歌謡タイピング劇場トリセツ


タイパー Advent Calendar 2021の21日目の記事です。
20日目の記事はテルさんの「Sense and Sensation ~タイピングって何? タイピングの何が好き? を考えるためのフレームワーク~」です。
22日目の記事はAnjeraさんの「多分人生で一番タイピングした歳~36歳から始めるカナ入力~」です。

いまさらですが廃人(?)視点から歌謡タイピング劇場紹介したいと思います!未プレイの方へから熟練者の方まで思いつくネタをてけとーに紹介していきますよ。

記事の後ろの方で自己紹介してますので、もきらーって誰やねんと興味ある方は「私はだあれ?」を読んでみてください。


歌謡タイピング劇場とは?

Hangeさまが運営しているタイピングゲームです!
一般的にタイピングゲームというと基本ソロプレイで、複数人でプレイできたとしても対戦形式ですよね。歌謡タイピング劇場はみんなで仲良く(?)タイピングできるスバらしいゲームなのです。

運営が数年更新をサボって新曲を出さなくても(最後に曲が追加されたのは2019/5/24)一定以上のアクティブユーザはいるので、何かしらの魅力があるのでしょう!ハマる人はハマります。この記事を読んで興味を持ってもらえればうれしいですね。

特長

  • 協力型タイピングゲーム
    1~4人で曲の歌詞を協力して打ちます。単純に速く打ち切ればよいわけではなく曲の歌詞の順番通り打ってコンボをつなげる必要があります。

  • 固定文
    打つのは曲の歌詞なので固定文です。固定文ゆえに練習がすぐに成果につながりやすいのがよいところですね。複数人プレイでは、パートが割り振られるので、ある程度のランダム要素はあります。

  • ローマ字入力、かな入力の切り替え
    他のタイピングゲームにはない要素です。打ってる途中でもローマ字入力とかな入力をTABキーひとつで切り替えらます。ひとつのパートをローマ字とかなに分けて打っている猛者もいるとかいないとか…。

  • 一緒に遊べるプレイヤー層の幅が広い
    固定文でひとつひとつのパートはそこまで長くないため、経験がものをいうゲームです。他のタイピングゲームでは速度差がありすぎて全く勝負にならないプレイヤー同士でも割と近いレベルで遊べます。

  • 課金要素
    残念ながら半分以上の曲は有料曲で、TP(タイピングポイント)を購入しないと遊ぶことができません。1プレイ約8円~16円程度ですね。(生々しい)FREE曲もありますので、ひとまずFREE曲で感じをつかんでもらい、おもしろそうなら課金すればよいと思います。


未プレイ・初心者の方向け

未プレイの方向けにゲームのイメージができるように、ゲームプレイまでの流れや、プレイ時の注意点など説明していきますよ。


ロビー選択

ゲームを起動するとロビー選択画面が出てきます。

ロビー選択
  • 自由広場
    基本はここでプレイします。
    何も考えずに自由広場の「自由ロビー2」に入室しましょう。
    なぜ「自由ロビー1」より「自由ロビー2」のほうが人が多いのかって?
    伝統ですね。

  • 初心者広場
    タイプ量「少なめ」(後述)しか選べない広場です。
    タイピングって何ぞや?ぐらいの方向けなので、この記事を見るような方は無視してよいです。初心者広場の特別仕様として、なにも打たなくてもゲームオーバーにならないので歌詞を調べたりするのに使えます。

  • 上級者広場
    自由広場よりもゲームオーバーになりやすい広場です。
    ミスタイプにペナルティがありますが、ゲームクリアのみに影響しスコアに影響しません。上級者広場限定で表示されるランクがあり、主役(後述)を取ったり取られたりすることでランクが上下します。現在は人がいないのでまともにプレイできませんね。
    また、自由広場に比べ、最終取得スコアに1.2倍のボーナスがつきます。自己のハイスコアには影響しないのですが、週間、月間のスコアランキングには影響します。


