![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122333417/rectangle_large_type_2_ee58d8337c69161a200d31f94b7b40c4.jpg?width=800)
【優しすぎるメイン】里芋のグラタン
ここのところ、無性に強飯ではなくて、優しい薄味のおかずやご飯に惹かれています。良くも悪くも刺激的な料理は刺激的。口に辛みが残ったり、喉が渇いたりしにくいおかず、朝昼夜問わず食べられるようなおかずを作りたいと思って、スーパーシンプルなグラタンを作ってみました。
里芋を使うのは、さつまいもだと味が強いし、じゃがいもはなんとなく気分じゃなかったから。それに里芋特有のねっとりした感じが薄味を補ってくれ、満足感がアップする気がします。洗うのと皮剥きが面倒ですが、超シンプルな料理を丁寧に作るのもなんだか気持ちが良いものです。疲れ果てた平日ではなく、お休みの日や時間や心に余裕がある時に作ってみてはいかがでしょうか?
こんな優しいおかずを出してくれる人がいたらきっと好きになってしまう、そんなグラタン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122332851/picture_pc_4d4b88c4abdc7eba8fb66d2439df3d85.jpg?width=1200)
料理はその人を映します。またその時の心情も移すと感じています。優しい気持ちのときはふんわりと優しい料理が作りたくなる。逆に優しい気持ちになりたいから、あえて優しい、シンプルな料理を作ってみても良いかもしれません。
ほっこりとするかぼちゃやさつまいもが優しそうですが、私的には里芋が優しいです。洗うのも皮を剥くのも面倒くさいという取り扱いにくさが、自分ともリンクします。里芋のように一度懐に入ればとっても優しいそんな人であれたらと思っています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122332899/picture_pc_ef40f3c2db047d891be5ad742617dc8a.jpg?width=1200)
このレシピは味付けはたった小さじ1の塩麹のみ。もちろん塩でも大丈夫です。(塩の場合は1、2gでしょうか)あとはお好みのチーズをどっさり入れてください。今回は手に入れやすいピザ用チーズとカマンベールチーズを使いましたが、自由に。優しさのなかにひとクセあるブルーチーズを入れても面白いですよ。
私はこんなグラタンを作ってくれる人がいたら、おそらく一瞬で恋に落ちてしまうでしょう。
材料(3〜4人分)
里芋 約300g(皮を剥いた状態で計ってください)
牛乳 70mL
塩麹 小さじ1
ピザ用チーズ 適量
カマンベールチーズ 1ホール
チーズはお好みのものを用意してください。食べてる時に思いましたが、メープルシロップやはちみつをかけてもおいしそうです。
作り方
1 里芋をしっかり洗う
2 里芋の周囲にぐるりと浅い切れ込みを入れる
3 蒸し器で蒸すかレンチン
(蒸し器だと25分くらいでしょうか。レンチンは600Wで5分くらいから様子をみてください。(水をひとまわししておくと良いです))
4 爪楊枝がスッと刺さるようになれば、皮を剥く
※冷めると剥きにくくなりますが、くれぐれもやけどに注意
5 皮を剥いた里芋をすりこぎなどで潰し、牛乳、塩麹を入れてなめらかになるようにのばす
※固形が残っていても全然OKです。むしろおいしい!
6 耐熱皿に5を移し、中央に窪みを作ってカマンベールをおく
7 カマンベールのまわりにピザ用チーズを満遍なくのせる
8 トースターの一番高い温度で焼く(240℃くらいでしょうか?)
※チーズにお好みの焼き色がつけばOKです
レシピのポイント
里芋の周囲にぐるりと切れ込みを入れる
すべての里芋が柔らかくなっているかチェック
里芋の周囲にぐるりと切れ込みを入れる
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122332919/picture_pc_109fa244de8fe1b4b854a3247d6470c4.jpg?width=1200)
里芋は皮剥きがとにかく面倒。ねちょねちょしてやりにくいです。先に剥くか、火を通してから剥くかの好みもあります。
しっかり洗った後に乾かしてから皮を剥くのもおすすめ。ねちょねちょしにくく、扱いやすいです。でも、中央にぐるりと切れ込みを一周入れて、皮ごと蒸したり、レンチンしたりすればちゅるんと皮が剥けます。ただし、冷めると剥きにくくなるので、ある程度アチアチ言いながら剥かないとダメかもしれません。あとはたまにうまく剥けないものがあったりして、結局ねちょねちょになってしまったり・・・。
どちらの方法でも良いですが、私は個人的には皮ごと火を通すことのほうが多いです。皮ごと熱したほうが皮の香りが本体にも移って豊かな味わいになる気がするからです。でも多分誤差ですし、食べ比べてもわからないかもしれません。それでも気持ちは大事です。自分の気持ちが納得のいく方法で作ってくださいね。
そしてある程度、「どうせぬめるんでしょ?」と思っておいたほうが心に余裕が生まれるかもしれません。
すべての里芋が柔らかくなっているかチェック
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122332945/picture_pc_f81d186c92ee85f5418c5f8bf67af180.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122332990/picture_pc_2f5995c8bb1786b111a096a89186f8bb.jpg?width=1200)
あえて手間をかけようとレンチンではなく、蒸し器を引っ張り出しました。ほくほくと蒸し上がって心躍り、一番大きな里芋で火の通り具合をチェックし、皮剥きを始めました。ところが、小さな里芋がまだ硬い。そんなことがありました。
そうなると気持ちが萎えてしまい、追加加熱はレンチンでしてしまいました。これは割と悲しいです。おそらくこの分量だと里芋10個程度だと思うので、すべての芋にぷすぷすとリズミカルに爪楊枝を刺して火の通りを確かめてみてください。せっかく手間をかけるのですから、安全側でいきましょう。面倒がらず、あくまで穏やかな気持ちで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?