「四国旅行・フォトレポート」0日目
こんにちは、かり~です。
タイパーアドカレ2021の16日目が空いていたので、先日、かり~/pogi/たのんの3人で四国旅行した時の記録を残しておこうと思います(急遽入れたとはいえ、公開がかなり遅くなってすみません……)。
なおアドカレ前日の記事はpogiさんの「2001年タイピングゲームの旅」です。
元々は何も書く予定はなかったのですが、今回はタイパーでの旅行ということで、普段はほとんど残さない写真付きの旅行ツイートを珍しくTwitter上にかなり残したこともあり、基本的にはそれを貼りつつコメントを入れていく感じなら割とサクッと書けるかなと(……そう思っていたのですが、実際に書いてたら無駄に長くなってしまったので1日ずつ記事を分けました。4日目まであります)
※12月29日追記
本記事は「オフレポート」と銘打っていましたが、かり~視点での、旅行中に撮影した写真を中心とした「旅行レポート」がメインとなっています。実際の旅行の雰囲気などは、ぜひdiscordでpogiさんやたのんさんから色々と聞いていただくとして、本記事は個人的な旅行の感想を記録したものとして読んでいただければ幸いです。(追記部分終わり)
まずそもそもオフの発端から書くと、約半年前(7月くらい?)にpogiさんが「12月頃にまとまった休みが取れるので青春18切符で四国に行く」と言っていたところが始まりでした。さすがに関東から四国へ各駅停車で往復は厳しいだろうという話はしていたのですが、最終的にはpogiさんの奥さんから新幹線の使用許可も出て、その後はたのんさんも交えてdiscordの運営チャットで少しずつ旅行の計画を進めていました。
行き先としてはもともと高松には行く予定だったのと、後は「高松から高知くらいならすぐ往復できるでしょ」という本州民特有の見通しの甘さから高知行きも決定、後は僕(かり~)が個人的に安藤忠雄建築を見るのが好きなこともありずっと行きたかった直島と、それからたのんさんが以前小豆島に興味があるという話をしていたことから小豆島も目的地に加わり、12月10日~13日の4日間旅行することが決まりました。
幸い、三人とも無事にワクチン接種も終わり、緊急事態宣言が出るような状況にはならなかったので、無事に旅行が決行できました。
(本当は8月にもグンマーオフを予定していたのですが、その時は泣く泣く断念していたので、今回無事旅行ができたのは運がよかったです)
※ここからしばらくはソロ旅行の話が続くので0日目としています。合流後から読みたい方は「1日目」の記事に飛んでください。
■オフ0日目(かり~ソロ岡山旅行)
色々あって合流前日の夜から岡山に宿をとっており、幸いにも仕事も一応は片づいたので、前日の朝から岡山にバスで移動して一人で観光してました。
岡山旅行は直前まで予定が決まらなかったのであまり下調べもしていなかったのですが、岡山城が改修中だと現地で知ったので、とりあえず周辺にあった竹久夢二の美術館と後楽園をぶらぶら。
天気がよくて、歩いているだけで気持ちよかったです。
そして午後からは備中松山城。
備中松山城は元から行く予定だったものの、前日夕方までに必要な乗り合いタクシーの予約を忘れたために標高430mまで軽い山登り。
斜面が急で、距離の割に意外と疲れましたが、江戸時代から残る現存十二天守の中で唯一の山城を堪能してきました(それはそれで楽しかった)。
天守を見た後は、下山しつつpogiさんに通話をかけて、旅行中の食事予定を最終確認。そのまま雑談してたらあやうく電車に乗り遅れそうになりましたが、なんとか予定通り倉敷へ移動。
夕暮れ時の倉敷、美観地区。何年ぶりかの再訪ですが、今回は店舗が閉まった時間帯に落ち着いて風景が堪能できて、この時間帯に訪れるのもよいものでした。
(15時閉館の大原美術館に行けなかったのだけが心残り……)
美観地区の入り口近くにある倉敷らーめん升家で煮干し醤油ラーメンを食べて、岡山の宿へ。初日から充実した旅行でした。
■オフ1日目午前(直島ソロ旅行)
翌日も、まだ午前中はソロ旅が続きます。
岡山駅のJR始発(5時49分)に乗って、朝から宇野港のフェリー乗り場へ。
7時20分のフェリーでしたが想像していたより乗船する人も多くて、フェリー自体もかなり立派でした。おそらく通勤に使われているのでしょうね。
いよいよ直島へ。ずーーーっと来たかったところなのでめちゃくちゃテンション上がりました。
直島に来たかった目的は前述の通り、安藤忠雄建築を中心とするアート群がメインだったのですが、夏頃に直島に行かれたかめおさんからゲームSummer Pocketsの聖地でもあることを教えてもらっていました。幸い旅行の準備期間も長かったので事前にゲームクリアするだけの時間もあり、結果的に聖地巡礼という新しい旅の楽しみもできました。
そして直島上陸。
何気ない写真ですが、ゲームに近いアングルで撮ったのできっと既プレイの人にはわかるやつ(少し場所はズレてるかも)。
ゲームと同じアングルの写真はネット上ですでにたくさん上がっていると思うので別に力入れて自分が撮らなくてもとは思いますが、ゲームの場面と同じ空間に来ているという事実にはテンションが上がります。
ついでに夜の港の写真も。
フェリー乗り場の近くには、有名な草間彌生さんの「赤かぼちゃ」があり、少し離れたところには「直島銭湯 I♥湯」もあったので、到着後はそのあたりを軽く散策。