部屋選択

ロビーに入ると部屋の状況やロビー内のユーザが表示されます。
ここから部屋を作成、もしくは、部屋に参加できます。

ロビー内の様子

おや、6番部屋が空いてそうですね。
お部屋に入る前に以下をチェックしてみましょう。

  • 部屋タイプ(一般 or VIP)
    部屋タイプによりプレイできる曲が異なります。
    青枠で囲まれた部屋は一般部屋で、FREE曲しか遊べません。
    黄枠で囲まれた部屋はVIP部屋で、FREE曲に加え、VIP曲(有料曲)を遊ぶことができます。VIP部屋はVIP曲をすることが多いので、課金する覚悟をしてTP(タイピングポイント)を購入してから入りましょう。

  • サウンドモード
    サウンドモードと書かれた部屋は要注意です。
    一緒にプレイしていた人が一時的な回線落ちや再起動をしている場合など、ロビーから人待ちであることが分かるようにサウンドモードにすることが多いためです。本来は曲だけ聞けるモードなのですが、曲だけ聞いてる人なんているのかな?

サウンドモードの部屋
  • 部屋名
    ホストの方がつけた部屋名が表示されます。
    部屋名を確認してからお邪魔しましょう。

    以下、部屋名のサンプルとイメージです。

    〇順リクコンボ
     順番に曲をリクエストして遊ぶお部屋
    〇ランコン
     ランダム選曲を利用して遊ぶお部屋
    〇かみこん
     ミスに寛容ですよ、エンジョイしよう!というお部屋
    〇「曲名」練習
     特定曲のみ練習したりフル狙いしたりするお部屋
    〇あ×こんぼ
     アイテムを付けたらNG!のお部屋(みなくなりました)
    〇デフォルト部屋名
     よくわかんないです。めんどくさがりかな?
    〇すてこん8000↑
     古の記憶


部屋作成

初めての場合はソロプレイで感触を確かめてみるのもよいと思います。
作成ボタンを押すと、部屋作成画面が出てきますので、プレイ人数1人にして部屋を作成してお試しプレイをしてみましょう。

部屋作成
  • 部屋名
    ソロプレイならデフォルトや空白でOKです。
    複数人プレイなら目的に合った部屋名をつけましょう。

  • 鍵部屋
    お友達のみで遊びたい場合などパスワードをつけることができます。
    知り合いがカギをかけている部屋を突破できたりすると楽しいです^^;

  • 部屋の種類
    作成されるのはVIPルームが多いですね。
    そもそもTPを購入しないと作成できないのでお試しの方は一般ルームでよいでしょう。

  • プレイ人数
    1人もしくは4人が多いと思います。
    ペアで練習したいときなどは2人部屋を作ったりします。

  • タイプ量
    基本は「多め」です。「普通」「少なめ」にすると打つ歌詞の量が減ります。「普通」や「少なめ」は、お遊びプレイで使うぐらいですかね。

  • サウンドモード
    すでに決まったメンツで遊ぶ場合は作成時にサウンドモードにして、他の人が入らないようにすることが多いです。入室してからもモードの切り替えはできます。


曲選択

曲を選択して開始するとゲームが始まります。

曲選択画面(TAIPENモードONで疑似4人プレイできます)
  • Mission
    部屋名隣のmマークをクリックするとMissionを受けることができます。曲やスコアの指定があります。Missionでは、アバターアイテムがもらえることもあるので、興味のある方は進めてみましょう。

Mission詳細
  • サウンドモード
    サウンドモードとプレイモードの切り替えができます。

  • 画面
    画面キャプチャを撮ることができPC内に保存されます。
    高スコアが出たときや、ネタ画像などを撮りつくしましょう。

  • 設定
    BGM、エフェクトの音量が変えられます。
    少しでも快適にプレイするためエフェクトは切っておきましょう。
    アイテムの表示がなくなったり、スコア表示が軽くなります。

オプション設定
  • チャットエリア
    入退室時、プレイ後の挨拶など心がけましょう。

  • 曲選択
    やりたい曲を選択します。曲にフォーカスが当たっていればキーボードで番号入力することで、該当曲を選択できます。
     ex. 003→元気だしていきましょう 
    そのため、順リクコンボでやりたい曲をホストに伝えるときは曲番号で伝えるとスムーズです。

