東京オリンピック、どうしたら開催できるか考えてみた。

残念ながら2020年東京オリンピックは2021年に延期となっているのは周知の事実。しかし、2021年の開催も危ういというのは多くの国民は思っているはず。もはや、大会組織員会の森さんや橋本さんも楽観視していないだろう。いま「オリンピック賛成!!」なんて渋谷の真ん中で大声を上げようもんなら、「非国民!!日本から出ていけ!!」と言われそうなご時世。そんな、大勢の冷たい視線を浴びるやもしれない状況ですが、じゃあ逆にどうすればオリンピックを開催できるのかザックリ考えてみた。

プレイベント:聖火リレーは当然中止。各県庁に聖火を飾るくらいで丁度よい。その他、選手との交流会などプレイベントは残念ながら中止です。

開会式:一番盛り上がる大事なイベントですが、規模縮小はやむをえません。ペンライトを使って観客と一体型のプログラムなんか昨今のオリンピックでは見られましたが、それは無理でしょう。ですが、ここはひとつ人力に区切りをつけて、プロジェクションマッピングや5Gを使った近未来的な日本のデジタル技術を駆使し世界に度肝を抜かせるようなプログラムを作ってみてください。時間が足りないのが難点ですが、やればできるの精神です。で、選手入場も当然無理です。なので、騎手だけ入場しあとはそれぞれの国からリモート入場するなどし、一体感を演出するのはいかがでしょうか。オリンピック旗掲揚、主賓挨拶、選手宣誓、聖火点灯くらいであれば十分できると思います。無観客でもきっと大丈夫です!

選手:基本的に選手村を使用しますが、絶対に選手村から出ないことにします。参加基準としてお国で必ずPCRを受けて陰性であることを確認してから入国する。羽田(もしくは成田)についたら再度PCRを行い、専用バスでコロナ対応のホテルで2週間缶詰。ただし、ホテルにはトレーニング施設を付属させておくべきです。なので、箱根や千葉のリゾートホテルくらいがいいかも。そして、万が一発熱や呼吸器症状や体調不良があれば、金メダル候補であっても出場禁止し強制帰国とします。2週間問題なければ、選手村入村を許可しますが、あくまでも自室メインで過ごしてもらう。そして、競技の際は専用バスで粛々と会場入りし、終了したら帰る。予選で終わった選手は観光せずに速攻帰国する。

競技:競技数が多すぎるので、涙を呑んで減らしましょう。日程的にも、オリンピックを安全に運営するためには、現状の日程感覚では無理があります。歴史の浅い競技は身を引くべきでしょう。となると当然野球やソフトボールやボルダリングやサーフィンなどになってきます。日本人に有利とか言ってられません。陸上、競泳、柔道、体操、などなども、種目数や階級を減らす努力が必要でしょう。公平を期してくじ引きでもいいと思います。もちろんあぶれる選手が出てくる訳ですが、涙をのんで納得してもらいましょう。

観客:無観客が望ましいですが、そうも言ってられない。ただし、海外からの観客は今の状況であれば受け入れられないでしょう。これはお互い残念なことですが、日本を守るために許してもらわないとなりません。もちろんコーチや競技団体の責任者や関係者は厳しいコロナチェックを受けて頂くことで問題ないと思いますが、海外からの観客は今まで以上テレビで観戦してください。新しい楽しみ方ができるような気もします。そのかわり、日本人あるいは1年以上日本在住の外国人であればコロナ対策およびソーシャルディスタンスをとった状態で観戦は可能にします。もちろん、これはオリンピック期間に第2波、第3波が来ないというのが大前提です。

マスコミ:メディアの人間もメディア村(仮称)に入村し、競技のみ伝える。行動範囲はメディア村と競技会場の往復のみ。金メダルとっても渋谷で街頭インタビューはしない。そして決して夜の街に行かない。報道の自由はないと覚悟しましょう。

まとめると、競技数を減らし日程的に余裕をもつ、選手・観客・メディアは徹底したコロナ対策のもと競技に関わる、これくらいできる覚悟が無ければ、オリンピックは日本にとって危険極まりないバイオテロイベントになるでしょう。僕はオリンピックには賛成です。是非東京オリンピックを見てみたい。関係各位の創意工夫を期待します。