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恋愛経験は必要なのか?

大人になって思うこと

世の中の書物や、年配の人、とにかく世界中には恋愛経験を積め、という言葉が溢れている。

というか、巷ではそういうだろう。

しかし本当にそうなのであろうか?

「わたしは彼で最後だと思ってます、これ以上恋愛は必要ないかな」

先日、若い女の子と世間話をしていたところ、彼女がそんな風に話しているのを聞き、わたし自身もこの頃そう感じているな、と共感したのだった。

私の少ない恋愛経験でも、この頃すごく感じるのは、例えば、ベストなタイミングで、ベストな人と出会う事が出来れば、生涯にひとつの恋で良いのではないだろうか。そもそも合わない人とは付き合う事なんてない。むしろそんなピンポイントの恋愛が素晴らしいと感じる。

この人と合わない場合は、何年居ても、どうやっても合わなくて、この人とずっと居たい、と思う場合はどんな場合でも揺るがないのだ。

傷つくことから逃れろ、と言うわけではない。例えば、無駄だと感じる恋愛だとしても、何かを得ている。相手の様々な面を通して、自分にはどんな人が相応しいのか考え、どんな事をしたら傷つくのか、傷つけてしまうのかを知り、自分自身の良いところ悪いところを客観的に知る。傷つきながらも気がつくことは多いものだ。

私も当たって砕けろタイプで、大人になるまではそのような付き合い方多かった。そういった場合は当たり前に傷つき、早く終わりを迎える。当然自分の本当の気持ちに向き合わずに付き合ったので、納得いく人と付き合える訳がないし、上手くいくはずもない。

何が必要かというと、とことん自分と自問自答しながら本当に見出していった「好き」なのか?と言う事だ。そういった場合の「好き」は大切に出来る、簡単に捨てる事は出来ないのだ。つまり、自分自身と向き合いながら、向き合える相手に出会えたなら、恋愛経験なんて積まなくても男女としての経験は積めるのだし、ふたり一緒に成長したり、夢を持ったり、展望を抱く事が出来るのだ。

大切なのは経験や人数なんかではないのだ。磨くべきは自分自身であり、そんな自分を大切にしてくれる人を見つけ出せるハートに澄んだ目だ。

そんな風に思う。


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