  • アイテム&TP
    装備するとスコアに取得スコアにボーナスがかかるアイテムを購入したり、有料曲をプレイするためのTP(タイピングポイント)を購入できます。

  • 招待
    ロビーで待機している人たちにチャットを送ったり、部屋への招待を送れます。


プレイ画面

ゲーム説明をしてくれる曲がありますので引用します。
すばらしい曲なので、まずはNEWと書いてある「ようこそタイピング劇場へ!」をプレイしてみましょう。(えぇ…)

ようこそ、ここはタイピング劇場だ。
はじめての君に僕らが基本をレクチャーしよう。
まずは自分の色を確認しよう。
自分のアイコンの右上に出ているのが君の担当の色だ。
出てきた担当の色を打ち込むんだ。
おっと、リズムや歌に合わせなくても大丈夫。
真ん中のバーが右のラインにくる前に素早く打ち込むんだ。

「233.ようこそタイピング劇場へ!」の前奏より
プレイ画面イメージ
  • ローマ字・かな切替
    「ローマ字」をクリック、もしくは、ESCボタンを押すことで、ローマ字・かな切替のショートカットキー(TAB)の有効・無効を切り替えられます。

  • 担当パート
    私の担当パートは「赤」なので、4行目の歌詞「うたおうよ」を打つことになります。毎ページ1~4行目のどれかに割り振られます。

  • Tensionゲージ
    このゲージを保った状態で、曲の最後までいけばゲームクリアになります。Tensionゲージは、打ち切ったときの判定により増減します。曲の開始時は12メモリ、最大で30メモリになります。
    上級ロビーでは担当パートで1度でもミスタイプがあると、担当パートを打ち切ったときに2メモリ減ります。

Tensionゲージがなくなるとゲームオーバー!
  • Score
    プレイ中の経過スコアが表示されます。

高得点を目指そう!
  • キャンセル
    ホストのみプレイ中の曲をキャンセルできます。
    フル狙いでコンボが途切れたときなどはキャンセルしてしまうこともあります。キャンセルを好まない人もいるので、キャンセルする場合は事前に部屋のメンバーに話を通しておきましょう。


判定

自分のパートを打ち切ったときの残りゲージ量に応じて判定が出ます。
ゲージの速度は、曲の速さや歌詞の長さに応じて変わります。

緑のゲージがBADになるまでに打ち切ろう!

以下、判定と緑ゲージ範囲のイメージです。

  • PERFECT
    🔳🔲🔲🔲🔲🔲🔲🔲|🔲🔲 Tensionケージ+3

  • GREAT
    🔲🔳🔳🔲🔲🔲🔲🔲|🔲🔲 Tensionゲージ+2

  • GOOD
    🔲🔲🔲🔳🔳🔲🔲🔲|🔲🔲 Tensionゲージ+1

  • OK
    🔲🔲🔲🔲🔲🔳🔳🔳|🔲🔲 Tensionゲージ±0

  • BAD
    🔲🔲🔲🔲🔲🔲🔲🔲|🔳🔳 Tensionゲージ-2
    BADラインを超えて担当パートを打ち切るとBADになります。
    厳密には少しぐらいのライン越えは許容されていそうです。
    結果画面で金のタライが降ってきます。

  • OUT
    🔲🔲🔲🔲🔲🔲🔲🔲|🔲🔲  Tensionゲージ-3 上級ロビーのみ-6
    ゲージ内で担当パートを打ち切れないと銀のタライが降ってきます。
    結果画面でもタライが降るので2度イタイ!


コンボ

歌謡タイピングの協力要素です。
一番の醍醐味でもあり難しいところですね。
他のタイピングゲームのように早く打ち切ればいいわけではないのです。

歌詞の順番どおりにパートを打ち切っていことでコンボになります。
コンボを重ねていくことでスコアボーナスが上がっていくので、途切れないように慎重にプレイしていきましょう。

コンボのイメージ

私は赤パートなので「やん」まで入力して、黄色パートがすべて打ち終わるまで待機します。黄色パートがすべて入力し終わったら「や やーん」を打ち切りましょう。

特に英語曲に多いのですが「やんや やーん」のように歌詞がスペースで区切られている場合は、自分のパートの最初の文節の「やん」で待機しなければいけないことに注意してくださいね。


