明るい未来の色ガラス「旧小田小学校」
こんにちは!3度の飯よりレトロ建築が好き!ヒトミです。
忍者で有名な三重県伊賀市。上野城の近くの小高い丘の上に和洋折衷の白い建物があります。
こちらが旧小田小学校。「啓迪学校」や「ギヤマン学校」などと呼ばれ人々の希望の象徴でした。
今回はそんな「旧小田小学校」をご紹介します!!
水害の難を逃れて・・・
明治5年、学制が公布された3年後の明治8年に小田学校は創立されました。元あった小田村という場所は不明ですが、水害の多い地域だったので今の上野城近くに村ごと移ってきたそうです。
この校舎はその小田学校の新校舎として明治14年に建てられ、この時に教え導くという意味の「啓迪学校」と呼ばれることになりました。
太鼓楼と呼ばれる屋根の上の塔は中に太鼓が吊るされ合図に使われていたようで洋風建築のシンボルでもありました。ですが、明治末期には無くなっていたため平成に入ってから保存修復工事の際に復元したそうです。
変わらないもの
昭和50年に県の文化財に指定されてから戦前戦後の教育に関する資料館として使われていて、教室の様子も再現されています。
黒板があって足踏みオルガンがあって机と椅子が並んでて・・・と基本的なところは私の時代とあまり変わらず懐かしい感じです。
色ガラスの光
階段で2階へ上がる途中、色ガラスから差し込む光に照らされます。この色ガラスはギヤマンと呼ばれ「ギヤマン学校」として親しまれる要因になりました。
ものすごく近代化を感じます!
こちらはバルコニーに出る窓の所。中から見て初めて色ガラスの存在に気づきます。
当時、最先端だった色ガラスは間違いなく新しい土地で迎える新しい時代の希望だったはず。そんな象徴的な建物で教育を受けられる・・・なんだか当時の子供たちのワクワク感まで伝わってくるような建物でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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