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大正時代の銀行を喫茶店に!鳳来館で大正ロマンを楽しもう!

こんにちは!
今回は大正時代に建てられた銀行を再利用した
喫茶店のご紹介です☕️

ここなら「建築よくわからーん!」て方も
雰囲気だけでも楽しんでいただけると思うので
よかったら見て、そして読んでいってください!

ではさっさといきます!



麗しの喫茶店



喫茶「鳳来館」は元は大野銀行の本店として
現在の愛知県新城市に建てられました。

この地域は江戸時代から秋葉神社と鳳来山寺などをつなぐ「秋葉街道」の宿場町として発展。
明治に入り豊橋と別所を結ぶ別所街道が開通、
大正12年には鳳来寺鉄道三河大野駅が開通。
製糸業や林業が主産業だったこともあり人や物が行き交い賑わう地域でした。

そんな近代化していく大正14年に大野銀行は設立されます。
戦後、東海銀行に吸収合併され
豊橋信用金庫大野出張所などに利用されたのち
平成18年に閉館。

翌年の平成19年に現在の喫茶店としてオープンしました。


接客コーナーの仕切りなど銀行時代のまま残されています!

店内を色々撮影したかったんですが
お客さんが多くて断念・・・
人気なんですね☺️

コーヒーを注文するとサイフォンと一緒に出てきます。
カップ&ソーサーは種類がたくさんあって
どんな柄で出されるかはお楽しみです😊

シフォンケーキを注文。
フルーツの飾りがうさぎの親子みたいでかわいい😍

何を隠そう私は友人から
「食事に誘い甲斐が無い」と言われるほどの
偏食なので食レポが出来ません😅
ご了承ください。

でもシフォンケーキ美味しかったです!

店の奥にはこんな席もあります!
銀行時代に貴賓室として使われていた部屋だそうです。

利用したい場合は空いてるか事前に問い合わせた方がいいかもです!

映画でしか見たことない電話機もあります!

他にも金庫室を利用した小さな売店とかあるんですがちょっと人が多くて撮影できず😭


2階を見学


食事を済ませて2階のギャラリーなどを見学。

赤い絨毯が映える直線的でかっこよく美しい階段。

2回は銀行時代に業務室だったスペース。
現在はギャラリーやイベント、披露宴などに利用されてるそうです!

何の部屋だったかは不明ですが
この小さなスペースには大正時代の画家「竹下夢二」の作品が展示されています。


番外編 謎の古民家


鳳来館を出て裏側に回ると小さな元民家があります。

平成24年に発見されたこの建物。
建物自体は明治中頃に建てられたものと考えられています。

間取りが1階と2階に2部屋づつとトイレのみで
台所や居間がなく
しかも各部屋が独立していて誰とも会うことなく出入りできるように造られているのです。
つまりただの民家ではないのです!

資料や当時を知る人もいないので推測でしかないとのことですが
この地域は最初に説明したように
林業や製糸業で発展、道路や鉄道が開通し
人や物資が行き交う賑やかな町でした。

旅館や芝居小屋、料亭なども多くあったでしょう。
商人たちの密談もあったでしょう。
お気に入りの芸者とこっそり会うこともあったでしょう。
政治家の聞かれてはいけない会話もあったでしょう。
あんなことやこんなことあったでしょう。

そんな時に利用された貸スペースだったのではないか?と考えられているそうです。

我こそは「この謎を解いてみせる!じっちゃんの名にかけて!」という方
推理、考察してみてください😊


Information


鳳来館として生まれ変わった元大野銀行と
謎の古民家。
この地域の昔の姿を物語る貴重な建物で
大正浪漫の雰囲気をコーヒー飲みながら感じてみてはいかがでしょう?


ここまで読んでいただきありがとうございます!
また次の記事も読んでもらえると嬉しいです^_^
それでは〜

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