主役

3人以上でプレイしたときに曲の結果画面で主役が選ばれます。
主役の人はスコアボーナス(最終スコアに対して1.25倍)が加算されます。

今夜の主役!かっこいいデスネ

「48725 * 1.25 = 60906.25」(小数点以下切り捨て)となります。
ちなみに左の2名はスコアアップアイテムをつけているので点数ボーナスが入っています。アイテムについては分からないので本記事では割愛します。

主役が決まる要因は、
 ・歌詞パートを打った数および判定
 ・正確性(ミスタイプの少なさ)
が影響しているようです。


先打ち

歌詞が表示されたらすぐに1行目の歌詞を打ち始めることです!
自分のパートが1行目にくるとは限らないのですが、あらかじめ1行目の歌詞を先打ちすることで高い判定を出すことができ、後続の人たちに素早くバトンをパスできます。
基本のキなので、お作法として必ず覚えて実践してくださいね。

先打ちのイメージ(タイペン君の反射神経がヤバイ^^;)

カモメの水兵さんの最初の歌詞の1行目は「かもめの」です。ページが出た瞬間に全力で「かもめの」を打ち切るように心がけます。
次のページは「しろいぼうし」です。ですので、1ページ目が終わり2ページがでてきた瞬間に「しろいぼうし」を全力で打ちます。

ただ、曲によっては先打ちしてはいけないケースがあります。

全力で先打ちできないケース

春が来たには1行目と3行目が同じフレーズ「はるが」があります。1行目を全力で打ち切ると、3行目の担当パートだった場合2行目を追い越してしまいコンボが途切れてしまいます。

曲の歌詞とページ構成についてはよく確認しましょう。
各曲の歌詞を覚えている猛者もいますが、私は必ず歌詞を見ながらプレイしています。諸事情によりここで公開はできませんが、歌詞サイトがありますので、プレイしている人に聞いて教えてもらいましょう。


エモ

コミュニケーションツールとして、エモ機能があります。
ファンクションキーのF1~F12まで、もしくは、プレイ画面の右下のアイコンをクリックすることでエモが表示されます。

エモ一覧 F1~F12に割り当てられる

エモの出し方ひとつでプレイ中の部屋の雰囲気が変わります。
曲に合わせてエモを出したり、高判定、ナイスリカバリの時に反応したり、うまく使ってください。部屋の空気感によりけりなところもありますが、ものによっては他の人が不快に思うようなものもあるので、周りの人を気遣ったプレイを心がけましょう。

以下、私の使用タイミング、使用感です。
あくまで私の主観なので参考までにドウゾ。

  • F1(うれしい)
    曲中の手持無沙汰なときに^^;
    とりあえず押しときゃいい感じ。

  • F2(手拍子)
    バックの音楽に合わせてタイミングよくパチン。

  • F3(う~ん)
    ひどいカミカミのとき、苦手なパート前など。

  • F4(うんうん)
    よい感じで進んでいるとき、判定落としたけどごまかすときなど。

  • F5(いやいや)
    判定を落としたときなど。

  • F6(ごめん)
    判定を落としたとき、コンボが切れたときなど。

  • F7(かなしい)
    自分のミスでOUTになったとき、コンボが切れたときなど。

  • F8(びっくり)
    スーパープレイ!

  • F9(どんまい)
    他の人がヘンテコなミスしたときなど。
    人によっては煽られてるように感じるようなので要注意エモですね。
    使うにしてもある程度仲がいい人にとどめておきましょうね。

  • F10(おうえん)
    難しいパートの前、高判定が求められる前、判定を落としてごまかすときなど。これも気をつけて使いたいところです。

  • F11(はくしゅ)
    雰囲気うまく打てているとき、ナイスリカバリのときなど。
    私はF11使う頻度がメチャ高いですね。ほめましょう。

  • F12(ポッ)
    恥ずかしいときなど。
    個人的に一番嫌いなエモで、F12押しても出ないようにしているぐらいです。(たぶん同じ感覚の人はあんまりいない)


プレイ済みの方向け

プレイ済みの方向けに役立つ情報、上達する方法のヒントなどを載せていきたいと思います。


かな入力(切替)

日本語パートの場合、ローマ字よりも打鍵数が少ないかな入力が有利(高い判定が出せる)なことが多いです。どうしても高い判定が出したい!とか、タライ落としやすいところをカバーしたい!ときなどは、部分的にでもかな入力してみることをおススメします!

