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なぜIKEAはThis ablesを作れたのか?目的と手段の違い

こんにちは、(ほぼ)無職のタナカさんです。

無職じゃまずいだろっ!!ってことで
今はセルフベーシックインカム(早い話が貯金の切り崩し)と
フリーで動画編集をしています。

そして実労働以外で収入を得ようと考え始めています。

今回は、目的と手段は違うよ、っていうお話です。

この記事を読んでほしい人
✅継続しているけど結果が見えていない人
✅目的と手段の説明が出来ないっていう人

▼「ThisAbles」を知っていますか?

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IKEA Israel(イスラエル)と非営利団体との協同プロジェクト。
イケヤの家具を「ユニバーサルデザイン」に出来る、
というプロジェクトです。

時間があればこの動画を見てください。

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この動画に出てくるエルダーさんは、
脳性麻痺のために手足の動きに制限があります。

身の回りのことは自分で出来ますが、
従来の家具では不便さを感じていました。

◆スイッチの面積を広くし押しやすい様にする「MEGA SWITCH」
◆戸棚の扉を肘で開けられるようにする「EASY HANDLE」

といった【アタッチメント】をIKEAの家具に
取り付けたところ、
簡単にスイッチを押したり
扉を開閉できるようになりました。とさ。
という動画です。

動画のアタッチメント以外にも、
全部で13種類のアタッチメントがあります。

このアタッチメントの設計図を
ThisAblesサイト内で「無料配布」。

この設計図を元に3Dプリンターを使って
アタッチメントを作れば
簡単・リーズナブルに
「ユニバーサルデザイン家具」が作れるんです。

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3Dプリンターというと「工業用」のイメージがありますが、
今は割と手軽な金額で使えることができます。


これを知った時に「ほぉ~!」と思いました。
最強のWin-Winの関係やん。ということです。

IKEAの家具をユニバーサルデザインに出来る設計図を無料配布
(IKEAの宣伝)

もともとのユニバーサルデザインの家具を買うより十分安い
(ユーザーのメリット)

IKEAの家具の売り上げが上がる
(IKEAのメリット)

ThisAblesを使ったユーザーが他の人に口コミする
(IKEAの宣伝)

まぁWin-WInといっても結局おいしいところはIKEA何ですけどね。
でもユーザー側は「IKEAの家具を買わせやがって!」とはなりませんよね。

▼で?

あ~そうそう目的と手段の話でしたよね。

なぜこの「ThisAbles」が生まれたか?という所です。
それはIKEAのビジネス理念に関係があります。
IKEAのビジネス理念って知っていますか?

より快適な毎日を、より多くの方々に

です。つまり

動画のエルダーさんの様に「ちょっとした不便な毎日」を

より快適な毎日

健常者と言われる人だけでなく
動画のエルダーさんの様な方も含めた

より多くの方々に

ということです。

例えば
「売り上げを出そう!利益を出そう!」が「目的」
なら
もっと宣伝しよう!
安く作って高く売ろう!
安い原材料の会社を探せ!

つまり「ThisAbles」は絶対出てこない「手段」ですよね。

仮に「ThisAbles」という手段を選んだとしても
その設計図は確実に「有料」になるはずです。

そこを「無料」にした理由は、もちのろん!

より快適な毎日を、より多くの方々に

この目的がお金が原因(IKEA側の都合)で
果たされないのは間違っている

というIKEAのビジネス理論(目的)があったからです。

「ThisAbles」が生まれた理由
IKEAのビジネス理論(目的)がしっかりしていたから

▼目的達成には手段は大事…?

何かを始める時

目標を達成する為 ある手段を使って
その目的を達成する

これを考えます。
それは正しいことです。
それが、だんだん「手段」だけに
フォーカスされていることってありませんか?

ダイエットの為にランニング


いつの間にか
「ランニングをする」こと自体が目的に

なぜそうなるかというと…

手段(ランニング)をすると

目的(ダイエット)達成


手段を徹底する

手段にフォーカスしすぎると
手段が目的になってしまう、ということです。

これって大きな落とし穴があるんです。

手段に固執してしまう

ダイエットの為にランニングするのは
あくまで「1つの」手段なんです。

ランニング(手段)だけに固執していると
他の方法が見えなくなるんです。

「ダイエット」は
他の手段でも可能という事です。

私の話をしますね。
私自身、10年くらい朝からランニングしていましたが、
痩せることはありませんでした。

しかも、ランニングをやりすぎて
ヒザやら足やら故障しまくりました。

その時にお世話になった接骨院の先生に、
「筋トレしましょう!タナカさん!筋トレっ!ねっ!」と
すんごい圧で言われました。

適当に半年やっていたら、
久々に会った人に
「あんたシュッとしたなぁ(大阪弁で痩せたという意味)」
と言われ、
これまでの10年なんやってん…と思いました。

で実際、
ランニングは脂肪より筋肉が消費されるという論文があったり。
老化に繋がるという論文があったり。

走ると酸素を多く体内に取り込むので、
それに伴って活性酸素がうんちゃらかんちゃら…
というものです。

詳しくはDaigoさんがこの動画で言ってるのでそっちを見てね。

話は戻って、

目的達成の為の手段は一つではない。

ということです。
つまり、10年ランニングするより、
半年、筋トレした方が
目的の達成が早かったということです。

目的→「痩せる」
▶試行錯誤ができて、短期間で効果が得られる
方法を探せていた
目的→「ランニング」
▶走ることが目的になっていたので、
試行錯誤をしなかった

(でも朝のランニングは超気持ち良いです。)

目的がしっかりしていると
固執することなく
手段を考える工夫をする
達成が早くなる

ということです。
まぁランニングが合う人や筋トレがダメな人もいるので、
そこも「手段に固執」せず試行錯誤していきましょう。

▼まとめ

海外の企業って本当に「理念」がすごくしっかりしています。

日本の様な「理念=キャッチフレーズ」みたいなものが少ないです。

だからこそ、目的と手段が混ざることが無いんですよね。
またその事例も紹介できればなぁと考えています。

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