ちなみに合流後、pogiさんが赤かぼちゃの穴から上半身を出してそのまま抜けなくなる事件がありましたが、それはまた後の話。
直島は歩いて回るには少し広いので、レンタサイクルでの観光がメイン。
午前8時から唯一空いてるレンタサイクル(ただし非電動アシスト)のゆうなぎさん店舗前でぼーっと開店待ちをしていたら、近くで車両整理をしてたおっちゃんがわざわざ走ってきて、中のお店の人に声をかけてくれました。直島の人やさしい。
そんなわけでレンタサイクルを手に入れ、まずは港近くにあるSummer Pocketsの聖地巡礼スポット、イワタコンフェクトへ。ゲーム内では駄菓子屋として頻繁に出てくる場所ですね。
ネット上に午前8時開店と情報が出ていたのでお邪魔したところ、まだ開店作業の前だったようなのですが、たいへん快く迎えてくれました。直島の人やさしい。
クッキーセットを購入したところ、イナリ(Summer Pocketsに出てくるキツネ?)のクッキーもおまけでつけてくれたので、後ほど夜食でおいしくいただきました。
そこから自転車で島の中央にある直島ダム(ここもSummer Pocketsのスポット)を抜け、島の南側にある本日の目的地の一つベネッセアートサイトへ。敷地内は自転車が入れないので近くの駐輪所にレンタサイクルを止めて徒歩移動(そもそも傾斜がきついので、電動ではない自転車で入っても大変なだけですが)。
まずは午前8時から開いてるベネッセハウスミュージアムへ。ここは現代アートの作品が多く展示されている、宿泊施設併設のミュージアムです。
普段、そこまで現代アートに関心を持って見ているわけではないのですが、ここは本当に素晴らしかった……!今回は時間の都合上、2周くらい一通り作品を見た後は気に入った作品だけ見返して出ましたが、ここに宿をとってじっくり作品と向き合えたらすごくいいだろうなーと思います。
あくまで個人的な受け止め方ですが、Summer Pocketsともテーマ性が似ていると感じる作品もあるので、そういう意味でもこの機会に来ておいてよかったです。
ミュージアムの建物自体はコンクリート打ちっぱなしのオーソドックスな安藤忠雄建築という印象ですが、作品鑑賞の合間に瀬戸内海が望めるスポットがあったり、メイン作品「100生きて死ね」が設置されている場所の自然光の取り入れ方や贅沢な空間の使い方には特にこだわりを感じました。
ミュージアム近辺には屋外展示もあるので、そのあたりも少し散策しました。下の写真は、地中美術館にも作品のあるウォルター・デ・マリアの「見えて/見えず 知って/知れず」。
それから直島でもっとも有名であろう屋外作品、草間彌生の「南瓜」は台風で破損してしまい補修中で見られませんでしたが、台座だけ残っているのもこれはこれで現代アートっぽさがありました。
さらにもう少し先まで歩くと、SummerPocketsで出てくる琴反地海水浴場。昔はこの辺りで実際にお祭りが行われていたんだとか。
現在は近くに宿泊施設「つつじ荘」があるのですが、コテージの他にモンゴル風のテントにも泊まれるらしいです。それはそれで面白そうでした。
ここから一度来た道を引き返して、李禹煥美術館へ。
ツイートにも書いたように、もともとベネッセアートサイトで一番惹かれたのがこの美術館でした。建物に入ると、絵画作品が並ぶ「出会いの間」から「沈黙の間」「影の間」を経て「瞑想の間」に進むのですが、複数人でわいわい見に行く場所というよりは、一人で落ち着いてじっくり作品と向き合う場所かなと思います。
「石」を中心に置くところは先ほど挙げたウォルター・デ・マリアの作品とも共通しているところであり、加工の仕方が対照的なのが面白いですね。天窓が部屋ごとに少しずつ変化していたり、作品の位置をあえてずらしたりしているところにも細かいこだわりを感じました。
かなり好みの分かれる場所かなと思うので合流前に一人で行きましたが、他に客もおらず、ひとりでじっくり空間を堪能できてよい時間を過ごせました。
ベネッセアートサイトを後にして、島の東側にある弁財天(ここもかめおさんに教えてもらったSummer Pocketsスポット)に立ち寄り、
島の東側、本村地区の町並みを眺めつつ、本日の宿「石井商店 本家」にチェックイン。
ここはSummer Pocketsで実際に主人公たちが寝泊まりしている部屋で、ゲーム未プレイのpogiさんとたのんさんには聖地巡礼に付き合ってもらう形になってしまったのですが、今回まさか泊まれるとは思っていなかったので予約がとれたときはめちゃくちゃ嬉しかったです。pogiさんとたのんさんには本当に感謝してもしきれません。
お二人との合流時間までもう少しだけ時間があったので、宿の近くにあるANDO MUSEUMへ。
中はそれほど広いわけではないですが、直島にある建築物と大阪にある「光の教会」の模型や写真の展示がメインで、元々あった木造家屋とコンクリートの組み合わせが新鮮な建物でした。
そうこうしているうちに待ち合わせの時間となったので、港に戻り、レンタサイクルを一度返却して、合流するためにフェリー乗り場へと向かいました。
→「1日目」の記事へ続く。
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