かな入力の人と一緒にプレイしたときに担当パートを一瞬で消していてカッコイイ!というのもありますね。実際に私は最初はローマ字入力でプレイしていましたが、高速かな入力に衝撃を受けて、すぐにかな入力でプレイするようになりました。(もともとそれなりにかな入力打てたのですが…)

文中でのローマ字・かな入力の切り替えは歌謡タイピング劇場の特有の機能ではありますが、せっかくある機能なので有効活用してみましょう。

こんなに
そらをちかくに
かんじて
いるんだ

005 STEP!STEP!!STEP!!!より

「こんなに」はローマ字入力では「connnani」とか「koxnnani」で、同じキーを連続で打たなければいけない打ちにくいワードです。かな入力の場合は「byui」の4文字で打ててしまいます。しかも打ちやすいですね。

どこまでかな入力化するかは慣れ次第ですが「こんなにそらをちかくに」をかな入力化して左シフトキーを押しっぱなしにしながら「BYUICO0ATHI」と入力して1行目と2行目までPERFECT!というのも狙えます。
まずはとっつきやすいフレーズからかな入力化して、かな入力に触れてみるのもよいと思います。

逆に普段かな入力している私ですが、かなで打ちにくいワードはローマ字で打つこともあります。例えば「ふぁい ふぁい」はかな入力とだと「2#e2#e」というシフトが絡む凶悪ワードですが、ローマ字入力なら「fai fai」なので簡単に打ち切れますね。

ただ、切り替えが多ければ多いほどミスの要因にはなりやすいので、常に自分がどの入力方法を行っているかは意識しましょう。


最適化

最適化というのは該当ワードが入力しやすいように運指を変えることです。
例えば「うんぬん」はローマ字入力で「UNNNUNN」ですが、ホームポジションを守るとすべて右手人差し指だけで打つことになります。
「U」を右手中指、「N」を右手人差し指で入力することで右手人差し指だけで入力するよりも速く打つことができます。

歌謡タイピング劇場は、歌詞を打つ性質上、ワードは固定文になります。
固定文なので練習した最適化がすぐに実践しやすく、成果に現れやすい特徴があります。

高判定を出すための最適化は、常用で役に立たないようなヘンテコなものも多いです。長くプレイしている人ほど、高判定を出すために最適化を行っている人が多い印象です。高判定出せるとカッコいいのでしょうがないですね。

自分では考えられないようなスピードで他の人が打ち切っている場合など、運指を聞いてみて取り入れるというのもよいですね。聞いてみると人によって全然取り組み方が違うのもおもしろいところです。

To later
To later
To later

156 ROMAN in the ど~ばぁ~【EX】より

曲によってはラッシュと呼んでいる難しい区間があります。156「ROMAN in the ど~ばぁ~【EX】」のラッシュでは「To later」という短文の3行や2行を、2秒未満という短い間にコンボをつなげていく必要があります。

同じフレーズが3行なので先打ちはできませんし、自分がどの行になるかはランダムなので一瞬の判断で高速に打ち切らなければいけません。通常運指ではとても間に合わない(?)ため工夫が必要です。

私はの運指を紹介します。
運指の説明をするときは、左手小指~右手小指を1~0の数字に割り当てて表現することが多いですね。

T O L A T E R
4 8 9 1 4 2 3
左人 右中 右薬 左子 左人 左薬 左中

できるだけ違う指を使うことがポイントです。自分が打ちやすく、できるだけ早く打ち切れるよういろいろ試しながら工夫をしてみましょう。自分でワードを作れるWeatherTypingTypeLighterで練習するのがおすすめです。


スコア計算

少しマニアックなお話になりますが、
スコアの計算方法をご紹介しましょう。

ベーススコア × 判定係数 × コンボ係数 × ハードコンボ係数(小数点以下切り捨て)の総和
  • ベーススコア
    曲ごとに決まります。
    確認するには4人プレイの動画から点数増加を見るのが一番早いです。

