【優しすぎるメイン】里芋のグラタン
こんな優しいおかずを出してくれる人がいたらきっと好きになってしまう、そんなグラタン
料理はその人を映します。またその時の心情も移すと感じています。優しい気持ちのときはふんわりと優しい料理が作りたくなる。逆に優しい気持ちになりたいから、あえて優しい、シンプルな料理を作ってみても良いかもしれません。
ほっこりとするかぼちゃやさつまいもが優しそうですが、私的には里芋が優しいです。洗うのも皮を剥くのも面倒くさいという取り扱いにくさが、自分ともリンクします。里芋のように一度懐に入ればとっても優しいそんな人であれたらと思っています。
このレシピは味付けはたった小さじ1の塩麹のみ。もちろん塩でも大丈夫です。(塩の場合は1、2gでしょうか)あとはお好みのチーズをどっさり入れてください。今回は手に入れやすいピザ用チーズとカマンベールチーズを使いましたが、自由に。優しさのなかにひとクセあるブルーチーズを入れても面白いですよ。
私はこんなグラタンを作ってくれる人がいたら、おそらく一瞬で恋に落ちてしまうでしょう。
レシピのポイント
里芋の周囲にぐるりと切れ込みを入れる
すべての里芋が柔らかくなっているかチェック
里芋の周囲にぐるりと切れ込みを入れる
里芋は皮剥きがとにかく面倒。ねちょねちょしてやりにくいです。先に剥くか、火を通してから剥くかの好みもあります。
しっかり洗った後に乾かしてから皮を剥くのもおすすめ。ねちょねちょしにくく、扱いやすいです。でも、中央にぐるりと切れ込みを一周入れて、皮ごと蒸したり、レンチンしたりすればちゅるんと皮が剥けます。ただし、冷めると剥きにくくなるので、ある程度アチアチ言いながら剥かないとダメかもしれません。あとはたまにうまく剥けないものがあったりして、結局ねちょねちょになってしまったり・・・。
どちらの方法でも良いですが、私は個人的には皮ごと火を通すことのほうが多いです。皮ごと熱したほうが皮の香りが本体にも移って豊かな味わいになる気がするからです。でも多分誤差ですし、食べ比べてもわからないかもしれません。それでも気持ちは大事です。自分の気持ちが納得のいく方法で作ってくださいね。
そしてある程度、「どうせぬめるんでしょ?」と思っておいたほうが心に余裕が生まれるかもしれません。
すべての里芋が柔らかくなっているかチェック
あえて手間をかけようとレンチンではなく、蒸し器を引っ張り出しました。ほくほくと蒸し上がって心躍り、一番大きな里芋で火の通り具合をチェックし、皮剥きを始めました。ところが、小さな里芋がまだ硬い。そんなことがありました。
そうなると気持ちが萎えてしまい、追加加熱はレンチンでしてしまいました。これは割と悲しいです。おそらくこの分量だと里芋10個程度だと思うので、すべての芋にぷすぷすとリズミカルに爪楊枝を刺して火の通りを確かめてみてください。せっかく手間をかけるのですから、安全側でいきましょう。面倒がらず、あくまで穏やかな気持ちで。
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