えを明確に分けるという点で13日目のテルさんの記事と関連している部分もあり、ぜひどちらも読んでほしいです(…というより、テルさんの抽象論こねこね記事が好きなのでもっと読みたいです)。

・21日目「歌謡タイピング劇場トリセツ」(もきらーさん)
「歌謡タイピング劇場」のガチ勢であるもきらーさんによる、歌謡タイピング劇場についてのイントロダクション記事です。歌謡タイピング劇場の遊び方や仕様などの丁寧な説明から、歌謡タイピングの華であるスコア狙い・フルコン狙いの紹介、歌謡タイピング劇場の大会(交流イベント)の紹介まで、盛りだくさんの内容となっています。

-4週目-

・22日目「多分人生で一番タイピングした歳~36歳から始めるカナ入力~」(Anjeraさん)
強豪古参タイパーであるAnjeraさんによる、JISかな入力の練習記録です。昨年の「108万打鍵チャレンジ」での雑談を機に実際にJISかな入力に取り組み、目標として掲げていたZJ付近まで記録を伸ばしているのは本当にすごいことだと思います。

・23日目「歌詞タイピングのススメ」(たのん)
「歌謡タイピング劇場」や「Typing-Tube」などに代表される歌詞タイピングの練習効果についての経験談を述べた記事です。歌詞タイピング勢は「Wearther Typing」や「e-typing」などのスコアアタックや「Realforce Typing Championship」などの大会での活躍が目覚しいため、ぜひ歌詞タイピングに挑戦しましょう。

・24日目「ニコ生タイピングを振り返って」(nagarlさん)
nagarlさんによる、自身の1年半の「ニコ生タイピング」参戦の経験談を語った記事です。大会に定期的に参加することで自身の成長を感じられたりライバルを見つけられたり、というのは大会あるあるだと思いますが、ニコ生タイピングは歌詞タイピングゲームのため知らない曲に出会える楽しみがある、というのは面白い視点だなと思いました。

・25日目「いちご打激闘録 ~ひらがな1文字から北欧神話まで~」(たのん)
2001年発売の商用タイピングゲーム「いちご打」の攻略レポート記事です。15日目のpogiさんの記事でも「いちご打」の紹介がありますが、この記事は「いちご打」単体にスポットを当て、各面についての詳細なデータ付きの攻略を書いています。「いちご打」はかなりやりがいのあるタイピングゲームなので、機会があればぜひ挑戦してみてください。