  • 判定係数
    OK:1
    GOOD:3
    GREAT:5
    PERFECT:8

  • コンボ係数(最大値あり)
    歌詞の順番通りに4フレーズ打ち切れたらコンボスタート
    1コンボごとに+0.1
    1コンボなら1.1、2コンボなら1.2、…
    最大値はプレイ人数に依存
    4人プレイ:6.0、3人プレイ:1.5、2人プレイ:1.1

  • ハードコンボ係数
    ハードコンボすれば1.5
    ハードコンボしなければ1

具体例を挙げて、005「STEP!STEP!!STEP!!!」の2p目までのスコアを算出してみます。

ベーススコア:13.889

つよいきもち      PERFECT  13.889 * 8             ≒ 111
ちずをかえてゆく    PERFECT  13.889 * 8             ≒ 111 → 222
わたれないかわに    GREAT    13.889 * 5             ≒  69 → 291
はしをかけるんだ    GREAT    13.889 * 5 * 1.1 * 1.0 ≒  76 → 367

つよいきもち      PERFECT* 13.889 * 8 * 1.2 * 1.5 ≒ 200 → 567
ぼくをかえてゆく    PERFECT  13.889 * 8 * 1.3 * 1.0 ≒ 144 → 711
こんなにつよく     PERFECT  13.889 * 8 * 1.4 * 1.0 ≒ 155 → 866
こぶしをにぎれるんだ  GREAT    13.889 * 5 * 1.5 * 1.0 ≒ 104 → 970

                      *はハードコンボ

スコア計算のイメージできたでしょうか。
曲の後半(4人プレイ時は50コンボ以降)になるほどスコアへの影響が大きくなります。前半にちょっと判定を落としたぐらいでは、全体スコアにあまり影響しません。後半に向けて集中力を高めていくのが重要です。


ハードコンボの難しさ

前行のパートをすべて打ち切ったあとに担当パートを打ち始めるとハードコンボになります。ということはコンボが始まれば1行目は必ずハードコンボになりますね。ハードコンボをすることでボーナス得点が加算されます。

ハードコンボのための待ちイメージ

黄色のパートの「はるが」が消えてから「きた」を打ち切ることでハードコンボになります。「き」を打って待って「た」を打ち切ったとしてもハードコンボにはなりません。

4行目だからといって脳死でハードコンボしていませんか?
ハードコンボは、より点数を高くするための手段です。
ちょっと見つめなおしてみましょう。

ハードコンボのボーナスは×1.5です。
ハードコンボあり/なしでスコアを見比べてみます。

PERFECT*  → 8 * 1.5 = 12
PERFECT   → 8 * 1.0 =  8
GREAT*    → 5 * 1.5 =  7.5
GREAT     → 5 * 1.0 =  5
GOOD*     → 3 * 1.5 =  4.5
GOOD      → 3 * 1.0 =  3
OK*       → 1 * 1.5 =  1.5
OK        → 1 * 1.0 =  1

*はハードコンボ

ハードコンボをすることで上位の判定に近づくことはできますが、上位の判定を超えることはありません。ですので、ハードコンボはハードコンボをしないときと同じ判定が出せるときにチャレンジすべきです。

ハードコンボが有効なケースは、4行目が短いパートの場合や、一瞬で打ち切れるような打ちやすいパートの場合が基本となります。
2~3行目が打ちやすいパートで、かつ、比較的ゲージがゆっくりで、後ろの行の判定に影響を与えない場合も有効ですね。

ハードコンボしない方が良いよなぁとよく思うのは、複数スペースで区切られた最初の文節の場合です。特に英語曲に多いですが、最初の単語をハードコンボした結果、その後の判定を落していたら意味ありませんよね。

結局いろいろ迷ってハードコンボしない判断をしたときよりも、ハードコンボを常にねらった方が結果がよくなるケースもあるので、ハードコンボというだけあって求められる判断はハードですね。


高得点を目指すには?

スコアの理論値は「ハードコンボでPERFECTを出し続けること」です。
高得点を目指すということは、理論値にどこまで近づけるかになります。
ちょっとしたポイントになりそうな部分を紹介したいと思います。

  • 2行目ハードコンボ
    2行目の打ち始め前に1行目を打ち切ることができれば、
    2行目がハードコンボになって1.5倍のスコアになります。
    1行目の人は気合で一瞬で消しましょう。

  • 信用コンボ
    前パートの人がPERFECTで打ち切るだろうと信じて、
    1行目に加えて2行目以降をまとめて打ち切ったり、
    雰囲気で全力で打ち切るテクニック。(高リスク)

あれ、思ったりネタがないぞ…?
思いついたら追記しようと思います。


おすすめ曲

おすすめ曲と難易度をてけとーにピックアップして紹介します!
難易度に関してはゲーム中で設定された難易度ではなく、4人プレイ前提での個人的につけた難易度です。


初心者向け

まずはこのあたりの曲をプレイして感じをつかんでみましょう。

  • (FREE)005「STEP!STEP!!STEP!!!」
    難易度★☆☆☆☆☆☆☆
    ハンゲオリジナル曲!
    初期のころはこればっかりやっていたなぁ。

  • (FREE)090「ダンシング☆サムライ」
    難易度★★★☆☆☆☆☆
    VOCALOID曲も入っていたりします。
    「へぁ」はゲージがめちゃくちゃハヤイので注意。
    1行目の英語で高判定が出せるとカッコイイです。

  • (FREE)114「キセキ」
    難易度★★☆☆☆☆☆☆
    JPOPのカバー曲。


中級者向け

ほどほどの難易度の曲。
フルコンボできるようになっておきたいですね。

  • (FREE)010「兎のダンス」
    難易度★★★★☆☆☆☆
    FREE曲は童謡系が多いです。
    フリー曲の中では早くて難しめです。

  • (VIP)178「ハングリー舞曲大誤算」
    難易度★★★★☆☆☆☆
    クラシック系の曲のアレンジ曲も結構ありますね。
    難所の1行目をうまく打ち切れるかがポイントです。

  • (VIP)227「Evidence of Luv」
    難易度★★★★☆☆☆☆
    KPOPのカバー曲。
    英語の難所がうまく打てるかな。


上級者向け

このあたりの曲をフルコンボできれば上級者を名乗って大丈夫でしょう。

  • (VIP)056「ロンドン橋落ちた(英)」
    難易度★★★★★☆☆☆
    英語のみの曲です。
    歌詞のフレーズは数種類しかありません。後半は難しい!

  • (VIP)198「剣の舞」
    難易度★★★★★★☆☆
    短文、長文ともに難しい箇所があります。
    最後の4行を打ち切れるか!

  • (VIP)221「This is Love」
    難易度★★★★★★☆☆
    SMAPカバー曲。
    中盤のラッシュはかなり難しいです。


超上級者向け

限られた一握りの人たちしかフルコンボできない曲たち…。

  • (VIP)234「くまんばちの滑舌練習」
    難易度★★★★★★★☆
    ずっとはやめのテンポが続いてく曲です。
    2行の歌詞が安定できるようになるまで練習しましょう。

  • (VIP)237「BEAUTIFUL HANGOVER」
    難易度★★★★★★★★
    英語ラッシュの必要打鍵速度がスゴイ。
    1000打/分以上の速度が求められるところもあります。

  • (VIP)249「ルペン四世 ~狙われた黄金のマイク~」
    難易度★★★★★★★★
    難所が多すぎる!
    4人フルしたいですね!


その他TOPIC

その他、役に立つかもしれない情報をお送りします。


みんなでタイピング大会

らふりるさんとraxnさんと協力して毎月1回の頻度でユーザ大会(通称みんタイ)を開いています。ガチでスコアを狙うような大会ではなく、ユーザ同士の交流を目的とした大会です。

参加者を機械的にグルーピングして、2曲ごとにチームを交代しながら計12曲遊びます。リクエスト権争奪のクイズや、普段プレイしないような特殊ルールで遊んだりしています。順位もつきますが、割と運要素が強いですね。
ささやかながら賞金も出しています。

興味を持った方はぜひ遊びにきてくださいな!
次回の第34回みんたいは2022/1/8(土)に開催します。
20:55にロビー6にお集まりください!

第33回の大会紹介用スライドを置いておきます。


回線環境

快適に遊ぶためにはある程度よいネット回線が必要です。少なくとも有線は必要だと思います。回線速度よりもPING値(入力したキーが画面に反映される早さ)が重要です。以下のサイトから回線環境を確認してみましょう。

私の環境でテストした結果です。

回線環境

重要なのはPING値です。PING値が短ければ短いほど快適にプレイすることができます。タイピングに必要な情報をやり取りするぐらいですので、DOWNLOADやUPLOADの速度はそこまで必要ないでしょう。

回線契約やプロバイダを見直したりして有効だったのが、DS-Lite(Dual-Stack Lite)形式での接続でした。
プロバイダはインターリンクでZOOT NATIVEで契約しています。

対応ルータが必要だったりしますので、もし、プロバイダ契約する場合は、よく内容を確認してみてください。

あくまでも私の場合の改善ケースということで、環境がよくなる保証はできませんのでご了承くださいませ。


おわりに

これまで歌謡タイピング劇場をプレイしてきた集大成を残してみました。
だらだらと長いだけとも言いますが!プレイヤー視点で公式の紹介ページよりは役に立つことは書けたような気はしています。

冒頭でも書きましたが、未プレイの方が歌謡タイピング劇場に興味を持っていただけたり、久々にプレイしたいなぁと思ってくれるとうれしいですね。もはやなぜサービス続いているのかもよく分からない謎ゲーのような気もしますが…。

ここまで読まれた方はありがとうございました!
では、歌謡タイピング劇場でお会いしましょう。






私はだあれ?

かなり古くからいるレアキャラ!?ですかね!
進化系統はmogeta→mogenson→もきらーです。
それぞれ軽く紹介してみましょう。


mogetaさん

高校世代の友人の伝手でコミと知り合って、気づいたらタイピングやってたみたいなのがはじまりだったと思います。

PCの相性なのか、なぜかWeatherTypingが50回に1回も起動しなくて、全然対戦できなくてクヤシイ思いをした記憶があります。基本対戦形式は好まないのですが、もしこの頃ちゃんと起動できていれば違った道もあったかもしれませんね。

よくやったタイピングソフトは、ゼロタイ、TypeWell、美佳タイプ、TOD、mp3打、魔王復活阻止ゲーム(?)あたりです。そういえば、第1回毎パソの全国大会に出たこともありましたね。
Web系のゲームでは、今は亡き「チャット早打ち道場」でよく師範と戯れていました。クソ懐かしいですね。

☆夫先生のサイトから拝借したチャット早打ち道場のリンク画像

TypeWell一番やってたのもこの時期ですね。Rから初めてE、O、Kと幅広く手を出しました。最終的にはこんな感じです。All Machineになると言ってから軽く10年は経っている気がします^^;

タイプウェルの記録 All Machineはどこに…

mogensonさん

どうやらHangameでタイピングゲームができるようだと噂を聞いて、HangameのID登録しようとしたらmogetaが取れなかったので仕方なくmogensonになりました。

歌謡タイピング劇場は、β版初日からプレイしていました。90曲ほど出たあたりで諸事情で一時引退状態になりました。この頃が一番廃人プレイしてましたね。ぶっこみ教団が懐かしすぎる。ぶっこみ!ぶっこみ!


もきらーさん

250曲目が出たあたりで復帰!結構長い間離れていました。
しばらくプレイしてなかったのでmogensonさんではなく新しいIDで再開することにしたようです。

ちなみに、名前の由来はmogeのかな入力です。かな入力で打つと「もらきい」です。あまりに芸がないのでちょっとモジって「もきらー」になりました。タイピングのサイトの登録時は「もき」にすることが多いです。

歌謡は未フル曲を消すことを目標にしつつ、エンジョイプレイしています。残りのターゲットは249「ルペン四世 ~狙われた黄金のマイク~」のみ!

ランキングはないので確かめられませんが、さすがに歌謡の4人スコアの総合計はTOPじゃないかな?いろいろな人に助けてもらったおかげですね。



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